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オペラ『遠野物語』稽古場日誌(1月30日):大石哲史

ここ連日、稽古場に来る前にスーパーに寄ってある食物を買う。5枚くらい買う。稽古の始まる30分くらい前から、100円ショップで買ったハサミでこれを四つに切り、それぞれを盆栽のように丸くカットする。そして食紅をふりかける。つまり、ご想像どうり、この作品の中でボクはこの食物を10個相当食べることになる。当然稽古では場面を何度も繰り返すので、その何倍か食べることになる。嬉しいな!今日もまた夕食がういた。いい事ばかりではない。この頃身体全体が魚臭い。ギョッ!


今回の作品で座は初めて東北弁、いや遠野弁にチャレンジする。作曲家もだ。やる前までは想像もしていなかったが、かなり、素敵に、素晴らしく面白い。ボクのセリフに「 可哀想に、大変だったね 」と、いうのが ( イントネーションを書けないのが残念だが ) 「 がわいぞうに、てーへんだっーーたね 」と変わる。心の量は変わらないのに、言葉が遠野弁になるだけで、相手を本当に気遣っている感が倍増する。不思議だ。


今日も、舞台監督の八木さんが美味しい美味しいミカンを大量に差し入れしてくださった。ボクは無理して3つ食べる。風邪をひかないそうだ。そのせいかどうか、こんなに蔓延しているインフルエンザに座員だーれもかかっていない。八木さん、明日も頼みます。


あわや大惨事・・・・過去にも、ロはロボットのロ、魔法の笛、森は生きているなどで、後ろ向きに舞台から落ちる事で名を馳せている梅ちゃんが、今日も後ろ向きに80センチの舞台から降りよう、いや、落ちようとした。あっ とみんなが息をのんだ! ・・・・その刹那、たまたまそこにいた玲子が二本の腕を出していた。ナイス玲子! 明日も頼む。駄目だよ!

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