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ネズミ組 in 鹿児島県鹿児島市『鹿児島市民文化ホール』(10月24日、25日):齊藤路都

津山商業高校の公演の後、広島へ移動。広島から九州・鹿児島へ向かいました。
さて、世の中は台風27号が迫ってきておりまして、私たちネズミ組は台風に向かって旅をしていたというわけです。
「無事に九州まで行けるのか?」「台風が直撃したら?公演できるのか?」いろんな不安が渦巻く中、元気に出発。それでも海を越えるというのは、さすがに「旅をしてきた」と思わせるものがあります。


サービスエリアでかわいい猫ちゃんを発見。こんにちは。ちゃみとさとみさんにナゼナゼしてもらって満足そう。
曇天の中、ビュンビュン車を走らせて走らせてもまだ着かない長い長い旅でした。


さて、鹿児島での最初の公演は鹿児島高校主催の公演。


仕込みの間を縫ってちゃみが何か作業していました。


トラックに貼っている[ネズミの涙]ポスターの手直し。

鹿児島高校の生徒さんは、客席からお湯が沸くようにウケていました。
そして、終演後には放送部の生徒さんからすてきな感想を、一年生の女の子が代表でとても大きくきれいなお花をくださいました。ありがとうございます。

鹿児島での二日目の公演は、ラ・サール中学、ラ・サール高校主催の公演。
先生とお話ししたときに「こんにゃく座さんとは20年くらい前に観た“白墨の輪”以来です」と言われました。白墨の輪とは、また大きく違う[ネズミの涙]は、どんな感想を持ってくれるかしら?


ココでピアニストさんが榊原紀保子さんに交代。

実は私、ラ・サール学園は男子校ということを知らずにおりました。開場した光景をモニターで見ていて、初めて知りました。
男子校の公演は、この座組では初めての気がします。一学期には、女子校(渋川女子高校)で公演したことがありました。女子校や男子校は、共学の学校の公演とはまた違う反応があって、おもしろいものです。特に笑いの渦の大きさは、こちらが吃驚するときがあります。
そんなわけでして、ラ・サール学園の反応も、三場の洗濯物のシーン、四場の結婚式のシーンでは、「おおっ!!」というような歓声が上がったり、あちこちで拍手喝采が起こるというなんとも新鮮な反応でした。


さてさて、この二日間、私たち「ネズミ組」の心にずっと垂れ込めていたのは、台風のことでしたが、奇跡のように、その影響を受けることはありませんでした。ホテルに帰った頃ザッと雨が降ったり、黒々とした雲が空を覆ったこともありましたが、公演に関わる時間帯には雨も止まり、寒くも暑すぎることもなかったのです。
それもこれも「ネズミ組」の日頃の行いの良さでしょう。




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