あん組 メンバー紹介(2026年10〜11月ツアー)


1年ぶりのオペラ『あん』ツアー
今年は三重県と愛知県で一般公演もあります!
よろしくお願いします♪
以下、メンバー紹介を杉浦愛明さんにお願いしました!

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『あん』組二学期の旅公演が始まります!
メンバー紹介を承りましたのは…
見習いの杉浦愛明です!
よろしくお願いします。

『あん』の稽古を見ていたら、どら焼きが無性に食べたくなりました…そこでふと、みなさんが好きな和菓子が気になった私は…聞いてみることにしました!
メンバー紹介と共にみなさんの好きな和菓子も紹介してまいります!


【千太郎 / 島田大翼】
だいすけさんの好きな和菓子は、、、生八つ橋と、熊本名物のいきなり団子と武者がえし。
自然体のお芝居が魅力的で、歌声からも千太郎の言葉がずっしりと伝わってきます。作品をより良くするために妥協せず追求する姿がかっこいい先輩です。


【徳江 / 青木美佐子】
みさこさんの好きな和菓子は、茶巾絞りの栗きんとん!
細く美しい響きを持つ歌声からは徳江さんの芯の強さがにじみ出ています。明るく可愛い素敵な人柄も伝わるお芝居に心がほっこりします。


【ワカナ / 熊谷みさと】
ちゃみさんの好きな和菓子は、お祖母さまが作るおはぎ!
あんこから手作りされていて、粒のしっかりしたあんこに美味しいもち米の、大きなおはぎ。教えてくださった時の笑顔がとても素敵で、聞いているこちらまで嬉しくなりました。
ちゃみさんの歌声や表情の一つひとつからワカナちゃんの気持ちが痛いほど伝わってきて、目が離せなくなります。


【奥さん / 豊島理恵】
理恵さんの好きな和菓子は、みたらし団子!
(一時期狂ったように食べていたことがあったようです…!)
どこまでもストイックで、美しく、かっこいい理恵さん。稽古を重ねるごとに、トゲトゲした奥さん役のお芝居にも磨きがかかっています。その存在感で『あん』の世界をぐっと引き締め、ピリッとした空気を生み出しています!


【森山 / 相原智枝】
相さんの好きな和菓子は、豆大福。
お茶目な一面がありながら、はっきり、しゃっきりとした印象の相さん。相さん演じる森山さんからは、まっすぐで力強い生命力を感じ、生きてきた重みがずっしりと伝わる歌声に惹きつけられます。


【美咲 / 石窪朋】
ともさんの好きな和菓子は、わらびもち。
どこかわんぱくでスポーティな雰囲気のあるともさん。ともさん演じる美咲は、どこか姉御肌で、歌声からも頼もしさや物語を引っ張っていく力が伝わってきます。


【あかり / 小田藍乃】
あいのさんの好きな和菓子は、金平糖
フェアリーのような雰囲気と美しい高音が魅力です。あかりとして舞台に立つ姿は可愛いらしく、仕込みバラシではキリッと仕事をこなす姿も印象的です。的確な指示にいつも助けられています!


【どんぐり / 金村慎太郎】
しんさんの好きな和菓子は、ぬれ煎餅。
響きが心地よい優しい歌声と素敵な笑顔が印象的なしんさん。その笑顔を見たら、きっと誰もがすぐに虜になってしまうのではないでしょうか。千太郎の心情を歌うシーンの歌声も素敵で、優しく寄り添う響きを感じます。


【クラリネット / 橋爪恵一】(10/1~30、11/18~21)
橋爪さんの好きな和菓子は、どら焼き。
美味しいどら焼きを探しているそうです!
橋爪さんのクラリネットから生まれる音色には、深く豊かな響きを感じます! 音が声になって聞こえてきそうです。


【ピアノ / 入川舜】
入川さんの好きな和菓子は、どら焼き。
入川さんのピアノの音色は、『あん』のモノクロな舞台に、色を添えているようです。クリアで繊細でクールな印象を受けます!




《座内スタッフ》

【制作マネージャー / 沖まどか】
まどかさんの好きな和菓子は、炭酸せんべい!
とにかく明るく、笑顔が素敵なまどかさんは、まるで太陽のような存在です。誰にでも分け隔てなく声をかけられていて、とても素敵です。まどかさんのコミュニケーション力とパワーで、旅が進んでいきます。どうぞよろしくお願いいたします!


