ルドルフ組 in 石川県小松市『小松市民センター』(7月20日):泉篤史

いよいよ関東も梅雨明け…夜でも息の詰まるような熱帯夜、昼間は体を焼かれるような日差しの灼熱の太陽…夏本番といったところ。

こんにちは、そんな夏の日差しでルドルフのように真っ黒になりそうな泉篤史です。暑さ対策、日焼け対策…やることいっぱいですが、今年の夏も元気に乗り切りたいものです。

オペラ『ルドルフとイッパイアッテナ』も残すところあと3公演となりました。そんな夏真っ盛りの中、ルドルフ組は石川県小松市へ!小松・能美おやこ劇場、加賀おやこ劇場、子ども劇場いしかわ、野々市・白山子ども劇場の4つのおやこ劇場の皆様に観ていただきます!

今回はトラックメンバー以外は新幹線移動だったのですが、小松駅のホームに降り立った途端見えてきたものが…

ショベルカーとダンプトラック!

皆さまお気づきでしょうか。この二つの重機、とんでもない大きさなのです…

で、でかすぎる!!!

これらは建設機械、重機などで有名な会社コマツの重機たちで、創業の地がここ、小松なのだそう。あのコマツがここの小松から生まれたのですね。この重機たち、実際に動くらしい…見てみたかった…


この日は本番前日。おやこ劇場の会員さんのお車でホテルまで送っていただき、明日の本番に備えます。そして翌日。

関東も暑かったですが、小松も暑い!! まだ動く前から汗水垂らしながら、仕込みを始めます。
ここでもおやこ劇場の会員の皆さまにお手伝いいただき、あっという間に荷下ろしも完了。送迎に搬入出のお手伝いまで…本当にありがたいです。

どんどん仕込みます。

ところで、劇場に備え付けられてある大黒幕、袖幕はたいてい黒色なのですが、時々黒色じゃない幕が吊られてたりします。ひとつまえの大崎市のパタ崎さんホールでは赤色、そして今回のホールでは…

青色!
北野さん、あかねさん、同色こんにゃく座Tシャツで完全に同化してます。


仕込みもズンズン進み、休憩時間。お茶場に行くと素敵な差し入れがたくさん!

4種類も…どのコーヒーにしようかなあ…(真剣な眼差し)

旬のぶどうもいただきました!!美味しそう〜

そうそう、三原公演の時にも見かけたひらがなの座席表示、なんとここにもありました!

もれなく「お」の座席で「お〜!」


本番前のお稽古も終わり、いざ本番。
何度もルドルフの座日記に書いてしまっているかもしれませんが(笑)このオペラの冒頭。まだ客席がおしゃべりで賑やかな中、僕たちが舞台に登場し、それに気づいたお客さまが段々と静かになっていき、シーンとなって第一声に耳を澄ます。その瞬間が好きです。これから何が始まるんだろう、という凛とした空気とワクワク感。んーたまりません。
今回も存分に味わうことができました。客席の皆さんと一体になれる、生の舞台でしか味わえない感覚。本当に幸せなことです。

本番中、大人も子どももクスッと笑う声や、思わず口から出てしまった感想も聞こえできました。物語の後半では、イッパイアッテナが「何か美味いもん食わせてやりてえな…美味いもんと言えば肉肉肉!となると…」と言うと

「あ…あいつか!?」
とイッパイアッテナの前に先取りする子の声が(笑)
心の中でニヤニヤしてしまいました。

そして無事、終演。
終演後、思い思いの猫に扮したこどもたちから小松の銘菓の詰め合わせをプレゼントしていただきました。

嬉しい!!ありがとうー!!

そして、僕たちはそのまま舞台に残ってアフタートークを開催。観劇してくださったお客さまから感想をお話ししてくださったり、質問をしてくださって、

1人ひとりのこんにゃく座との出会いを語ったり。

高校生のお客さまから、どうして舞台で足音を立てずに飛んだり跳ねたりできるのかという質問をいただき、

それはこんにゃく体操のおかげです!と実演したり

みんなでやってみよう!と会場全員で体操したり!

大いに盛り上がったアフタートークとなりました。


バラシも無事に終わり、最後にこの公演を支えてくださったおやこ劇場の皆さまとパチリ。

本当にお世話になりましたー!!

またお会いすることができますように。本当にありがとうございました。

ドン・キホーテ組 in 山形県東置賜郡『川西町フレンドリープラザ』(7月14日):小田藍乃


4月から始まった2026年度ドン・キホーテ組のツアー、ついに!ついに!大千穐楽!!!

実に24箇所37公演。
本当に本当に長いツアーでした。
誰も欠けることなく、大きな事故もなく、無事に全ステージを終えることができて、感無量です!


ツアーの最後は川西町フレンドリープラザにて、川西町教育委員会さん主催で川西中学校のみなさんに観てもらいます。

最後の仕込みだぞー!
って写真。
っとその直後、搬入口に大量のカエルがいるのを発見。
みんなでカエルを追いかける追いかける。
あまりにたくさんいたので非常に癒される。。。


さて、仕込むぞ仕込むぞ!

