タング組 メンバー紹介(2026年10月〜11月ツアー)


2026年の『タング』ツアーが始まりました!
妖精タングによって舌に魔法をかけられた少年のお話なのですが、サブタイトルにもなっている『まほうをかけられた舌』にちなんで、

「魔法をかけられるならどこ?」

と、みんなに聞いてみました!


🍛中村響 / 少年(バリトン)
もうちょっとだけ身長があったらなぁと思っていたので、足だけで(が)いいから某海賊や某インドの僧侶のように、自在に伸びると嬉しいなぁ。
ちなみに私、高所恐怖症なところもあるんですが、これ、ひょっとして自分の身長の範疇なら高いところもきっと怖くなくなるのでは、と思いつきました!一石二鳥!?


🍛北野雄一郎 / タング(バス) 
つま先が鋼鉄になる魔法をかけられたい。なんだかやたらと足の指をケガするので。そうすれば安全靴いらずです。でも、つま先が硬くなったら踏ん張りが効かないのだろうか?歩いたり走ったりしづらいか?なんて思ったり。何かを求めると、何かを犠牲にしなきゃいけないということか、うむー。


🍛入江茉奈 / クミン(ソプラノ)
どこまでも跳べる足!
空を“跳ぶ”夢をよく見ます。鳥のように飛ぶのではなく、蛙のようにジャンプして木から木へ、屋根から屋根へと高く高く跳ぶ夢です。
自分の足で地面を蹴ってどこまでも跳び上がれたら気持ちいいだろうなーと思います。


🍛花島春枝 / ナツメグ(アルト)
魔法をかけてもらえるなら「目」が良いなぁ!!視力を6.0くらいにしてもらって、エジプトの砂漠やアフリカの大草原へ旅に出たいです。コイサンマンのように、遠くから動物や木の実や花々を見つけてみたいです♪


🍛吉村安見子 / ピアノ
生まれた時からずっと、とても薄い私の「まゆげ」を、魔法で、濃くて元気で立派な「まゆげ」にしてもらう。

なんだか楽しい気持ちが目のまわりに湧いてくるような気がする。お腹にもチカラが湧いて来そうだ。 濃い「まゆげ」!
いいなあ〜


🍛石窪朋 / 制作マネージャー・照明スタッフ
迷いますが、やっぱり目かな。
視力がものすごく良くなって、オリオン大星雲やプレアデス星団を自分の目でガッと見てみたいです★⭐︎★


🍛壹岐隆邦 / 舞台スタッフ
眼、耳、脳……と考えれば考えるほど夢は拡がるけど、切実なところで答えるならば、「爪がもう伸びなくなる魔法(伸びずに新しい細胞に変わる魔法)」がほしい。
アレルギー体質でよく無意識に身体を掻いてしまうので極力短い爪を保ちたい。なのに他人より爪が伸びる速度がはやいらしく、2日に1回は爪を切っています。
これが無くなったらどれだけスッキリすることか……!


タング組 in 茨城県桜川市『雨引小学校』(10月7,8日):壹岐隆邦

こんにちは、壹岐隆邦です。
ちょっと前に『あん』の座日記を書きましたが、分裂したわけでも複製されたわけでもありません。
『あん』ツアーの合間に、『タング』ツアーにも参加する、南船北馬の秋です。

初日はここ、
朋さんがテンションあがるセイコーマートのある場所。そう、茨城県は桜川市にやってきました!
セイコーマート、北海道のコンビニかと思いきや、茨城県にも多店舗あるそうで。
なんでかなと考えたけど、北海道(苫小牧)と茨城(大洗)がフェリーで繋がっているのが関係あるのかもしれません。
話が逸れました。
学校の近くで地元・北海道のソウルフードを手に入れてニコニコの朋さんでした♪


公演初日になる雨引小学校は、周りを豊かな自然に囲まれたところ。
学校の校庭も半分が庭園のようになっていて、休み時間に子どもたちが虫を採ったりして過ごすそう。景色もよくて素敵な学校です。
前日から体育館をお借りして、初日に向けて仕込に励みます。

私が『タング』ツアーに同行するのはとても久しぶりで、日記を見返してみたらなんと2020年以来、6年ぶり。
仕込の手順も記憶の彼方、ベテランの皆を頼りに働きます。
それにしても標準化というか、ユーザーフレンドリーというか、誰でもすぐに理解できるような仕組みが出来上がっててありがたい限り!
なんで仕込中の写真を1枚も撮っていないのでしょう。仕込初日とはだいたいそういうものです。