【舞台 / 壹岐隆邦】
いきさんの好きな和菓子は、いがまんじゅう。
演出部での動きはまるでプロのよう。冷静かつ細やかで、丁寧。しっかりみて学びたいと思います! いつも優しく声をかけてくださり、不慣れな見習いの私を温かく導いてくださいます。どうぞよろしくお願いいたします!


【舞台 / 泉篤史】
いずみさんの好きな和菓子は、紫いもあんのどら焼き。
とても優しく、物腰の柔らかいいずみさんは、分からないことや困ったことがあると、いつも丁寧に教えてくださいます。さまざまなな仕事を器用にこなす姿もかっこいいです。今回は演出部でたくさんお世話になります。どうぞよろしくお願いします!


【舞台 / 杉浦愛明】
旅公演、初演出部としての参加…! ドキドキですが楽しみです!
行列に並びにくる人形を、自分自身も並びに来たつもりで出していきたいと思います!どうぞよろしくお願いいたします。
私の好きな和菓子は、10円饅頭です♪
薄皮の中に優しい甘さのこし餡が入っていて、一口サイズなのが良いです♪

先輩方が魅力的すぎて言葉で表現しきれません…💦 裏方ですが先輩方の歌声を聞いていっぱい学び吸収していきたいと思います!


(コメント:杉浦愛明、写真:熊谷みさと)

あん組 稽古場日誌(9月24〜30日):壹岐隆邦


「オペラ『べっかんこ鬼』を稽古、本番と風のように駆け抜け、気付いたら今日は9月最終日」
「今年の9月も、本公演を終えるやいなや、こんにゃく座は会議にレッスンに大忙し」
「9月中に太陽が顔を出した時間ほど短いインターバルを置いて、オペラ『あん』の稽古がスタートしました」

……座日記の書き出しっていつも悩むものです。
なんだかんだ9月の稽古開始時は似たような事を書いているような気がして、こんにゃく座の9月は毎度、年末よりも忙しいのではないかと思います。



気持ちを『あん』に切り替えましょう。
倉庫からセットを取り出し、思い出しながら稽古場に立込んでいきます。
よく見たら、セットは埃まみれ。
待ち続ける行列も、1年以上出番を待っていました。


さて、私は『あん』では、"アイリス"と呼ばれる、引き戸のようなパネルを静かに操作しています。
上手、下手2枚のパネルにそれぞれ担当がいて、私はツアー初演から継続して下手のパネルを担当しているのだけど、上手パネルを操るパートナーが毎年変わっているのです。
今年のパートナーは、泉くん。
たまに"あっくんいっくん"と言われるコンビで、息を合わせてがんばります。


そしてもう一人の舞台スタッフは、ツアーにフルで参加するのが初めての、チャッキーこと杉浦さん。
細かい仕事が多いけれど、見えるところでは(見えないように)人形を出す係をやっています。
まさに手探り状態で、かなり難しい仕事です。
稽古を見に来た、去年の人形担当の響くんからの指導もはいって、がんばっています。



たまにはということで裏方の事ばかり書いてしまいましたが、キャストも新しい組み合わせで、濃密な6日間の稽古を過ごしました。
明日からさっそくツアーのはじまりです。今年は8か所を巡行します。
11月には三重と愛知で一般公演もあります

徳江さんの語る言葉、『あん』の声にどうぞ耳を傾けて、ご覧ください。

オペラ『べっかんこ鬼』まとめ:高岡由季

【お組】
【に組】

8月7日からお稽古が始まった
オペラ「べっかんこ鬼」、ダブルキャストの【お組】【に組】それぞれ3ステージ、計6ステージ。
9月17日に初日、20日に千穐楽を迎え、無事に終演いたしました。
22日にはトラックから荷物を降ろし、片付け、ついに本当に終わってしまいました。
とても寂しいので、写々丸ことちゃみさんが激写した愛溢れる写真たちとともに思い出を振り返っていきたいと思います!!

演出部チーフのいっくんさん。
終演後、袖でいつも「良かったよ!」と褒めてくれる優しい先輩。今回はいっくんさんが心を込めて製作した猪くんがみんなに可愛がられていました。
名前あったのかな?聞いてみればよかった!

