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タング組 in 高知県宿毛市『平田小学校』(12月10日):土居麦

一昨日、昨日と移動を経て、雄大な太平洋を臨む高知県にやってきました。



今日から3日間のタング班は、文化庁のワークショップつき小学校公演です!
6月に九州の13校を周った後、半年あけてここ高知で再開。今日訪れた平田小学校は、東西に長い高知県の西端、宿毛市にある学校でした。

高知ツアーの3日間に僕は裏方として同行しています。制作が旅公演に同行することはありますが、名前どおり「制作」という役割を担うのが普通。でも総勢7人のタング班ではそんなことは言ってられません!
全員で舞台を作る一員となって、いろいろな役割を受け持つのは初めての経験。朝からドキドキしながらの仕込みが始まります。

南国高知!…とはいっても、さすがに12月の体育館。冷んやりとした朝、しっかりと着込んで準備を進めていきます。
知ってるようで知らない仕込みの時間、みんなはいったい何をしているのかな?


まどかちゃんは先生との最終打ち合わせ
ワークショップと本番、ふたつの打ち合わせを一気に進めていきます


まろちゃんは照明卓(操作盤)を確認
照明機材やケーブルをどんどんつないでいくマスター


慎ちゃんは楽屋で鏡前や小道具のチェック
ステージの緞帳が閉まらず、いつもの楽屋と違い小部屋。ものがたくさんで確認が大変そう…


こっちは何してるのかな?
右の薫ちゃんは楽器の準備に…左のあかねちゃんは……?
後から解りました!ワークショップで使う歌詞幕の台座を作っていたのでした


湯田さんはピアノを弾く前に指を温めております! アイロンで⁉︎

いろんな舞台の仕組みを教えてもらいながら、どんどんと仕込みは進んでいきます。
それもそのはず、今日は午後の公演の前に、午前中にワークショップをやるので、みんなテキパキしているのにも理由があったのですね!

文化庁ツアーは、公演を観てもらう楽しみに加え、子どもたちが初めて出会うオペラや私たちこんにゃく座のことを知ってもらうためのプログラムが組まれています。


こんにゃく体操を体験してもらったり…


リズムで遊んでみたり…

うたのステージやオペラを観る前に、子どもたちとの距離感がぐっと近づきます。

あっという間の80分が終わり、子どもたちと一度バイバイをして、お昼の時間。
底冷えの体育館から一歩外に出てみると、そこはポカポカの太陽が居心地の良い陽だまりをつくってくれていました。


みんなで日向ぼっこをしながらお弁当に箸をのばし、午後の元気をたくわえます。

午後の本番にはワークショップに参加した70余人の児童に加え、近くの幼稚園から年長さん12人も公演を観に来てくれて、一緒に楽しい時間を過ごしました。

その幕のうしろでは…
この3日間だけは、ほんの一瞬ですが、セットを動かすために舞台に出ていかなければならず…。どの公演だっていつも前から観る役割(制作)の僕にとって、数秒とはいえ本番中の舞台の上に立つなんて驚天動地の出来事! こんにゃく座に入って一番緊張した瞬間でした。
明日明後日もうまくいくかなぁ。。緊張は旅にくっついてきます。。。

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