12月24,25日のクリスマスイブ~クリスマスにかけてこんにゃく座ではオペラ塾によるオペラ「森は生きている」を上演しました。
メンバーはこちら。
わたくし、初めて演出助手をさせて頂き、てんやわんやだった太田まりがご報告させて頂きます。
演出は岡原真弓またの名を鬼軍曹(笑 )みんなを時に愛情たっぷりに厳しく罵り、時に褒め、見事に個性を輝かせていきました。みんなそんな岡原さんの魅力にメロメロです。
オペラ塾に集まる方は様々な職種の方がいて、それはそれは個性豊かなメンバーが揃っています。
みんなで舞台を作り、色々な困難を乗り越えたメンバーは絆も強く、とても仲が良く、まるで家族のようです。そういえばこんにゃく座もよく家族みたいと言われます(笑)
12月の土日は朝10時から夜21時頃までみっちりとお稽古。
今回はあの「森は生きている」です。
こんにゃく座の文化庁の公演でもやっているように、お客様にもまつゆき草を咲かせてもらおう!という訳で、塾生みんなでまつゆき草を作ります。
家に持って帰ってみんなの分の花びらを切ってきて下さる方、別荘からもみの木を切って運んで下さる方、みんなのおやつにみかんやりんごを持ってきて下さる方、旦那さまがカレーを振舞って下さった方(よっこさんの旦那さんのけいいちさんありがとうございます!)、稽古場のお手洗いを自主的にお掃除する方、段取りをきっちり把握して下さっていた方、何だかふわっと楽しくチームをまとめて下さる方。
その他沢山の叡智と努力と根性と様々な才能を結集させて、本番に挑みました。
今回舞台監督をしていた北野雄一郎くん曰く、本番中舞台裏でもとても落ち着いていたとの事。もしかしたら北野くんがいる安心感でみんなもより一層、落ち着いていたのかも。
そんな本番の様子を我らが姫田蘭さんが映像の傍ら、とても素敵な写真を撮っていらっしゃったので、お写真を、お借りしましたm(__)m
元気で可愛いウサギとリスのシーン。
しおたんウサギは月の精の時、と~ってもゆっくり歌うシーンがあります。歌いながらパッチリしたお目目が益々大きくなるのです。「ゆっくり歌い」が素晴らしく上手!
みるみる可愛くなっていったむすめはまちゃんと優しい兵士じゅんじーの出会いの場面。すごく素朴で自然で、ほっこりします。
じゅんじーの家で何度も特訓をしたとか。その甲斐あってか、このシーンに塾長の萩京子さんも大満足していらっしゃいました。
本当にワガママな、小学生位の女の子に見えたどばちゃん。色々な表情がとっても魅力的で可愛いどばちゃん女王。女王はすごくエネルギーがいる役だと思うのですが、それは見事に演じ切っていました!
そして今回衣裳を担当したのは座員の高岡由季ちゃん。どばちゃんが初めて衣裳を着た時は稽古場で可愛いコールが出ました!月の精全員分の衣裳も作り、染め、由季は本当にセンスが良い!すごい子です!
稽古を重ねる度に役を掴んでいくうめっきー博士。どんどん博士として舞台で生きていく姿はとても素敵でした。
今回の演出に欠かせない女官長と女官達。一人一人がすっごく良い味を出していて、こんなに人数がいるのに、全員の顔がはっきり分かる!すごい!
おっかさんはっちゃんの笑い芸誕生!堂々とした役者っぷりに感動。
森が大好きなんだなぁって泣き虫はっちゃんの泣きっぷりにもらい泣きを堪えるのが大変でした。「一瞬の今を」でむすめを見守る月の精はっちゃんの表情はそれはそれは優しい素敵な顔です。
きっちりよっこさんとダラッダラべきょの姉娘。原作では姉娘は1人なのに、まるで原作から2人だったかのような面白さ。性格は全然違うのに、歌はピタっと揃う面白姉妹。
そして今回の照明を担当して下さったのが、大御所成瀬一裕さん。ものすごい量の照明を釣り、出来上がった光はそれは素敵で森への愛?オペラ塾への愛?こんにゃく座への愛?!音楽への愛?!が溢れておりました。
おっかさんと姉娘達の家のシーンでは、照明増やしちゃおっかなぁなんて成瀬さんが言うので、家族三人はライトが増えるっ♪増えるっ♪と小躍りしていました。踊りが揃っていてめちゃめちゃ可愛いかったです。動画で撮りたかった。
大量な照明機材を使ったので、明かり合わせ中、何度もブレーカーが落ちたり、古い機材を駆使したので、明かりの球が切れてしまったり、ヒヤッヒヤな思いで寿命を縮めながら照明操作をしたのはこんにゃく座の高野うるおさん。歌役者として舞台に立ち、仕込みは照明をする事が多いうるおさんの頼もしさったらありません。
セクシーおおかみズ。親分ちかちゃんと子分ナオネコさん。親分ちかちゃんは宮殿のシーンではバイト女官という設定でやる気がない女官を演じていたが、笑顔がとても可愛い。声も本当によく通ります!
