森組 in 東京都新宿区『新宿文化センター 大ホール』(12月21日):熊谷みさと


森組は小学校でのツアーや遠方での旅を終えて一瞬の自宅での時間を過ごし、本日新宿文化センターにやってまいりました!

わたくし熊谷は、新宿区で生まれ育ちまして、家の最寄りの大ホールがこの新宿文化センターです。
中学生のときも、高校生のときも、このホールで演奏しました。
高校の芸術鑑賞もこのホールに来ました。


このパーカーは通称「ブラストレーナー」と言って、高校のブラスバンド部でつくったものです。「SUPER BRASS」という名のついた部でした。格好良いでしょう。
あの頃、「ビバ・ブラス・フェスタ」という区のイベントが毎年秋にこのホールで開催されていて、我が部も参加していました。こんな服装でこのホールに来たらもう気持ちは10代です。はい、そうです、熊谷ははしゃいでいます。ちなみに中学生の頃はこんな感じでした。ありがとうございます。

「故郷に錦を飾る」なんて言葉がありますけれど、東京出身の者にとっては、あまりそういった感覚がなく、というか大抵本公演なんかは東京の会場で上演しますから、それはそれで贅沢な話だということは重々承知なのですが、「自分の出身県で公演をする」ということが特別に感じられるひとたちを羨ましく思うこともありました。
でも今日は!このホールには!私の10代の思い出が詰まっています。特別な場所です。そりゃうきうきもするというものなのです。

朝からテンション高めで白石温さんとトラックに乗ってホールへ向かったのですが、道中、温さんのお母さまが温さんの出演する舞台を本当に本当に楽しみにしていること、全力で温さんを応援しているエピソードなどを聞き、めちゃくちゃ胸熱でした。

この地への自分の思いも重なって、ほんとうに
「お待たせ 信じてくれた人よ
あなたの歓声が 僕の誉れなんだずっと」
という言葉がブッ刺さっていました。新宿出身のSUPERつながりです。伝わる人いるのかこれ。すみません自己満足です。ありがとうございます。

さあ元気に仕込みです。
大ホールの舞台上手(かみて)側には、巨大なパイプオルガンがあります。


驚いた様子をしてくれる温さんです。
私はこどもの頃はホールというものにはパイプオルガンがあるものだと思っていました。新宿文化センターマウントです。ありがとうございます。

仕込みを進めていると、ホールの備品、あらゆるところで新宿区のマークを目にします。

富山県出身の齊藤さんが「新宿アピールがすごい」と言っています。


こちらは組み立てたセットの下で赤い光を浴びる松田さんとそれを照らす篤史くんです。
焚き火の炎の準備をしているところです。
燃える松田さん。
仕込みも順調に進みました。


私は隙あらばすぐに10代の頃に思いを馳せます。
このTシャツは「ブラスTシャツ」です。
私たちの代の、エグピ色(エグいピンク色)のTシャツです。


こんなふうに楽器を吹いていたんだわ…!
そうです、熊谷ははしゃいでいます。ありがとうございます。

はしゃいでいるだけではなくてもちろん仕込みもちゃーんとしたのですが、仕込みの休憩時間にロビーに出てみると、え、なに、なんだかとっても楽しそう!!!!


本日は、あそびと文化のNPO新宿子ども劇場さんの主催、公益財団法人新宿未来創造財団さんが共催で、一般のお客様もご入場いただける公演ということなのですが、お昼前からロビーで「わくわくクリスマスタウン」というなんともとんでもなくわくわくが溢れ出す素晴らしい催しが開かれていたのです!


いろんなブースがある!!!


布絵本に


面に


とっても可愛い石鹸を買って大満足のひとたち


美佐子さんは猫の箸置きをゲットしていました。かわいい!!

