小林ゆず子と高岡由季のうたびより(4月5日):鈴木あかね

桜も満開!春のポカポカ陽気に恵まれました4月5日、稽古場では、

「小林ゆず子と高岡由季のうたびより」が開催されました!

ふたりそれぞれが、自分が今歌いたいうたを、自分をすべて出しきってうたいきった、春の日にふさわしい、爽やかなコンサートでした。


13時から、まずはゆずのコンサート。平日の昼間だというのにお客さまは満席!ゆずの人気が伝わってきます。

アットホームなコンサートにしたいと、手作りの装置もやわらかな雰囲気です。




ピアノは榊原紀保子さんです。

自分のこと、音楽、こんにゃく座との出会いなど、語りも交えてソングを歌います。ひたむきで真っ直ぐな眼差しと歌声が、飾らないゆずの人柄を表しています。



スペシャルゲストに北野雄一郎さんを迎えての長編ソング『花の名』では、茨木のり子さんの詩の世界にスッと私たちを招き入れてくれました。ゆずの静かな情熱に、北野さんのコケットな演技がより一層物語に花を添え、ふんわりと満たされたあたたかな空気に涙が出ました。



18時からは由季ちゃんのコンサートです。前半は光さんのソング、後半は萩さんのひとりがたりオペラ『走れメロス』が歌われました。



ソングのステージでは、厳選された5曲をキラキラと歌います。「もっと聞きたかった」と思わせる絶妙な長さ(短さ⁉︎)で、舞台の転換も見せながら、語りながら後半へ突き進んでいきます。


ピアニストの服部真理子さんの「一緒に走り切ります!」のお言葉にこちらも胸が熱くなります。位置について、ヨーイ、ドン!走れ、由季!



あの場にいた全員が、メロスと、由季と一緒に走って走って、手に汗握り、涙を流したのではないでしょうか。お話の結末はわかっているのに、ドキドキしたり、安心したり、心を震わせてオペラの醍醐味をたっぷり味わいました。




どちらも聞き応え、見応えたっぷりの素晴らしいコンサートでした!ふたりとも、お疲れさまでした!


写真:和久井幸一さん

2 件のコメント:

びん さんのコメント...

行けなかったのがホントに残念だよ

匿名 さんのコメント...

びんさん
ありがとうございます!!!
またどこかでお会いできるのを楽しみにしております!!
高岡由季