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ドン・キホーテ組 in 岩手県北上市『北上市文化交流センター』(6月26日):壹岐隆邦

こんにゃく座でいちばん背の高い歌役者、壹岐隆邦です。こんにちは。
一間を超える身長のせいで、よくドアの上枠(日本家屋でいうところの鴨居)に頭をぶつけますが、今日の楽屋のドアは、とりわけ小さかった。
昨日牛乳を飲みすぎたのかもしれません。



本日やってきたのは、北上市文化交流センター。岩手県北上市。久々の東北です。
このホールは、2011年の『ネズミの涙』で来た以来。私がこんにゃく座デビューして初めてのツアーでした。懐かしいなあ。

仕込のこととかは散々過去の座日記に書かれているので、今日は徒然なるままに、ふとした瞬間を書き連ねていきたいと思います。


ホールが開くまでトラックを眺める、うるおさん。
荷台の雨漏りを修理したり、荷台の照明をLED化したりと常に車両の事を考えて、自分で修理してしまいます。
また何か新しい事を企んでいる様子……


小道具を準備する、裕加さん。
たくさんの小道具を手際よく仕込んでいきます。
紙吹雪をほぐしているところを撮ろうとしたら、わざわざ蓋を閉めてバーテンダーのごとく「腕をふるって」くれました。


手を拡げるまどかさんと、(ちょっと見えにくいけど)泉くん。
「勝手に入るな」と言っているのではありません。
シュート(明かり合わせ)中に動かした舞台装置の代わりに「ここだよ」と示している2人……を撮り逃がしたので、アンコールをお願いしたところです。


今日も音取り稽古をする、茂さん。
会場内で茂さんを探すのは簡単です。どこにいても聞こえてくる声のするほうへ辿れば良いのですから。
何十ステージこなしても、毎日しっかり音取りと体操。欠かすことはありません。


サイン色紙をつくる、路都さん。
急なお願いでも、手際よくレイアウトしていきます。
準備万端のなか、万のうち、無かった一つの糊を持ち合わせていた、富山さんと。


ウサギを追い掛けていたら小さなドアを見つけた、薫さん。
楽屋には、外から舞台へ一直線上に続く小さな扉がありました。

冒頭の写真はこれだったんですね。


またまた路都さん。
「箱入り娘」かなあと思ったら、『魍魎の匣』でした。(本人談)

ところでこの箱の中、けっこう暑いのです。
東北だから今日は涼しいと思いきや、箱の中は今ツアーいち蒸していた気がします。

そんな中、今日は黒沢尻工業高校の皆様に観ていただきました。
2011年の『ネズミの涙』公演も、同じ学校だったのですね。久々のこんにゃく座、ありがとうございます。
しっかりと観てくださり、カーテンコールでは「今日観られなかった友達にも、今日の公演の事を話したい」と語ってくれました。
ありがとうございました!

女子校→男子校→女子校→ほぼ男子の学校とつづき、振り幅の面白い6月後半でした。



【おまけ】
いまこの座日記を書いている丁度12年前の今日(6月27日)も、岩手県で公演していました。
演目は『ネズミの涙』
葛巻町の葛巻高校で、町内の中高生を対象にした公演でした。

その時の先生が、黒沢尻工業高校の先生としていらっしゃり、終演後に声をかけてくださいました。
私含め、当時出演していた役者も何人か。
開演前にちょうど楽屋でその学校の話をしていたので、驚き嬉しのサプライズでした。
当時の広報誌もいただきました。
ご縁に感謝です。ありがとうございました。

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