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『ネズミの涙』稽古場日誌(1月27日) 萩京子

作曲が上がりました。えっ?今頃?と思われる方も多いことと思います。こういうものだ、これでいいのだ、と思っているわけではないのですが、新作の場合、どうしても稽古と作曲が同時進行になってしまいます。
今回は鄭作品でありダブルキャストであり、稽古期間が少し短い等、三重苦のなか、作曲者としては、持てるちからを出し尽くし、台本完成から約40日で182ページの楽譜を書きました。私は今だに手書きなもので、鉛筆ダコができて、指が曲がって来ましたよ!稽古場日誌紙上で、この作品のすさまじさは、すでに伝わっているかと思いますが、ホントになかなか大変な作品です。
私は今日終曲の楽譜を携えて稽古場にやって来ました。そして4場と5場の稽古を見ました。すごいことになっていました。私はこれを掟破りと呼ばせていただきます(笑)
いろいろな意味で掟破りが行われているんですが、すべて、公演当日のお楽しみってことで・・・。
稽古が終わってから、みんなで作曲完成を祝いました。これから初日に向けて、稽古はどんどんハードになることと思います。私は久しぶりのシャバ(!)で、刺激の強い稽古を見て、頭クラクラ、しかし、うれしいほろ酔い気分で帰宅しました。明日からは、音楽監督として、稽古場に張り付きます!

萩京子

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