ルドルフ組 in 福島県双葉郡『楢葉小学校』(12月18日):鈴木あかね

福島県の楢葉小学校にやってきました。

ここは昨年『こんにゃくざのおんがくかい』を実施してくださっていて、2年続けてのこんにゃく座公演です。呼んでいただき、ありがとうございます。

朝の体育館はビシッと冷え切っていますが、負けてはいられません。元気に搬入して装置を組んでいきます。
まずは位置を決めて脚立を立てたら…
朝日を浴びて何と美しいセットでしょう!

本番は全校児童で約170人のこどもたちが観てくれました。最初は少しざわついていた客席も、次第にお話の中にどんどん入ってくれて、2幕は始めから一字一句聞きもらすまいと集中していました。
あいうえおの歌では一番前の席の一年生が一緒に体や手足を動かしてくれたり、デビルのところへイッパイアッテナがやってきたところでは、これから何が起こるのかと怖くて泣き出してしまう一年生がいたり。私たちと一緒にお話の中をめいっぱい体験してくれました。

バラシと積み込みが終わってホッとひと息。今日も一日お疲れさまでした!

ちょうど7本あったので、全員でモップがけもやりきりました!

明日は京都に向かいます。

森組 in 奈良県桜井市『桜井南小学校』(12月17日):沢井栄次

森組は奈良盆地の南東部、長谷寺で有名な桜井市に来ました。
気温3℃。まだ夜明け前の6:15にホテルを出発。

6:30。桜井南小学校に到着。「森は生きている」今年度最後の学校公演です。

外はまだ薄暗いですが森メンバーは慣れた手つきでテキパキと公演の準備をします。

コチラの方は燃えてますね。半袖です。

公演開演1時間前。
日もだんだん高くなってくると別の問題が発生。
体育館のカーテンの一部が大きく壊れていて眩しい朝日が差し込んできます。
これでがせっかっくの照明効果がなくなってしまうので舞台部チームは
持ち込んでいる資材を使ってなんとか臨時のカーテンを作ります。

さあようやく準備万端!

今日のお客様は1年生から6年生まで260人ほど。
熱心に観てくれました。
待雪草が咲いて驚いて止まってしまった娘に4月の精が「1時間しかないんだよ」と言葉をかけると
客席からは「早く(摘んで)しないとダメェ〜」の小さな声が。物語に入っていっている様子。

今日も無事終了。お昼を食べて片付けます。

帰りは校門で先生方がお見送りをしてくださいました。ありがとうございましたー。
川崎に帰って残りは東京での2公演です。

森組 in 奈良県北葛城郡『河合第一小学校』(12月16日):齊藤路都

1日の始まりは美しい朝焼けからでした。
こんな日は空気が冷たくて寒いものです。実際寒かった。

河合第一小学校での公演です。
今日のステージはすごく高い。

泉くんの脇高!
しかしこれはピアノを下ろせるか?舞台監督久寿田さんの後ろ姿も思案げ

ステージに舞台で使う台を設置。2段階でピアノを下ろす作戦です。学校の先生も駆けつけてくださり一緒にピアノを下ろしました。
ありがとうございます。

文化庁公演のワークショップにも行ったので、子供たちから「あ、るっちゃん…」と客席から小さな呟きが聞こえてきて、ニマニマしてしまいます。
ワークショップに行くことに決まると嬉しいのは、やっぱりこの「あ、るっちゃん…」です。

また会えたら嬉しいなあ。

冬の風物詩。たき火、もといストーブに集まる白い人たち

森組 in 大阪府大阪市『苅田南小学校』(12月15日):冬木理森

再び関西にやってまいりました!
制作の麦さんが朝から来てくださり、仕込みもお手伝いくださって、とても頼もしく、作業もサクサク進みました。

最近あまり見かけなくなった、栓につないで使うタイプのガスストーブで温まるおふたり。
極寒の体育館公演に向けて、先生方がたくさん用意してくださいました。

背後霊のごとく、突然背中に重みがくることもありますので、
人肌恋しくなる寒い季節は要注意です。

本番前にみんなで稽古をしていると、ピアノの曲調が突然あらあら!?ヨーロッパの風薫るお洒落な音楽に……!?
実は、照明の川上さんのお誕生日!
バースデーソングとプレゼントの、サプライズお祝いでした🎉おめでとうございます!