今回、演出部として小道具を作ったり管理したりいろんなことをこなしながら、衣裳を着て舞台上で笛を吹いた茉奈。
鬼とゆきが吹く笛を実際に鳴らしていたのは茉奈です。
稽古が進むにつれて、本当に鬼が吹いてるように錯覚してしまうぐらい、笛の音にどんどん気持ちが現れるようになっていって、すごかった。

「歌え!比羅夫丸」に続いて、演出部を務めてくれたのりぴー。
劇中で鳴らされた銃声は、試行錯誤の末、録音された銃声になりましたが、稽古場では箱馬と木材を使った生音をのりぴーが鳴らしてくれていました。

衣裳部チーフのりえさん。
持ち前のセンスと前のめりの性格で、衣裳部の仕事をバリバリ進めてくれたのでありましょう。
出演していた同期3人(ひろかさん、ともさん、ひこさん)を絆で支えていました!

今回は縫い縫い戦士としていろんなものを作ってくださったのであろうちゃみさん。
可愛い可愛いゆきの衣裳は全身すべてちゃみさん作!

これだけで舞台に登場することはなかったのが勿体無いくらい美しいブラウスとスカート。
持ち帰りたいくらいお気に入りでした。

衣裳部として活躍しながらも、劇場入りしてからは照明キューだし係という大役を果たした温ちゃん。
若い感性をフルに生かして、稽古中も動画をまめに撮ってSNS宣伝用の動画を作ってくれたり、本当に温ちゃんがこんにゃく座にもたらしている恩恵は大きいものです。

チケット係のあかねさん。
ものすごい量の情報を処理し、きっと大変に違いないと思うのに、チケットのことで話しかけにいくといつも菩薩のような顔で対応してくださるのでありがたいなぁと思います。

まどかさん。この方がいなければ今回の公演はなかったと思うぐらい、支えてくれた方。
↑照明の成瀬さんと打ち合わせをするまどかさんと温

演出助手として、素晴らしい稽古計画を立ててくれ、音や台詞の間違いや芝居の埋まってないところを役者ごとにメモし、稽古の合間に役者一人一人をたずねてお話してくれ、稽古後もいろんな相談に乗ってくれ、ずーーっと休みなく「べっかんこ鬼」のために思考を巡らせてくれていました。
そのおかげで、役者たちのパフォーマンスは1日も無駄にすることなく良くなっていったと思っています。

初演べっかんこ鬼のピアニストでもあった萩さんは、今回は音楽監督として稽古初日から千穐楽前まで、ずっと同じ熱量で音楽のフィードバックをピアニストと役者に根気強く与えてくださいました。

「べっかんこ鬼」をきっかけにこんにゃく座に入ったという大石さん。今回は演出という立場から私たちに、並々ならぬ夢を託してくださいました。
座員はみんなそれを受け取って全力を尽くしたと思います。

今回、初めての本公演制作チーフを務めた志野。
制作の仕事が忙しい中、稽古をいつも見に来てくれて、役者やスタッフと一緒に同じ方向を向いてくれて、今わたしたちが「べっかんこ鬼」をやることの必然性を確かなものに押し上げてくれた感じがします。


【お組】ピアニストの真理子さんも40年前にべっかんこ鬼のピアノを弾いたスペシャリストです。
40年前の演奏を今聴くことは叶いませんが、今回の演奏は更に更に素晴らしかったです…!!

【お組】の風は、なんか感覚が似ているんでしょうか、稽古の隙間さえあれば4人でミーティングを重ねた努力の賜物でしょうか、風という存在そのものの作り込みがはんぱなく、200年ぐらい一緒にいそうな感じがする4人組でした。
↑ゆずさん、玲子さん
↑響
↑篤史

篤史、玲子さん、ゆず子さんは『ルドルフとイッパイアッテナ』で猫をやっている人たちなのもあって、足音の無さがすごかったです。
響くんもこの3人に負けず劣らず!というかこの百戦錬磨の3人に違和感なく溶け込めるのが響の人間性の才能なのだろうなと思いました。