照明部!
どんな小屋と出会おうともガシガシ仕込んで行きます。
頭脳派メンバー。色番号、回路番号、ワット数、ケーブルの数。あらゆる数字をあっという間処理していく姿は尊敬です!

仕込みは照明部で本番は音響、ゆきちゃん。
わたしだったら頭がこんがらがっちゃうなー、すごいなーっといつも見ておりました。バラしのときは音響のことも、照明も、さらには舞台部の赤雪掃除にも来てくれたり、、、マルチタスクすぎる。

舞台部!
こんなにツワモノが揃っちゃってよいのでしょうか。ガシガシ仕込みました。筋肉もあるし、背も高い。
このメンバーだとあっという間にパネルが運ばれて行くので、仕込みもバラしもとても速い。

そして、舞台部の中のひろかさん。
筋力的ツワモノ舞台部の中、確実に細かな仕事をこなしていく。
ガシガシ動く舞台部や照明部の邪魔にならない場所をたくみにくぐり抜け、決して進行のさまたげにならないすばらしい方です。

楽屋では、衣装部ゆずこさん。
1人部署で、みんなの衣装をお世話しています。
馬の毛並みをツヤツヤにしていたり、穴のあいた靴を補修するために、ものすごい悩んでくれたり。
我らが制作マネージャー!!
どんな事態にも持ち前の明るさで場の空気を調整してくれます。
様々な人の間を行ったり来たり、本番前の稽古リーダーも兼ねてたくさんのお仕事をこなしていました!


さてさて、
そんな私は舞台監督助手ということで、上手袖の前の方で、舞台の様子を伺いつつ、客席の反応にも耳をすませていました。

今回のお客様は中学生。大人とも高校生とも違う反応に、こちらからは見えない客席の雰囲気を想像しておりました。この時代、性のことなど、彼らの世代には、わたしたちが想像するより一層リアルに色んなことを感じ取ってくれたのではないかなっと思います。
終演時に感想を話してくれた子の言葉に、わたしたちもとても感動いたしました。


ってことで私は舞台部として動きながら、本番中は上手袖で舞台を見守ります。何かあったらに備えているわけですが、何もないほうが無事に公演が進んでいるということなので、何もない方がよいのです。(全く仕事がないわけではないですよ。笑)

毎日、みんなの舞台を誰よりも近くで臨場感たっぷり味合わせていただきました。

そんな上手の守り神の視線をいくつか。
舞台スタッフというものは暗闇にいますので、写真が暗く見ずらいのはお許しくださいませ。

開演しました。
下手にいる舞台監督からトランシーバーでキュウが出ます。キュウとは、「開演します!」という合図なのですが、そのキュウを上手に音響ブースを構えるユキちゃんに伝えます。私が1番緊張する瞬間です。そして馬の嗎声が流れ舞台が始まります。

パネル裏に隠れている人たちを紹介します。
2場・サイモンの登場です。
うっかりなにかを蹴っ飛ばして音響でガチャガチャンって音がなるんですが、まぁお客さんからは見えない位置だけど大慌てしている壹岐さんサイモンがそこにはいます。“躓きの舞”と呼んででいます。いつかみんなにも観てもらいたいです。(写真は躓きの舞が終わってしまった「俺だよ俺」の時)

2場はいろんな人が闇に隠れていますね。サラちゃんです。

いきなり石を投げられまくって可愛そうなサラちゃんは、舞台奥からもちゃんと客席に「痛い」が聴こえるように、しっかりパネルにひっついています。

そしてベルがこっちに突入してくると華麗に2人は入れ替わってサラちゃん舞台に登場です。この華麗な入れ替わりも見ものです。

3場です。鳥の囀りとともに舞台上が明るくなります。
村人おじいさん、おばあさんたちの洗濯物干しも眺めたいところですが、このタイミングはサラちゃんの早替えの手伝いをしております。
足が真っ黒ですからね。綺麗にしています。これにはベルちゃんも手伝っています。
そして今さっきまで私とこの上手袖で大慌てで準備していた2人があっという間に舞台上に戻ります。

「サラ!サラ!」と元気に現れたベルが、住民たちが空襲警報で家の中に入ったことを確認します。
上手袖に向かってもこうやってチェックしにきます。その時ここに立ってベルからグットサインを浴びるのが私のお気に入りです。

他にも、SS(袖中から舞台上に当てる照明)に影がでないように進む姿や。

ドンガラガッシャンを鳴らすために待機中の人と、投げつけられた旗の回収係さんなど。


別の袖で別のドイツ兵のドンガラガッシャン待機中だったり。

ルイの、ちゃぶ台返しならぬ、ケーブルドラム返しを袖から確認したり。

ドイツ兵に手を縛られたサラちゃんですが、縄の準備ができると、優しく肩をポンと叩き「準備できたよ」の合図を送る姿など、舞台袖中にもたくさんのドラマがあります。



私のポジションはお客さんの顔見られることはありませんが、壁一枚、幕一枚向こうの息遣いを感じ、舞台上を見守り続けるこの部署はとてもやりがいのあるお仕事でした。

全ステージをここで見守ることができてよかったです。
至極個人的な目線の座日記となってしました💦すみません。


最後にインスタグラム用の写真も撮りました。
是非見てね。


今年度のドン・キホーテの旅はお終い。
つぎにはどんな出会いやドラマが生まれるでしょうか。
今年出会ったみなさま、ほんとうにありがとうございました!
そして、お疲れ様でしたー!

