『よだかの星』 稽古場日誌(5月25日):萩京子

今日はいよいよ『よだかの星』通し稽古でした。
ティアラこうとうヴァージョンの歌のステージと『よだか~』、衣裳をつけて、通しました。
ティアラこうとう小ホールの舞台は、狭いにもほどがある、というくらい狭いです。
フルコンのピアノが舞台に乗ったら、もうそれでいっぱいいっぱいです。
それでも昨日、工夫して、空間を紡ぎだすような稽古をしました。
そして、今まで体育館を想定して創ってきたダイナミックな動きを(!)ぎゅっと凝縮させて、ティアラ版なんとか完成。
初演はもうあさってまで迫りました。。

歌のステージ、これは「詩人の歌」というこのティアラこうとうのコンサートのタイトルにもあるように、古今東西の詩人の詩を、林光や萩京子がどのように歌にしているか、ちょっとひも解くような仕掛けの進行になっています。
大石さんが大はりきりで、解説(?)して進めます。

なかなか聞き応えのある一部のソングコンサートの後、いよいよ、うたものがたり『よだかの星』。
これはオペラと銘打たず、うたものがたり、としていますが、やはりオペラだなあ、と感じます。
舞台装置がりっぱでなくても、照明が豪華でなくても、そこにまぎれもなく歌で物語を進め、演じる「オペラ」が存在していることを感じます。
『よだかの星』は、ソプラノとバリトンのデュエット作品としてはじめ作曲しました。
その後、合唱劇として手を入れ、さまざまなかたちで上演されてきました。
いつか、なんらかのかたちで、こんにゃく座でできたら、と思っていましたが、今回、4人ヴァージョンで旅に出ることになり、まずはティアラこうとうのステージから出発することになったのです。
4人の歌い手が、さまざまな役を演じながら、歌い語り、物語を進めます。

かなりおもしろくなってきています。
乞うご期待!

隣のAスタジオは、『まげもん』の稽古。
今日からいよいよ鄭さんが登場。
そちらから、どんどこどんどこと太鼓の音が聞こえてきます。
熱い熱い!
ときどき、お互いの稽古場を覗き合えるなんて、とても恵まれた環境だなあ、と思います。

今日『よだか』組は、少し早めに稽古が終わりました。
鄭さんと飲みに行きたかったけど、私は念願の美容院へ!
そうしたら、今日は朋ちゃんもパナちゃんも大石さんまで、美容院へ行ったそうです。
ティアラでは、美しくなった私たちを見てください!

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