2019年 ヒカル忌(1月5日)：壹岐隆邦

2012年1月5日、林光さんが亡くなってから7年――
光さんの命日にあたるこの日に行う「ヒカル忌」も、今回で5回目となります。


今年も多くの方が集まり、光さんの思い出話や演奏に花が咲きました。


「星の林の中に漕ぎ入り　見えなくなってしまいました――」
『月の船の歌』で開会、


新井純さんの挨拶、『恋のへのへのもへじ』の演奏につづき、


光さんの好きだった"景虎"で献杯。

ヒカル忌で歌・お話と共に楽しみなのが、料理！


今年も湯本料理長率いるこんにゃく座料理班により、沢山の料理が並べられました。


「クスクスサラダ」「かぼちゃのディップ」「モロッコ風鶏肉とジャガイモの煮物」……
明かりに照らされた料理の数々、今回のテーマは"モロッコ風"！　1ヶ月も前から下拵えしていたとか。さすがです。

お料理と談話を挟みつつ、演奏がつづきます。


こんにゃく座お馴染みの5人のピアニスト(Over The Piano)による『ディンディリディン』『夢』10手変奏


音楽教育の会の皆様による『敗戦のこども』『わたしがたねを』


林夏実さんによる、林光さん、林リリ子さんの想い出話
スライドは姫田蘭さん！


こんにゃく座による、オペラ『変身』から主に合唱(群唱)部分の抜粋

まだまだ続きます。


『白墨の輪』初演出のときに演出助手を務めた宮崎節子さん、『ネズミの涙』でサムルノリ指導をしてくださっている李昌燮さんは"ミンサルプリ"という韓国の舞踊を披露してくださいました


2月公演『遠野物語』のWeb宣伝のために3人の作曲家が書き下ろした、フルートとピアノによる組曲『遠野物語』
フルートは歌役者のちゃみさん！


東京混声合唱団による『毬と殿様』


バジさんこと佐山陽規さんは『サザンクロスの彼方できこえた父が息子にあたえる歌』


佐山真知子さんによる『銀河鉄道の歌』を

そして今年も、東京混声合唱団の方々とこんにゃく座で一緒に歌う事ができました

曲目は『うた』。萩さんによりクラリネットパートが追加された新編成！

最後は会場の皆で『つまさききらきら』を歌いました。


こう並べてみると、3時間で全てやったのかとびっくり。


2012年1月5日、林光さんが亡くなってから7年――
それでもまだ、知らない曲、知らない一面があったり、知っている曲も色褪せることもなく、
いつまでも光さんと歩み続けているんだなあ、と思います。

これからも皆様と一緒に新しい発見ができますよう……
今年もどうぞよろしくお願い致します。