一段落して昼食タイム
美味しいご飯と美しい庭園、聞こえてくる鳥の囀りでゆったり寛ぐ♪
みんな集まってきました。

午後には演出の大石さんもいらっしゃって、ゲネプロ開始
大石さんからのノートがあり、響きやバランス、照明やセット、歌い方や動きのタイミング、いろいろ確認して、この日は終了。



翌日も朝から体育館入りして、それぞれ歌ったりストレッチしたりアップしていきます。

こんにゃく体操で様変わりした茉奈

肋木で身体を伸ばす面々
肋木があるとつい登りたくなっちゃいます。
扉を開けて驚くひびき
掃除道具などをお借りするのに体育館内の倉庫を探すのですが、倉庫の扉と見分けのつかない扉の1枚がこの姿見の扉で、私も開けた瞬間に向こうから人が出てきたと思って声をあげてしまいました。

昨日のゲネプロの出来を踏まえて、丁寧に稽古します。
(制マネ朋さんの言葉に耳をそばだてて聞いている図にも見えますが、ソングの稽古中に歌と視線を一身に浴びて幸せを感じている朋さんの図です)



そして迎えた本番は、児童さんに負けないくらい沢山の保護者の皆様も観に来てくださり、とても温かい空気が会場を包んでいました。

小学校の体育館公演は子どもたちの反応をダイレクトに感じる事ができるから大好きで、
ソングを聴いてオペラを観る子どもたちが笑ったりツッコミを入れたり、前のめりになったり恥ずかしそうにしていたり、そういうのを感じてとても嬉しくなります。
ありがとうございます。
今日の様子を、さっそく学校のホームページに掲載してくださいました♪



使い慣れた体育館がセットと照明で見知らぬ世界に様変わり、そこで歌い演じる私たち——
……もしかしたら子どもたちにとってこれも"魔法"のようなものなのかなあ、と感慨深く、ふと思い巡らせてみたりするのでした。

タング組 稽古場日誌(10月1~6日):中村響


『タングー魔法をかけられた舌ー』の稽古が始まりました!

本公演の『べっかんこ鬼』をそれぞれがやりきって、さあまたやるぞーと新たな気持ちで集まった面々。
和気あいあいと、まずは立て込み。
立て込みはパネルの足をつけるところから始まります!


久し振りに稽古場に来た大道具を始め小道具や衣裳なので、これらのメンテナンスも欠かせません。
『歌のステージ』で私が着けている腕時計の色塗りをしてくださっている花島さんー。


キャストは昨年秋と同じ組み合わせですが、花島さん以外は1年ぶり。頭の記憶と身体の記憶をたぐり寄せながら、でも新鮮な気持ちで丁寧に進めていくお稽古になりました。


休憩中、自主稽古するまなさんを見守る北野さん。
自主稽古するまなさんを見守る北野さんパートII
『歌のステージ』の中のこの曲、『My Favorite Tom-Tom』は稽古してもしてもし足りませんねー。息を合わせて今シーズンもがんばりたいです。

おまけ。
ある日には佐藤さんからのミスドのお差し入れをおいしくいただきました😊
ちなみに、入座1年目のちゃっきー(写真左)は『タング』を初めて見学した!とのことで、舞台から見てもわかるくらいに(笑)、ストーリーと一緒に心動かして観てくれていました。最初のお客さまになってくれてありがとうー!

さて!初日はまず茨城県桜川市で迎える予定です!

冬木理森 出演!J-Vibs Project #0『花鳥風月』(9月6日):冬木理森

下北沢にて開催された、新しい和の世界をテーマにした公演、J-Vibs Project #0『花鳥風月』に、冬木理森が出演しました。


今回 冬木は、世界を旅する能役者・演出家の今井尋也さん、そして同じく旅する書道家 村野瀧玖さんとのコラボレーションを中心にパフォーマンスしました。公演主宰はCMヒットメーカーでも有名な振付家の香瑠鼓さん。
能、舞踊、書、音楽、照明と様々なジャンルの表現が、即興セッションとして一つの空間の中で交差しました。

【香瑠鼓さん・今井尋也さんとの『竹生島』】
能役者の今井さんとご一緒させていただくのは、今回で2回目。今年のゴールデンウィークには、今井さん演出の現代能舞台に出演させていただき、ジャンルやアートの垣根を越えて創られる新しい能の世界に、強い刺激を受けたばかりでした。
(創作能 ブラジル神話『オパラ川』より)

今井さんの作品は、実際にその土地を訪れ、フィールドワークを通して得た肌感覚から創られることも多いそうです。
今回の演目『竹生島』も、もともとある能の題材を軸にしながら、今井さんが本番直前まで巡っていた糸島をはじめとする九州の霊地での演奏ツアーでの体験が重なり、構想へと繋がっていきました。
3人で合わせたのは ほぼ当日の即興。そのため、昼の部と夜の部でも大きく変わり、非常にスリリングで面白い時間となりました。

