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ネズミ組 稽古場日誌(6月22日):大久保哲

旅を目前に控えたネズミ組は短縮版の確認を中心とした、おさらい稽古を致しました。

通しの時に撮った写真を少しご紹介します。



まずこちらは天竺一座の十八番「西遊記」より「白馬になった龍の件」です。
孫悟空と三蔵法師に置き去りにされた馬が、今にも龍に呑み込まれるというスリリングな瞬間です。



こちらは、戦争で深手を負ったチタンの手当てをしながら、おっかぁのスズが引き止めようとするシーンです。
戦争を前にどうすることもできない、家族それぞれの思いがひしひしと伝わって涙なしには見れないシーンです。



こちらは、マンガンが神様に祈りを捧げるシーンです。
この時にマンガンが言う「わたしらは祈るほかあるまい」というセリフはほとんど他人事には聞こえず、少しでも情勢が傾いたら……と身の引き締まる思いがします。

通し稽古の後にダメ出しを聞き、舞台装置を解体して道具達を2台の4tトラックに分けて積み込みました。そしてその後に……



新しい地絣を使う準備をしました!
地絣というのは「じがすり」と読みまして、舞台の床に敷く厚手の布の事です。(舞台をテーブルに例えると、テーブルクロスのような?ものです。)
これを敷くことで現場の床が何色でも毎回同じ世界観を作る事ができます。
道具を置く目印「バミリ」も一度貼ればそのまま使い回せるのでテープの節約にもなっています。

準備を万端に整えた、こんにゃく一座の旅芸ネズミ達の今年の旅が始まります!
ご期待ください!


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