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オペラ『イヌの仇討 あるいは吉良の決断』稽古場日誌(8月18日):熊谷みさと

晴れ渡る空とすり抜けていく風が秋の気配ですね。
なんだか胸がきゅっとなります。


そんな今日は、ファンクラブの方々が稽古見学にいらっしゃる日!

朝からラッキーガラナでエネルギーを注入



こちらはスムージーですね。健康的。



これは…何でしょうね……



稽古はぐいぐいと進みます。
今日は両組最後のシーンまでいかねばならぬのです!


緊迫した場面ですが、演出の上村さんが絶妙な言葉をチョイスして伝えてくださるので、すべき事もわかりやすく、稽古が楽しいです。
時々見本をやってくださる身振り手振りが面白くて、私などは「わあー、そのとおりやりたい!けど難しい!」と唸ったり捩れたりしています。



大変に申し遅れましたが、わたくしは今回、い組で「お犬さま付女中・おしの」を演じます熊谷みさとです。

お犬さま付女中は「おしん」と「おしの」の2人組なのですが、い組とろ組があるので合わせて4人おりまして、い組おしん役の齊藤路都さんは特別に目のぱっちりした人ですが、あとの3人…ろ組おしの・小林ゆず子さん、ろ組おしん・飯野薫さん、そして私は顔立ちも背格好もなんとなく似ているもので、稽古場でも誰が誰やらわからなくなりがちです。
「途中で入れ替わっても大丈夫だよねー!」などと話しつつ、見に来てくださる方々に自分をわかっていただけるかそこはかとない不安も抱えつつ、精進して参ります。よろしくお願いします。




稽古後、Aスタジオでは舞台監督大垣さんのご指導で、足場を組む作業が行われていました。

大垣さんは装置のことだけでなく筋トレのやり方なども教えてくださるのでとても楽しいです。
個人的余談ですみません。


さて、


パイプも運んで


できたぜ!


装置もなるべく劇場に近付けて、稽古しやすくなってゆきます。ありがとうございます。



小道具の工夫もできたぜ!



一方その頃、女子更衣室では齊藤さんに浴衣の畳み方を教わるゆず子さんの姿




そしてBスタジオは宴会場となっていました。イヌの仇討親睦会。


大所帯です。賑やか!

前夜に代表から全体メールがまわり、朝来たら既に事務所のお台所で相原お三さまがとても良い匂いを漂わせてくれていました。梅村お吟さまや衣裳部や制作のひとたちも腕をふるってくれたそうで、今日いらしたファンクラブの方々からの贈り物もあり、山盛りのごちそうが並んでいます。

明日はお休み。宴は夜遅くまで続きました。
9月まで、みんなで力を合わせて頑張ります!
どうぞよろしくお願いいたします!!







おまけ


余談ですが、、私はこれまでの人生のうちであまり和服を着て動くということをしてこなかったもので、慌てて今回の稽古のために、着て暴れても大丈夫なものを、との思いで浴衣のようなものを作りました。


鯨柄です。

無知な私は作ってみてから気付いたのですが、和服…というか反物?には、柄の上下というものがないのですね。上下があると袖の上や肩の部分を縫い合わせねばならず、襟を抜いて着る、というようなことが少し妙な形になってしまうのだと後になってわかりました。
色々なことが考えられていて、機能的で、和服って素晴らしいな!!と改めて日本の技術に感服いたしました。

美しいものを美しく着られるよう、精進してゆきます。



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