今井さんの能管と、香瑠鼓さんによる「蝶々」の舞から始まる幽玄な世界。蝶々は、現世に逢いに来た故人の魂。

演奏が小鼓へと変わり、シャーマンである「伊都国女王」の水鏡の舞。神聖な儀式から、取り憑かれていくような狂気へと変容していきます。

時代を映し流れ続ける「水」が、琵琶湖の神域・竹生島へと繋がっていきます。音楽とともに天から白い花が降り注ぐという美しい情景の中、月夜の水上へと舞い降りる香瑠鼓さんの「弁財天」。

音響振動療法「マナーズサウンド」の響きとともに、冬木もクリスタルボウルの演奏と歌で参戦しました。
今井さんにお借りしたクリスタルボウルが、これまた凄かったのです。クリスタル素材そのものが共鳴する浄化の響きに加え、空間ごと異空間に飛ばすような倍音の振動。鳴らしている自分自身の身体まで、その響きに持っていかれそうなくらいでした。そして演奏者の精神状態がすぐ音に表れてしまう、僕にとっては修行のような楽器となりました(笑)。
終演後には、クリスタルボウルの振動を身体で感じてくださったお客様にたくさん声をかけていただき、とても嬉しかったです。クリスタルボウルを演奏しながら、カズーやティンシャなど、いろんな楽器をやっていたりもしました。

3人の音と身体と空間の響きが重なっていき、クライマックスではロック音楽とともに、今井さん演じる「龍神」が琵琶湖の底から謡と舞で力強く登場。龍神と弁財天とが出会い、人々に大いなる恵みをもたらしながら、天へと昇っていきました。



【村野瀧玖さんとの書のパフォーマンス】
書道家 村野瀧玖さんとのコラボレーションも、とても刺激的でした。日中韓の国と国とを繋ぐ書の活動では、その功績を称えられ中国で切手にもなったという村野さん。家を持たず、各地を転々として活動されているという、超フッ軽 謎多き書道家さんです。

昼の部では、お客様から日本の和のお題をいただき、その言葉をもとに村野さんとパフォーマンスしました。僕の出番では「香り」というお題から、


「弄花香満衣」
花を弄(ろう)せば香(かおり)衣に満つ
という禅語を書いていただきました。お客様のお力も含め、一期一会の即興でしか生まれない臨場感ある時間でした。 

そして夜の部では、楽器奏者や書道家さんがたくさんいらっしゃり、チームで2つの演目をパフォーマンスしました。

『百花繚乱』
三味線、水墨画、書のパフォーマンスに、冬木は即興ソロの舞で参加。色とりどりの才能が次々と咲き乱れていく華やかな空間となりました。


『花鳥風月』
次は一転して白と黒の世界へ。和太鼓のビートの中をたくさんの書が飛び交い、力強く躍動する世界。どちらも大小全ての書が現れた瞬間は、圧巻のエネルギーでした。



【その他、盛りだくさんのパフォーマンス】
障がいのある方たちとのアート活動を、30年以上続けられている香瑠鼓さん。
脳性まひの篠塚俊介さんと、知的障がいを持つ大窪真椰さんの『水を呼ぶ詠(うた)』は、カラダの奇跡と、その賛歌をひしひしと感じられる演目でした。


アート性の高い演目だけでなく、香瑠鼓さんのポップでお洒落な「和モノ」の振付も踊りました。『般若心経』をエレクトロニック・ダンス・ミュージックに仕立てた振付では、お客様も一緒に踊り、盛り上がりました。



【最後は、予測不能のガチンコセッション】
公演の大トリは、香瑠鼓さん、今井さん、村野さんによるガチンコセッション。昼と夜で趣向も変わり、最後にはホーメイや特殊ボイスまでが飛び交い予測不能、何が起こるかわからなくて目が離せませんでした。 


村野さんが、香瑠鼓さんと今井さんに「書」を書いてもらうという粋なサプライズもありました。
いろいろなことが起こりすぎて、若干記憶障害にもなりそうなくらい、激しくて夢のような1日だったのですが、最後の最後にホッコリと終われてなによりでした。



公演は「夜の部」のみになりますが、配信もしているそうです。よろしければご覧ください。 【https://www.kaoruco.net/posts/59045720】

そして、好評をいただいた今井さんとの『竹生島』は、11月1日に行われるチャリティ・セッションにて再演することが決まりました。
【https://www.kaoruco.net/posts/59254102/】 次は、下北沢の街から富士山までを一望できる眺めという、
北沢タウンホールのスカイサロンでやります。今回生まれたものをさらにブラッシュアップして、また新しい『竹生島』をお届けできたらと思います。