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オペラ『イヌの仇討 あるいは吉良の決断』稽古場日誌(8月23日):忠地あずみ

こんにゃく座は、衣裳部や演出部も皆、歌役者たちが担います。
表だって、裏だって、いつだって全力なのです。

そして、本日は衣裳合わせ。
衣裳部にとって一番大変な1日です。


衣裳部のお三人!(高岡由季、鈴木裕加、川中裕子)


男子楽屋の一部が衣裳作業部屋となっていて、普段はここでコツコツと作業をしてます。

仕分けされた布たちのケースが壁一面に積み上がってます。
整理整頓、素晴らしいですね!



作り物リストが壁に貼られてます。



「まげ」「まげ」「つけ毛」「つけ毛」「頭巾」、やたら頭まわりのものが多いです。
和物ですから、頭をどうするかは、悩みどころ。
総鬘とはいかないので~、出演が決まってからは、男子も女子もこの猛暑でも「髪切るな」の指令でキープしてきた地毛と、創作毛と工夫とアイデアを駆使するのです。
特に女優陣は、皆自分でいろいろ試し作って改良していきます。


そして、Bスタジオは衣裳着替え場に。ブルーシートを敷いて、それぞれの役毎に衣裳がかけられるように、パイプを仮設し、小物類はカゴにまとめられています。



衣裳合わせ前はこんなに整理整頓されてますが、そのうちここは大変にごった返します。


衣裳デザインの宮本さんと松竹衣裳の中司さんもいらっしゃって、出演者たちに衣裳を着せていきます。
腰紐の結び方、位置、留め方、見えない部分からきちんと着ていく方法を教えていただきます。
まだ本番までもう少し時間がありますからね、舞台で暴れてもきちんと着物が着られているようになりますね、きっと!



みんな揃ったところで、Aスタジオで演出の上村さん、衣裳デザインの宮本さんに見てもらい、チェックしていただきます。

い組、ろ組、同じ役同じ衣裳なのにそれぞれの印象が違って面白い!!

舞台の上で照明が入ると、また衣裳もグンと映えます。
本番をどうぞお楽しみにー!

忠地あずみ






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