子分役だけれど大っ変しっかりしているナオネコさんは全ての段取りを把握。風邪をひいて倒れそうになりながらも焚き火の棒を出したり、脚立をセットする姿に鬼軍曹岡原さんの目にも涙。森の精の大らかで柔らかい雰囲気はナオネコさんそのもの。
じゅんじーが実際にご自分の別荘で切ってきた木をじゅんじーがセット。折り紙飾りの指導もじゅんじー。色々と本当にありがとうございました。塾生が美味しそうなお弁当を食べてるなぁと思ったら奥さまののぶさんが作っていたり。どれだけ優しいご夫婦なんだっ!
楽しくておちゃめな大使と大使夫人。ふみさんのタップとはるちゃんのアドリブがとても素敵。ほんっとに良い味出しています。どう頑張ってもあんな味出せませんっ。
ピアノを演奏したのは、24日が大坪夕美さん。25日は小林夏衣さん。
夕美さんはこんにゃく座で、あらゆるチームの時に「森は生きている」を演奏をしています。稽古中も塾生に森の色々な事を伝え、引っ張っていって下さいました。
夏衣ちゃんは森のむすめのように心が開けていて、自分から生まれる森を楽しもうと音源も聞かずに練習していったそうです。そんな夏衣ちゃんの演奏が新鮮で刺激的だったと夕美さんが言っていました。そう言える夕美さんだからあらゆる森を楽しみ、導いていけるのだなぁと2人の素敵なピアニストさんにも感動しました。
でんがな王国のチャラー王さま。
チームを楽しくまとめるまささん。
衣裳似合い過ぎでんがな。1月の精でみんなを従える姿は普段のまささんの培っている人間力が光り、温かくかっこよい!
キメ顔の決まりっぷりが半端ないオシノさんと、存在感と説得力が半端ないなっぱさんの名シーン。オシノさんはこんな面白い方だったのかとビックリ。なっぱさんはものすごい迫力にも関わらず本当にこんな女官長がいるのだと思ってしまう説得力。
みきちゃん(紺と赤の衣裳を着ている美人さん)も頭に小鳥とかつけたら?と軍曹に言われたところ、とんでもない飾りをつけてきた!みんなどうしてそんなに愉快なの?少年のような魅力が光ります。
みんないい顔!
まがり演じるカラスがこの作品を引き締めます。独特の澄んだ雰囲気でお客様の視線を集めます。
杖を振るくぼちゃん。色々な場所で歌や芝居に磨きをかけているくぼちゃん。キリッとした台詞も決まっていた。
こんにゃく座の新入生はオペラ塾に参加します。新人ジャイアン、優しくてシャイな四月の精。大きな身体で舞台を軽やかに飛び回っていました。声もいいんです!
そして要所要所で、「カズちゃん、ニコニコして」と岡原さんから演出を受けていたカズちゃん。カズちゃんのピュアなニコニコはこの作品をぽっと明るく照らし、お客さんの心もぽっと明るく照らしたんじゃないかなぁなんて思います。
一人一人が演じる喜びや、「森は生きている」に出演する幸せ、新しい自分との発見や再会。そして仲間とひとつのものを作る喜びに溢れていて、そんな雰囲気が「森は生きている」と溶け合っていて、ピュアにキラキラと輝いているように見えました。
歌い演じる喜びを目の当たりに出来て、本当に感動しました。
そうそう、
12月10日は高岡由季ちゃんのお誕生日でした。…が、ゆきはこんにゃく座の「森は生きている」の旅公演に行っており、塾生は会えず、どうにもお祝いしたい塾生達は23日に決行!
おおかみゆきちゃんや、アコーディオンゆきちゃんや、ネズミゆきちゃんのアイシングクッキーでサプライズ‼︎
ゆき、めっちゃ愛されてますっ。
ゆきは大喜びでサプライズ大成功‼︎どんなに忙しくても愛の枯れない素敵な塾生達なのでした。
反省会で、講師の方々から公演の感想、次に向けての一人一人へのメッセージを受け取った後は、こんにゃく座の壹岐隆邦くん作曲、塾生のみんなが作詞、の「ぼくたちのオペラ塾」を塾生のみんなから講師陣にプレゼント。
鬼軍曹もにっこり。オペラ塾のみんなを導いた講師の梅さんもにっこり。同じく講師の大石さんは急いでおとみっく「カルメンゲーム」へ。
この裏では座員が舞台をもの凄い勢いでバラしています。ロボット公演に行っている座員も忙しい合間を縫って稽古に顔を出してくれたりしました。
塾生のみんなが感謝していました。
素晴らしい公演、本当におつかれさまでした。心から拍手を送ります。
*まり*
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