文化庁の巡回公演では、学校で事前ワークショップを行い、本番では子どもたちにも「ソリの歌」の場面に参加してもらいます。

苅田南小学校の子どもたちの歌と踊りは、たいへん元気で上手で素晴らしかったです!
事前WSに来た路都さんの「ピアノの音も聴こうね」というアドバイスも完璧に生かされ、一体感のある舞台に。
たくさん練習してくれたことが伝わってきて、本番も全力で楽しんでくれて、本当にありがとうございました!

関西公演も残すところあと少し。
週末には新宿での一般公演もありますので、ぜひご覧ください!
↓↓↓
◆オペラ『森は生きている』東京・一般公演◆
12月21日(日)15:00
新宿文化センター(東京都新宿区)
詳細はこちら

森組 in 大阪府門真市『ルミエールホール』(12月14日):泉篤史

関東での公演を一旦終えて、再び遠出の旅に出発した森組。向かう先は大阪!今回、主催してくださる「大阪府おやこ劇場連絡会」という団体は、大阪府の12のおやこ劇場の合同団体だそうで、今回の公演が、この団体の初めての主催公演という記念すべき日なのです!今シーズンの森の旅でも、いくつかの大阪の小学校にて公演はしてきましたが、大阪の劇場でオペラ『森は生きている』を上演するのは随分と久しぶりだそう。会員の皆さまも気合が入られているようで、大変温かくお出迎えをしてくださいました。

まずはみんなでご挨拶。

会員の皆さまには搬入・搬出をお手伝いいただきました。
皆さま活気よく道具を運んでくださいます。物量の多い森組には本当になんとありがたいことか…

そして、どんどん仕込みをしていきます。
そうそう!今日と明日の公演に我らがこんにゃく座の制作、土居麦さんもいらっしゃったのでした!(写真撮るのをすっかり忘れてしまい…麦さんごめんなさい…)

10月から始まり、長いと思っていた旅も後半に差し掛かかり、仕込みもだいぶ落ち着いてできるようになってきました。
そんな中楽屋廊下では…

おんなじ色のこんにゃくTシャツのお二人が相談中。

ボロボロになったきた衣装を入れる段ボールを作り直す算段を練っています。

お茶場では、会員の方々が用意してくださった差し入れがやってきました。

シュトーレンだあ!!!

見てください、白石さんのこの生き生きとした表情を!
「おいしそう〜!!」と、顔が語っています笑

楽屋の前には会員さんお手製の「のれん」が飾られていました。これをみたらやることはただ一つ。

やってる〜う?

本番前のお稽古。
稽古リーダーの熊谷さんが軸になって、毎回丁寧にお稽古をしていきます。会場によって響きやピアノと声のバランスはガラリと変わるので、丁寧なお稽古は欠かせません。

そして本番。

開場してみると1階席はほぼ満席、入りきらなかったお客さまや裏方の会員さんは急遽2階席に入るほどの大賑わいでした。子どもたちの笑い声もたくさん響いていて、出演する僕たちもワクワクが止まりません。

子どもたちの声があふれていた会場も、ひとたびピアノの演奏が始まったとたんにシーンと静まります。「まつゆきそうがーさいたー♪」と小さな声ながらもむすめと一緒に歌ってくれる子どもたちも。な、なんて可愛らしい歌声なんだ…と思わず顔がほころんでしまいそうになったのはここだけの秘密。

そして終演。お見送りをさせていただいたのですが、どのお客さまも本当に喜んで声をかけて帰っていかれて…『森は生きている』を本当に楽しみにしてくださっていたのがビシビシと伝わってきました。

終演後はなんと、大阪らしく、会員の皆さまからできたて熱々のたこ焼きの差し入れが!!

本番の後の少し小腹が空いた体に熱々のたこ焼き、、沁みます。

真冬のロシアの寒々とした舞台でしたが、心もお腹も(笑)あったかーくなった公演でした。久々になる前に、大阪で公演できることを祈って。ありがとうございました!

ルドルフ組 in 福岡県北九州市『J:COM北九州芸術劇場』(12月14日):小林ゆず子

福岡公演最終日。
北九州子ども劇場さんと行橋みやこ子ども劇場さんの合同例会です。

会場は北九州芸術劇場の大ホール!!
第一印象、おっきい!と思いましたが、壁の木の感じなど雰囲気がものすごく素敵なホールです。楽しみ✨
トラックのゲートリフターを使う時にはヘルメットが必須!ということで、お手伝いいただくみなさんもヘルメット⛑️
似合ってます!
搬入場所でもホール内でも荷物を運んでいただき、スムーズに仕込みに入れました。

久しぶりのお昼公演。お茶場には
素敵なお昼ご飯が!!

