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『そしてみんなうそをついた』稽古場日誌 8月17日(鈴木裕加)

今日の夜はAスタジオとBスタジオに分かれて各々稽古をしました。するとBスタジオにカッコーが現れたそうです。

「藪の中のセロ弾きのゴーシュ」
(セロ弾きのゴーシュを知らない人は、カッコーの章を読んでみて下さいね)

~キャスト~
カッコー・佐藤久司
ゴーシュ・ピアニスト関さん

カッコー:音取りをしたいのです
(しばらく稽古)
ゴーシュ:いいんじゃない。かなり音取れてるよ
カッコー:いいえ、私はドレミファを正確にやりたいんです
(しばらく稽古)
ゴーシュ:もう、いいんじゃない、音取れてるよ
カッコー:違います、違います、そんなんでないんです
(しばらく稽古)
ゴーシュ:どうよ?
カッコー:どうかもう一遍弾いてみて下さい
(しばらく稽古)
ゴーシュ:いいんじゃない?
カッコー:どうかたったもう一遍
(稽古)
ゴーシュ:どう?
カッコー:お願いです。どうかもう一遍
…つづく

ゴーシュはヘトヘトになってBスタから出てきました。
カッコーは決して妥協をせず、今日も稽古にはげみます。拍手!

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