公演を観るだけではなくて、今日という日を楽しみにいろいろな角度で盛り上げてくださっていることをダイレクトに感じて、とっても嬉しくなりました。


ほくほくの気持ちになりながら、私たちもわくわくをお届けできるよう、今日の稽古をしっかりして本番を迎えます。

本日は「リラックスパフォーマンス公演」ということで、鑑賞ルールを厳しくするのではなく、小さなお子さまが少しくらい「今の何?」と訊いたり、じっとしてるのが辛くなっちゃったら一回外に出てまた戻ってきても大丈夫!という、マナーを緩和した公演でした。
どんなことが起こるんだろう?と少しドキドキもしながら開演したのですが、杞憂も杞憂、小さなお客さまもすごくまっすぐに見てくれているのが伝わってきたし、自然に笑ったりしてくれることが私たちもとても嬉しかったです。
大きなホールだし、照明が入ると客席はほとんど見えないのですが、それでも登場人物を応援してくれたり、心配してくれたり、呆れたり面白がったり、物語に入りこんで、柔らかい雰囲気の中で一緒に作品を創ってもらえていることをはっきり感じられてとても幸せでした。

カーテンコールでプレゼントを渡してくれた子たちの可愛かったこと…!
満席のお客さまの心のこもったあたたかな拍手、ダブルコール、ああ、嬉しいなあ、大好きな場所に立っているんだなあと改めて実感しました。
これからももっともっと頑張ろうと思いました。

今年のオペラ『森は生きている』はあと一公演。
いただいたたくさんの思いを胸に、さいごまで大切にお届けしたいと思います。

そしてまた新宿でお目にかかれる日がきますように…!

ありがとうございました!!



おまけ


気がついたら集まっていたAB型たち


こちらのAB型先生はお茶場にタリーズのコーヒーがあると驚いています。
美味しいコーヒーも嬉しかったです、ありがとうございました!!


ルドルフ組 in 京都府長岡市『京都府長岡京記念文化会館』(12月20日):西田玲子

これまでに何度もお世話になっている京都府長岡京記念文化会館にやってきました。
いつもこんにゃく座を応援してくださるNPO法人おとくにパオさん主催、こんにゃく座と(公財)京都府長岡京記念文化会館の共催の公演です。

朝9時楽屋の鍵を持ってまどかちゃんが…
と思ったら見慣れない人が。制作のあずみさんが応援に来てくれました。

なんか嬉しい、と仕込みを始めると長年この長岡京記念文化会館でお世話になった俵本さんが差し入れをもって遊びに来てくださいました。
毎年のように来ていた長岡京、来るたびに俵本さんが迎えてくださってありがたかった…。

とそこへ、制作の香帆ちゃんが、やっぱり応援に来てくれました。
色味が何とも可愛かったので俵本さんから頂いたパウンドケーキと共に。

旅が続くので日持ちのするものを、といただいたのですが待ちきれずレモン味を切ってもらいました。これが素晴らしく美味しくて!
うちのスイーツ男子うっとりです。

本番は集中力高めで観てくださっているな、という感じでしたが終曲で曲に合わせて手拍子をいただいて、嬉しくて思わずウルッとしてしまいました。
お見送りもさせていただいて、たくさんのお客様と一緒に写真を撮りました。
最後は主催のNPO法人おとくにパオさんとご挨拶。
また必ずお会いできますように。

さあ、今年最後のホール公演の地、岐阜に向かって移動です。

ルドルフ組 in 福島県双葉郡『楢葉小学校』(12月18日):鈴木あかね

福島県の楢葉小学校にやってきました。

ここは昨年『こんにゃくざのおんがくかい』を実施してくださっていて、2年続けてのこんにゃく座公演です。呼んでいただき、ありがとうございます。

朝の体育館はビシッと冷え切っていますが、負けてはいられません。元気に搬入して装置を組んでいきます。
まずは位置を決めて脚立を立てたら…
朝日を浴びて何と美しいセットでしょう!

本番は全校児童で約170人のこどもたちが観てくれました。最初は少しざわついていた客席も、次第にお話の中にどんどん入ってくれて、2幕は始めから一字一句聞きもらすまいと集中していました。
あいうえおの歌では一番前の席の一年生が一緒に体や手足を動かしてくれたり、デビルのところへイッパイアッテナがやってきたところでは、これから何が起こるのかと怖くて泣き出してしまう一年生がいたり。私たちと一緒にお話の中をめいっぱい体験してくれました。

バラシと積み込みが終わってホッとひと息。今日も一日お疲れさまでした!

