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萩京子 初演!岡原真弓 出演!〜朗読と音楽でつづる〜『ウミガメと少年』(6月23日):冬木理森

6月23日沖縄 慰霊の日
こちらのコンサートに行ってきました。

チェロは『遠野物語』でもお世話になりました、朝吹元さんです。

会場は沖縄ご出身のオーナーがいらっしゃるギャラリー南風というところで、古風で趣きのある店内は、沖縄感漂う雑貨に囲まれていました。
郷土料理を食べられるカフェスペースもあるそうです。

『ウミガメと少年』は沖縄戦を題材に書かれた戦争童話で、原作者は『火垂るの墓』で有名な野坂章如さん。
青い色彩の映像と音楽と共に、
平和で美しい沖縄、そして沖縄戦での生々しい情景が語られました。

少年は死んだのか…?ウミガメになったのか…?と思わせる不思議なラストでした。


後半はソングのステージ。
こういうイベントで歌われるソングは、また心に染みるものがありました。


『銀河の底で歌われた愛の歌』
『旗はうたう』
『きょうだいを殺しに』
『明日晴れるかな』
は、なんと萩さんがチェロパートを追加したスペシャルヴァージョン。素敵でした…!

最後は沖縄民謡の『てぃんさぐぬ花』(チェロ入り)を会場のみんなで歌いました。
プログラムに方言の訳詞もついていて、
「こんな歌詞だったんだ〜」と考えさせられます。あんなのどかなメロディで、実は深い歌詞なんです。

出演者の御三方の写真。

朗読とうたは岡原さん、作曲とピアノは萩さん。


沖縄といえば、今月末には平和記念堂で萩さんの合唱曲『みるく世がやゆら』を歌う会の合同演奏があります。
沖縄の合唱団、沖縄を代表するソリストの方、こんにゃく座ロボット組&有志の皆さまで、
『みるく世がやゆら』や、沖縄のわらべうたをもとにした合唱曲を歌います。
なんとも…、とてつもない貴重な体験になりそうです。
平和への祈りを歌に託したいと、改めてこの日は思ったのでした。

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