【お組】
【に組】
8月7日からお稽古が始まった
オペラ「べっかんこ鬼」、ダブルキャストの【お組】【に組】それぞれ3ステージ、計6ステージ。
9月17日に初日、20日に千穐楽を迎え、無事に終演いたしました。
22日にはトラックから荷物を降ろし、片付け、ついに本当に終わってしまいました。
とても寂しいので、写々丸ことちゃみさんが激写した愛溢れる写真たちとともに思い出を振り返っていきたいと思います!!
演出部チーフのいっくんさん。
終演後、袖でいつも「良かったよ!」と褒めてくれる優しい先輩。今回はいっくんさんが心を込めて製作した猪くんがみんなに可愛がられていました。
名前あったのかな?聞いてみればよかった!
今回、演出部として小道具を作ったり管理したりいろんなことをこなしながら、衣裳を着て舞台上で笛を吹いた茉奈。
鬼とゆきが吹く笛を実際に鳴らしていたのは茉奈です。
稽古が進むにつれて、本当に鬼が吹いてるように錯覚してしまうぐらい、笛の音にどんどん気持ちが現れるようになっていって、すごかった。
「歌え!比羅夫丸」に続いて、演出部を務めてくれたのりぴー。
劇中で鳴らされた銃声は、試行錯誤の末、録音された銃声になりましたが、稽古場では箱馬と木材を使った生音をのりぴーが鳴らしてくれていました。
衣裳部チーフのりえさん。
持ち前のセンスと前のめりの性格で、衣裳部の仕事をバリバリ進めてくれたのでありましょう。
出演していた同期3人(ひろかさん、ともさん、ひこさん)を絆で支えていました!
今回は縫い縫い戦士としていろんなものを作ってくださったのであろうちゃみさん。
可愛い可愛いゆきの衣裳は全身すべてちゃみさん作!
これだけで舞台に登場することはなかったのが勿体無いくらい美しいブラウスとスカート。
持ち帰りたいくらいお気に入りでした。
衣裳部として活躍しながらも、劇場入りしてからは照明キューだし係という大役を果たした温ちゃん。
若い感性をフルに生かして、稽古中も動画をまめに撮ってSNS宣伝用の動画を作ってくれたり、本当に温ちゃんがこんにゃく座にもたらしている恩恵は大きいものです。
チケット係のあかねさん。
ものすごい量の情報を処理し、きっと大変に違いないと思うのに、チケットのことで話しかけにいくといつも菩薩のような顔で対応してくださるのでありがたいなぁと思います。
まどかさん。この方がいなければ今回の公演はなかったと思うぐらい、支えてくれた方。
↑照明の成瀬さんと打ち合わせをするまどかさんと温
演出助手として、素晴らしい稽古計画を立ててくれ、音や台詞の間違いや芝居の埋まってないところを役者ごとにメモし、稽古の合間に役者一人一人をたずねてお話してくれ、稽古後もいろんな相談に乗ってくれ、ずーーっと休みなく「べっかんこ鬼」のために思考を巡らせてくれていました。
そのおかげで、役者たちのパフォーマンスは1日も無駄にすることなく良くなっていったと思っています。
初演べっかんこ鬼のピアニストでもあった萩さんは、今回は音楽監督として稽古初日から千穐楽前まで、ずっと同じ熱量で音楽のフィードバックをピアニストと役者に根気強く与えてくださいました。
「べっかんこ鬼」をきっかけにこんにゃく座に入ったという大石さん。今回は演出という立場から私たちに、並々ならぬ夢を託してくださいました。
座員はみんなそれを受け取って全力を尽くしたと思います。
今回、初めての本公演制作チーフを務めた志野。
制作の仕事が忙しい中、稽古をいつも見に来てくれて、役者やスタッフと一緒に同じ方向を向いてくれて、今わたしたちが「べっかんこ鬼」をやることの必然性を確かなものに押し上げてくれた感じがします。
【お組】ピアニストの真理子さんも40年前にべっかんこ鬼のピアノを弾いたスペシャリストです。
40年前の演奏を今聴くことは叶いませんが、今回の演奏は更に更に素晴らしかったです…!!
【お組】の風は、なんか感覚が似ているんでしょうか、稽古の隙間さえあれば4人でミーティングを重ねた努力の賜物でしょうか、風という存在そのものの作り込みがはんぱなく、200年ぐらい一緒にいそうな感じがする4人組でした。
↑ゆずさん、玲子さん
↑響
↑篤史
篤史、玲子さん、ゆず子さんは『ルドルフとイッパイアッテナ』で猫をやっている人たちなのもあって、足音の無さがすごかったです。
響くんもこの3人に負けず劣らず!というかこの百戦錬磨の3人に違和感なく溶け込めるのが響の人間性の才能なのだろうなと思いました。
【お組】山母役の路都さん。
その大きい目に捕らえられると動けなくなっちゃいそうな、魔女のような卑弥呼のような山母を演じられました。
疲れた役者を捕まえて、マッサージもしてくれる優しい山母。
【お組】猟師役のゴリさん。
豊富な人生経験を活かし、大役を果たしました。
稽古を重ね、いろんな人のアドバイスをものにして、本当にそこにいる、リアルな猟師が誕生しました。
【お組】ゆき役の裕加さん。
稽古が進むにつれ、どんどん溌剌と、可愛らしいゆきになっていったと思いきや、とんでもない鬼気迫るゆきが憑依したかと思いきや、ちょっと歌のことばを間違えて気の抜けたハミングを歌い出したりして、稽古場で見ている人全員を前のめりにさせたり椅子から転げ落ちさせたりするすごい人です。
そして本番はものすごい集中力でバッチバチに決めてくる。今回も素晴らしかった!