ちょうど7本あったので、全員でモップがけもやりきりました!

明日は京都に向かいます。

森組 in 奈良県桜井市『桜井南小学校』(12月17日):沢井栄次

森組は奈良盆地の南東部、長谷寺で有名な桜井市に来ました。
気温3℃。まだ夜明け前の6:15にホテルを出発。

6:30。桜井南小学校に到着。「森は生きている」今年度最後の学校公演です。

外はまだ薄暗いですが森メンバーは慣れた手つきでテキパキと公演の準備をします。

コチラの方は燃えてますね。半袖です。

公演開演1時間前。
日もだんだん高くなってくると別の問題が発生。
体育館のカーテンの一部が大きく壊れていて眩しい朝日が差し込んできます。
これでがせっかっくの照明効果がなくなってしまうので舞台部チームは
持ち込んでいる資材を使ってなんとか臨時のカーテンを作ります。

さあようやく準備万端!

今日のお客様は1年生から6年生まで260人ほど。
熱心に観てくれました。
待雪草が咲いて驚いて止まってしまった娘に4月の精が「1時間しかないんだよ」と言葉をかけると
客席からは「早く(摘んで)しないとダメェ〜」の小さな声が。物語に入っていっている様子。

今日も無事終了。お昼を食べて片付けます。

帰りは校門で先生方がお見送りをしてくださいました。ありがとうございましたー。
川崎に帰って残りは東京での2公演です。

森組 in 奈良県北葛城郡『河合第一小学校』(12月16日):齊藤路都

1日の始まりは美しい朝焼けからでした。
こんな日は空気が冷たくて寒いものです。実際寒かった。

河合第一小学校での公演です。
今日のステージはすごく高い。

泉くんの脇高!
しかしこれはピアノを下ろせるか?舞台監督久寿田さんの後ろ姿も思案げ

ステージに舞台で使う台を設置。2段階でピアノを下ろす作戦です。学校の先生も駆けつけてくださり一緒にピアノを下ろしました。
ありがとうございます。

文化庁公演のワークショップにも行ったので、子供たちから「あ、るっちゃん…」と客席から小さな呟きが聞こえてきて、ニマニマしてしまいます。
ワークショップに行くことに決まると嬉しいのは、やっぱりこの「あ、るっちゃん…」です。

また会えたら嬉しいなあ。

冬の風物詩。たき火、もといストーブに集まる白い人たち

森組 in 大阪府大阪市『苅田南小学校』(12月15日):冬木理森

再び関西にやってまいりました!
制作の麦さんが朝から来てくださり、仕込みもお手伝いくださって、とても頼もしく、作業もサクサク進みました。

最近あまり見かけなくなった、栓につないで使うタイプのガスストーブで温まるおふたり。
極寒の体育館公演に向けて、先生方がたくさん用意してくださいました。

背後霊のごとく、突然背中に重みがくることもありますので、
人肌恋しくなる寒い季節は要注意です。

本番前にみんなで稽古をしていると、ピアノの曲調が突然あらあら!?ヨーロッパの風薫るお洒落な音楽に……!?
実は、照明の川上さんのお誕生日!
バースデーソングとプレゼントの、サプライズお祝いでした🎉おめでとうございます!

文化庁の巡回公演では、学校で事前ワークショップを行い、本番では子どもたちにも「ソリの歌」の場面に参加してもらいます。

苅田南小学校の子どもたちの歌と踊りは、たいへん元気で上手で素晴らしかったです!
事前WSに来た路都さんの「ピアノの音も聴こうね」というアドバイスも完璧に生かされ、一体感のある舞台に。
たくさん練習してくれたことが伝わってきて、本番も全力で楽しんでくれて、本当にありがとうございました!

関西公演も残すところあと少し。
週末には新宿での一般公演もありますので、ぜひご覧ください!
↓↓↓
◆オペラ『森は生きている』東京・一般公演◆
12月21日(日)15:00
新宿文化センター(東京都新宿区)
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