【お組】山母役の路都さん。
その大きい目に捕らえられると動けなくなっちゃいそうな、魔女のような卑弥呼のような山母を演じられました。
疲れた役者を捕まえて、マッサージもしてくれる優しい山母。

【お組】猟師役のゴリさん。
豊富な人生経験を活かし、大役を果たしました。
稽古を重ね、いろんな人のアドバイスをものにして、本当にそこにいる、リアルな猟師が誕生しました。

【お組】ゆき役の裕加さん。
稽古が進むにつれ、どんどん溌剌と、可愛らしいゆきになっていったと思いきや、とんでもない鬼気迫るゆきが憑依したかと思いきや、ちょっと歌のことばを間違えて気の抜けたハミングを歌い出したりして、稽古場で見ている人全員を前のめりにさせたり椅子から転げ落ちさせたりするすごい人です。
そして本番はものすごい集中力でバッチバチに決めてくる。今回も素晴らしかった!

【お組】鬼役のさとおさん。
↑劇場仕込み日に、かつてのこんにゃく座同期の酒井さんと再会できて嬉しいさとおさん

稽古中もジムに通い、もともとの人並外れた体力を更に倍増させて今回の鬼に挑んださとおさん。
とんでもない覚悟と、ひろかさん演じるゆきへの宇宙並みの愛を感じました。

【に組】ピアニスト五味くん。
稽古初日から萩さんにとんでもない量の注文を受け、ばかでかいサイズのアイスコーヒーを飲みながら林光さんの音楽と真摯に向き合っていました。
五味くんのパワフルでダイナミックなピアノに負けまいと【に組】はどんどん声がでかくなっていきました。笑


【に組】の風たちは、お組とは面白いぐらいに正反対で、四者四様の個性が爆発していました。
風という存在を平気で飛び越えた佇まいで視線を集めるまろさん。
ダンス経験を感じさせる芸術的な動きと滲み出る色気で視線を集めるあいのさん。
長い手足のおかげか少し動くだけで視線を集める進也。
運動神経抜群で的確に素早く動き視線を集める朋さん。

どちらの組の風たちも、めちゃくちゃ自主稽古を重ねてどんどんハーモニーも、存在も、深みを増していきました!4人でまとまるって本当に難しいことなのです。


【に組】山母の彦さん。
3年前のひょう六のときも、しんさんと親子の役だった彦さん。名コンビという印象。今回は鬼と親子ではないですが、親子みたいな2人の関係性が稽古初日からはっきりと見えて、すごいなあと思いました。

【に組】猟師の北野さん。
ちょっとお顔が整いすぎてて、若く見えちゃって、高岡のお父さんには見えないということで髪に粉をはたいたり、頬をこけさせたりして工夫していました。
「俺は村一番の猟師だからな」という台詞を観客全員に吐き捨てて舞台後ろに消えていく北野さん、前から見たかった。

【に組】ゆき役の高岡由季。
自分の名前をこうも舞台上で心配そうに呼ばれたり愛おしそうに呼ばれたりするのはとても心がむずむずしますね。
むずむずをお客様に返せるよう頑張りました。幸せでした。

【に組】鬼役の慎さん。
台本読み合わせプレ稽古のときから、鬼をものすごい精度で作り込んできたしんさん。この鬼のお芝居が見られる!この鬼とお芝居ができる!とワクワクドキドキして高岡は隣でニヤニヤするしかなかったです。
本当に本当にしんさんがこんなに一生懸命に鬼をやるから、高岡のゆきは生きられました。稽古中もたくさん感謝を伝えましたが、改めてありがとうございました。




なんか全然上手くまとめられないのですが、私がこの記事で伝えたいのは今回のオペラ「べっかんこ鬼」も、ここに書いたみんなや書ききれなかったみなさんが見えないところでたくさんたくさん力を尽くしてくれて、無事に公演が終わったということと、
そんなみなさんに感謝の気持ちでいっぱいということと、
そんなみなさんがいるこんにゃく座が好きだなー自慢だなー誇りだなーということと、

そしてそして!
新国立劇場に足を運んで観てくださった皆様、応援してくださった皆様、気にかけてくださった皆様、本当にありがとうございました!!


私たちはこれからも、日本オペラの夢を追い続けます!!!
【お組】 Photo by 長澤直子
【に組】 Photo by 長澤直子