【お組】鬼役のさとおさん。
↑劇場仕込み日に、かつてのこんにゃく座同期の酒井さんと再会できて嬉しいさとおさん
稽古中もジムに通い、もともとの人並外れた体力を更に倍増させて今回の鬼に挑んださとおさん。
とんでもない覚悟と、ひろかさん演じるゆきへの宇宙並みの愛を感じました。
【に組】ピアニスト五味くん。
稽古初日から萩さんにとんでもない量の注文を受け、ばかでかいサイズのアイスコーヒーを飲みながら林光さんの音楽と真摯に向き合っていました。
五味くんのパワフルでダイナミックなピアノに負けまいと【に組】はどんどん声がでかくなっていきました。笑
【に組】の風たちは、お組とは面白いぐらいに正反対で、四者四様の個性が爆発していました。
風という存在を平気で飛び越えた佇まいで視線を集めるまろさん。
ダンス経験を感じさせる芸術的な動きと滲み出る色気で視線を集めるあいのさん。
長い手足のおかげか少し動くだけで視線を集める進也。
運動神経抜群で的確に素早く動き視線を集める朋さん。
どちらの組の風たちも、めちゃくちゃ自主稽古を重ねてどんどんハーモニーも、存在も、深みを増していきました!4人でまとまるって本当に難しいことなのです。
【に組】山母の彦さん。
3年前のひょう六のときも、しんさんと親子の役だった彦さん。名コンビという印象。今回は鬼と親子ではないですが、親子みたいな2人の関係性が稽古初日からはっきりと見えて、すごいなあと思いました。
【に組】猟師の北野さん。
ちょっとお顔が整いすぎてて、若く見えちゃって、高岡のお父さんには見えないということで髪に粉をはたいたり、頬をこけさせたりして工夫していました。
「俺は村一番の猟師だからな」という台詞を観客全員に吐き捨てて舞台後ろに消えていく北野さん、前から見たかった。
【に組】ゆき役の高岡由季。
自分の名前をこうも舞台上で心配そうに呼ばれたり愛おしそうに呼ばれたりするのはとても心がむずむずしますね。
むずむずをお客様に返せるよう頑張りました。幸せでした。
【に組】鬼役の慎さん。
台本読み合わせプレ稽古のときから、鬼をものすごい精度で作り込んできたしんさん。この鬼のお芝居が見られる!この鬼とお芝居ができる!とワクワクドキドキして高岡は隣でニヤニヤするしかなかったです。
本当に本当にしんさんがこんなに一生懸命に鬼をやるから、高岡のゆきは生きられました。稽古中もたくさん感謝を伝えましたが、改めてありがとうございました。
なんか全然上手くまとめられないのですが、私がこの記事で伝えたいのは今回のオペラ「べっかんこ鬼」も、ここに書いたみんなや書ききれなかったみなさんが見えないところでたくさんたくさん力を尽くしてくれて、無事に公演が終わったということと、
そんなみなさんに感謝の気持ちでいっぱいということと、
そんなみなさんがいるこんにゃく座が好きだなー自慢だなー誇りだなーということと、
そしてそして!
新国立劇場に足を運んで観てくださった皆様、応援してくださった皆様、気にかけてくださった皆様、本当にありがとうございました!!
私たちはこれからも、日本オペラの夢を追い続けます!!!
【お組】 Photo by 長澤直子
【に組】 Photo by 長澤直子








































まとめありがとうございます。
返信削除舞台から少し離れた席だったのでよく見えなかったが、鬼の「あっかんべえしたような」容姿はこんなメークで
表現されていたのですね(劇場入り口に貼られた公演ポスターの印象が強く、ベロ、を探していた)。
4人の風が良かったです。
季節の移ろいを歌ったり、初々しいカップルの誕生を言祝いだり、亡くなった鬼を悼んだり。
観ている人たちの心情を代わりに表現する、というよりはもう少し説明的・叙事的に語っていて、それがお話を引き締めている感じでした。
お酒をひょうたんに入れて常に携帯している山母、嬉しそうに洗濯する新妻のゆき、最後の力を振りしぼってリュウガン草の汁を垂らす鬼、懸命にむすめを探す猟師の父親…
おとうがかついでいたイノシシ(ぼたん鍋…)も含め、どのキャラクターも魅力的でした。