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オペラ『イヌの仇討 あるいは吉良の決断』稽古場日誌(8月30日):大久保哲

本日は「ろ組」の初通しでした!

いままで1幕2幕それぞれに通してみたことはありましたが、1幕、15分休憩そして2幕と本番同様の流れで通したのは今日が初めて!

いつも以上に気を引き締めて、通し稽古に臨みました。



ろ組の近習三人衆です。
口を揃えてなにかを訴えています。
それを静かに聞いているのはお三さま。
いったい何を訴えているのでしょうか。



砥石小僧新助も、何かを主張しているようです。
吉良家の人々はそれに注目しています。
盗っ人新助の話は助け舟か、それとも罠か、どちらでしょう。



なにやら嬉しそうな様子の吉良家一同。
どんな良いことがあったのでしょうか。
治部とおしのは息ぴったりに喜んでいるように見えます。



そして、正面を見据える上野介と、同様に前を見据える吉良家の家臣たち。
お犬さまを抱えた新助。
彼らの視線の先には、何があるのでしょうか。


仇討がなされるまでの僅かな時間に、吉良上野介とその家臣、くわえて一人の盗っ人の喜怒哀楽が詰まっています!
その凝縮された密室での時間を見に、是非とも吉祥寺シアターまで足をお運びくださいませ!!


い組 大須賀治部右衛門役 大久保哲

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