ルドルフ組 in 宮城県大崎市『村田工務所 パタ崎さんHallおおさき』(7月18日):北野雄一郎

みなさん、こんにちは。
ここ数日、大気が不安定でゲリラ豪雨もあったりで湿気がイッパイアッテナの北野雄一郎です。
湿度が高いとグッタリしちゃいますよね。

で、今日は、宮城県大崎市「村田工務所 パタ崎さん Hall おおさき」にて、せんだい杜の子ども劇場さん主催でオペラ『ルドルフとイッパイアッテナ』の公演です。

昨日、関東では豪雨で天気が心配でしたが、今日はなんとか雨も降らず、持ち堪えました。みんなの日頃の行いが良いのでしょう。

さて、このホールの名前は、地元の村田工務所さんが命名権を取得し、大崎市公式キャラクターの「パタ崎さん」の名前が入っています。「パタ崎さん」を詳しく知りたい方はこちらへ。
https://miyagi-osaki.com/patasaki_room/

さぁ仕込開始!
搬入の時、子ども劇場の若者さん達が手伝ってくれました。
こう見ると、なんだか流しそうめん感がにじみ出ますね。

仕込も順調、楽屋に戻ると、主催さんからずんだ餅とくるみ餅、それからフルーツ、ドリンクの差し入れが。

ずんだ!ずんだー!とテンション爆上がりのあかねさん

和室楽屋はどことなく懐かしい雰囲気が。おばあちゃんの家を思い出します。
入江さんがおばあちゃんキャラで招き入れてくれました。

舞台袖を歩いていると、いました、パタ崎さん。ちゃんと舞台袖から見守ってくれているんですね。

本番は、お母さんお父さんに抱っこされている小さなお客さんもたくさんいて、静かに観てくれました。終演後のお見送りでは、「よかったです」「感動しました」「楽しかった」などたくさんお声がけいただいて、とても嬉しかったです。

バラシも子ども劇場の若者さん達が手伝ってくれて、とても助かりました。ありがとー。
最後、みんなでトラックの前で集合写真。
みんな、いい顔です。

せんだい杜の子ども劇場のみなさん、ありがとうございました。またお会いしましょー。

小田藍乃出演!『東京空中庭園 vol.2 -妖精採集のためのフィールドノート-』(7月12日):壹岐隆邦

精力的に外部活動をしている藍乃さん、今年も『さよなら、ドン・キホーテ!』のツアーの合間を縫ってコンサートをするという事で、駆けつけました!
"東京空中庭園"という、作曲家の辻田絢菜さん(藍乃さんの高校〜大学の同級生)が起ち上げたユニットで、今回はそのユニット2回目のコンサートです。2年前の第1回も私は聴きに行って、とても楽しかったのを覚えています。

妖精からの招待状を手に集まったのは、 世田谷の"um"というコンパクトな会場。
ところ狭しとグランドピアノと打楽器が並べられているのを見てわくわくしていると、開演したらチェロも登場!
ピアノ・チェロ・パーカッションという楽器の組み合わせは実は一番と言ってよいほど好きなので、嬉しいサプライズでした。(たんに前情報を一切見ていない自分の行動の結果です。ちゃんとチラシにも書いてありました)

コンサート前半はラヴェル、モーラン、そして辻田さん作曲の計5曲を藍乃さんの語りを軸にして構成したステージ。
煌びやかな器楽のリズムが正に妖精そのもので(妖精って3拍子なんだなあと思ったり)、表題の『妖精採集のためのフィールドノート』という、絵本作家の帳硝子さんがこのコンサートのために書いた物語が音楽の橋渡しとして紡がれていきます。
藍乃さん自身翻訳による楽しい歌もありました。
後に辻田さんが「好きな曲を集めただけ」と仰っていましたが、コンパクトな会場での包み込むような響きと、仄かに照らされた照明が相俟って、ひとつのインスタレーション作品を体験したようなステージでした。

後半は辻田絢菜さんと、同じく作曲家である父親の辻田幸徳さんの曲から合わせて5曲。ピアノソロ、器楽アンサンブル、歌といろんな編成で楽しませてくれました。
そしてさいごに、第1回のコンサートで初演された"長くつ下のピッピ"という、絵本を元に作曲された作品の再演!
後半部分のみの抜粋でしたが、前回はいなかったチェロも加わって、おもちゃ箱みたいな音楽と、(音楽のような)朗読で幸せなコンサートの終わりでした♪
こうやって毎回少しずつ楽器が増えていって、いつかオーケストラで聴けたら面白そうだなあ、なんて思ったり。
ありがとうございました。第3回も楽しみにしています!