夏が好き、らしい。自身独自の暦を持っていて、夏が一年の半分ほどを占めている。様々な物事において、世の中で決まっているやり方や決まりをひょいと越えて、そしてより素敵に、効率よくやるものだから、彼の行動から目が離せない。
あきのこないひと!(上手い!)
安定感。華奢で、可愛くて、思わず守りたくなるような雰囲気を纏っているが、美佐子さんは誰よりも強い。
蝶のように舞い、ひらりひらりと困難をかわしているような美しさを見せながら、関わる人みんなを良い方向にふわっと導く。(実はガシッと掴まれているのかもしれない!心を!)
少年か?青年か?はたまたおじさんか?どれにも見える。しかも同時に!
オーロラソースのような人…いや例えるならオーロラだけでいいだろ!と思うかもしれないけど、なんとなくオーロラソースの方が美味しい感じもあってしっくりくる。
好奇心や探究心をいつまでも変わらず沸き立たせ続け、いろんな方面に触手を伸ばし、そして自分の力にしている。ツヤツヤのセクシーでブリリアントなテノールの歌声も磨かれ続けている。
入座する前、舞台で観た理恵さんの印象は「なんて綺麗な人だろう…」だった。
しかし入座し、日常の中でよく笑う姿をみていると「可愛いな」と思うことの方が圧倒的に多い。外から見ると綺麗で、内から見ると可愛いなんて、最強では!?
そして面白い。ひょうきんでもある。サービス精神と引き出しの多さが半端じゃない。何か理恵さんに冗談を言うと倍以上になって返ってくる。
神さま、これ以上鬼に金棒持たすな。と言いたくなる。
北野さんにはいつのまにか助けられている。いつのまにか施されている。いつのまにかいて欲しい所にいて、空気を柔らかくしてくれる。「あ、ここにこれ欲しいな」と思っていると、いつのまにか北野さんがそれを作ってくれている。だから座員みんなが、あらゆる企画のあらゆる役目において『ゆ〜うちゃんが欲しい♪』と北野さんを取り合うのである。
「兼ね備える」とは簡単にできることではない。
言葉の力とソプラノの美しさ、そして可憐さ、さらに勇ましさ。それはもう並大抵ではないであろう努力で掴み取ってきた、という感じがする。私の永遠の憧れであり、師匠であり、目標であり続けるお方である。
並々ならぬ体力と耐力と努力で、おそらく普通の人なら突破できない壁を、本人も知らないうちに打ち破りながら猪突猛進している。他の座員が、佐藤さんのことを愛を込めて『いのしし』と呼ぶのを聞いたことがある。
あまりの面倒見の良さから、「こんにゃく座のお母さん」とも呼ばれている。私も、愛と尊敬を込めて、いつまでも後をついていきたいと思う佐藤さんの子どもの1人だ。もとい、ウリ坊だ。
芸術のセンスがすごい。うるおさんはもともと先生から役者に転身したはずだが、役者としての活躍だけにとどまらず今や演出もやり、照明のデザインや操作まで極めてしまって、どこへ行ってしまうの〜!?という感じである。どこへも行かないでください。と祈るしかない。
パンタローネ役をやるときの茂さんは、髭を伸ばしている。男の人の髭事情はあまりわからないが、白と黒の混じった美しいお髭をこんなに豊かに蓄えられる人は、珍しいんじゃないかな?と思う。本番中の出番のない間、舞台袖の暗闇の中で「ホォーーー」と温かい息を吐いて喉を温めながらスタンバイするその姿は、“真実の口”のようで神々しくさえ見える。あぁ、その口に手を入れてみたい…!そんな衝動にかられる。
実際やってみても、『ゆきちゃん、何するんだぁ笑』と朗らかな声で笑ってくれそうだ。
入座当初はあまりビールの美味しさがわからず、むしろ苦手なほどだった私が今や絶対のビール好きなのは、間違いなくこの方のせいなのだ。本番が終わってバラシが終わって、玲子さんが飲むビールが本当に美味しそうで。美味しそうにビールを飲む人はたくさんいるが、玲子さんは別格なのだ。身体全体が仕事を頑張った喜びに震え、美味しいと叫んでいるのだ。その姿だけで、他人の趣味嗜好を変えてしまう!これぞ選ばれしパフォーマーの素質だ、と私は思っている。
繊細でしなやかで、性別とか言葉とか、全てを超えた表現者としての美しさを感じる、まさにこのアルレッキーノという作品の中のザンニにふさわしい役者だと思う。我々ザンニ4人組の骨、いや柱?を担う、風変わりなナイスガイ。
薫さんとはここ数年ずっと本公演や旅公演で同じチームで共に頑張らせていただいている。共演した際には芝居のワイルドさに刺激をもらい、歌声の美しさにうっとりし、感化される。一旦冷めて落ち着いて味噌や具が下に沈殿したお味噌汁を、もう一度温めてかき混ぜて更に「ごま油入れてみる?」とか聞いてくれるような存在だ。これからも、薫さんとの共演を楽しみに、ダシの煮出し、具の仕込みから丁寧に作っていく所存である。
こうやって旅メンバーの一人ひとりに想いを馳せながら紹介文を書くのが楽しくてしょうがない感じの人間。それが私です。
真理子さんがピアノを弾くコンサートを聴きに行くと、いつもその後はワクワクして、いてもたってもいられなくて、私も歌わなければ!とスキップよりの早歩きで稽古場へ向かってしまう。真理子さんという人間から溢れ出す音楽に包まれ、酔いしれるとみんなこの意味がわかるだろう。
そのくにゃっとした柔らかい笑顔から感じる印象そのままに、手嶋さんの音楽は朗らかで柔らかくて、更に一筋縄では行かないようなお茶目さもあって、アルレッキーノの音楽になくてはならない音を奏でている。
個人的には、美肌の秘訣を教えていただきたい…!!と、聞き出すタイミングを見計らっている。
「おおらか」という言葉は橋爪さんを表現するために生まれた言葉かもしれない。
本番前、どんなに緊張していても、どんなに心乱れることがあっても、橋爪さんに「大丈夫だよ〜」とニコニコ笑われたら、もう何でも心から大丈夫になってしまう。だって本当に、大丈夫なんだもん。
えっ!?いま、化粧、してないんですよね!?と見るたびに思うほど、華やかで美しい彫刻作品のようなお顔をしている。その風貌からユーモアの塊みたいな発言や行動が次々と繰り出されるので、今目の当たりにしたこの幸せを逃す所なく脳に焼き付けようと私の五感がフル活動している。
ゆず子さんになら、なんだって安心して全てを委ねてしまう。仕事も、演じることにおいても…。ゆずさんが、持てる限りの誠意で全てのものに向き合っているからだろうな、と思う。どれかを選んでどれかをないがしろにしたりしない。全部をやり切る。これがどんなに難しいことか。だから1人残らず全ての人がゆずさんを大好きになってしまう。
相さんの中の、揺るぎない太い太い芯から発せられる言葉は、いかなる人をも聞き手へ回してしまう力がある。心が、動かされるのである。聞きたい、と思わせられる。
「相さんほどに芯のある気持ちで喋れているだろうか?」と、いつもどの演目でも、台詞を言うときに自分に問いかけて稽古するほどである。
だから、相さんに褒められたりすると、喜びもとんでもなく大きい。
いつか、美術展を一緒に見に行って、入ってすぐの展示物を見て一緒に何かの笑いのツボにはまって、「なんでこんなことになっちゃったんだ」とか言いながら爆笑したことがある。言葉で上手く説明できないが、美術品を見て同じところで笑うって、かなり素敵なことじゃない!?と思っている。
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