小倉発祥の郷土料理じんだ煮や、あったかいお吸い物。お吸い物には柚子胡椒もつけられるようになっていてみんな大喜び✨旅中に食べられるあたたかいお料理♡幸せです!
私はグラタンにもほっこりさせてもらいました!

そして昨日の公演で、北野さんのおじさまからたくさんの柿をいただきました!
柿大好きな私はめちゃハッピー♡
北野さんのご近所の方?からは干し柿もいただき、同じく柿好きなあかねさんとほくほくしてます♡

ロビーに行くと
切り絵のルドルフとイッパイアッテナや
各ブロックの活動報告。
町たんけんに、やきいもの会、オーナメント作りなど、楽しそうな企画がいっぱいあってな。猫を絡めた企画もあって嬉しいにゃー
そして岐阜にかえろう!すごろくまで✨工夫がいっぱいです!!

ホールの中では開演前のあいさつの練習をしています。
おやこ劇場で育った私としては懐かしさも感じます。2人ともすごいしっかり話していてすごい!感心しながら遠くから見守ってました(*´꒳`*)

北九州は11月15日に事前交流会とワークショップでお邪魔しています。
『ルドルフとイッパイアッテナ』福岡ワークショップ(11月15日〜16日):小林ゆず子
まだ頭の中がドン・キホーテだったところから、ググッとルドルフの世界に切り替えた時。私にとって今回のルドルフツアーの始まりの場所という感じ☆だからここに帰ってくるのがすごく楽しみでした♪

本番中、ワークショップでやった「あいうえおのうた」のシーンでは客席からも歌声が聞こえてきて。。。子どもたちの顔まで浮かんできてすごいパワーをもらってしまいました!!嬉しかったなぁー

終演後のお見送りでもたくさんの笑顔に出会え、あたたかい気持ちになりました。
素敵なプレゼントもいただきありがとうございます✨
柄違いのポーチ
みんなで分けるのが楽しみっ

福岡最後の夜は夕食交流会でもたくさんの感想を聞くことができました。
またみなさんにお会いできる日を楽しみにしています。

ルドルフ組 in 福岡県太宰府市『プラム・カルコア太宰府市民ホール』(12月13日):北野雄一郎

こんにちは、北野雄一郎です。
そう、オレの名前はイッパイアッテナ。

というわけで、今日は福岡県太宰府市のプラム・カルコア太宰府市民ホールで春日・大野城子ども劇場さん、那珂川子ども劇場さん、太宰府子ども劇場さん、ちくしの子ども劇場さん、甘木朝倉子ども劇場さんのみなさんにオペラ『ルドルフとイッパイアッテナ』を観ていただきます。

まずここの劇場、搬入口が2階部分にあり、そこまでスロープをバックで登ってトラックを着けなければなりません。なかなかの傾斜です。

ぴったり収まってます

そして、客席の照明が梅の模様です。さすが太宰府。学問の神様菅原道真公が祀られていますからね。

仕込みが一段落して時間が出来たのでロビーへ行ってみると、子ども劇場のみなさんの楽しい飾り付けが。

手書きのポスターのルドルフなんてルドルフ役のゆず子そっくりです。

デビルに食べ物をあげるコーナー。肉にご満悦のあかねさん。ニンジンはそうでもないみたい。

みんなでニャ~

温かい豚汁と差し入れにいただいた梅ヶ枝餅に思わず、ほっぺたがお餅のようになって落ちそうです。

本番も大変盛り上がり、デビルが出てくると、「ヤバいヤバい」という声が漏れ聞こえてきたり。

終演後は舞台上でアフタートークがあり、客席のお客様と交流ができました。
「楽しかった」「怖かった」とかいろんな感想を言ってくれて、中には「(舞台装置は)どうやって立っているんですか?」なんてことに興味を持ってくれる子もいたり、こちらも盛り上がりました。

そして、僕が朝倉市出身なので、地元で公演出来たという個人的な感慨深い想いもあり、なんだか特別な公演になりました。

バラシまで手伝っていただき、
各子ども劇場のみなさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
最後にみんなで集合写真。