アルレッキーノ組in神奈川県藤沢市「藤沢市民会館」(12月10日):高岡由季


こんにちは!ザンニ役の高岡由季です。
本日は藤沢市民会館にて公演です。
藤沢演劇鑑賞会のみなさまに観ていただきます♪


朝は北陸の冬みたいな寒い曇り空でした。
お昼からは晴れてきました♪
仕込み開始時間の30分前から、搬入口の前に続々と座員やスタッフさんたちが集まってきます。
アルレッキーノ組は、早く集まる癖があるようです。


さて、私事ですが、今回の旅で初めて挑戦していることが2つあり、大変に充実した、伸び代いっぱいの(笑)(汗)日々を送っております。

1つはマニュアルのトラックの運転。
(こんにゃく座のトラックは2台あり、ひとつはオートマ車、ひとつはマニュアル車になっております。)

そしてあと1つは、シーリングとフロントと呼ばれる劇場の照明の当たり合わせです。
美しい舞台には、照明はなくてはならないものです。あかりの無い舞台は、ただの闇です。
照明がなければ、太陽の無い月と同様、役者は輝けないのです!!!!
シーリングライトは劇場の客席の天井にあって、舞台を照らします。フロントライトは客席の両サイドにあるものです。
その照明のあるところは、舞台や客席のように華やかで美しいものではありません。いわゆる天井裏、壁の裏ですもんね。そうですよね。


このような険しい道を通ってシーリングルームへ向かうこともあります!
(今回のホールは特別、冒険心をくすぐる道だったので休憩中にわざわざ写真を撮りに行った笑)

なんでしょうね、エモいわれぬロマンを感じますね。感情を動かされますね。劇場の怪人がいそうですよね。

照明の当たり合わせはとっても難しいです…。プロの照明さんの技に惚れ惚れし、たくさんいろんなことを教わりながら頑張っております。

役者として舞台を作ることはもちろん、いろんな方面でのお仕事にやりがいを感じる今日このごろです。

そんなこんなで舞台は仕込まれ、お稽古をして、本番です。


人の動きなど、毎日微調整です。デリケートであり、大胆さも必要です。

なんて楽しいオペラだろう、と思いながら毎日楽しく稽古し、本番はそれの何倍も楽しく演じさせていただいております。

本日のお客様も、時折柔らかく笑いがおこったり、アルレッキーノが何かやらかすと『あぁ〜』と声を漏らしたりしてくださり、とっても楽しく嬉しかったです。

ザンニ4人のあるところの残念無念な捨て台詞のようなキメ台詞があるのですが、その言い方をいつも試行錯誤しているのですが、初めてそこで笑いが起こりまして、今日を「残念無念記念日」とすることにしました。

本当にありがとうございました!

さあ1日休んで、12日には富山へ向かいます。
旅は続きます!

*****
追記

今日は残念無念記念日ともうひとつ、


私の誕生日でした!!!

稽古定番メニューである終曲が終わって暗転の後、佐藤芳明さんの弾くアコーディオンのハッピーバースデーの前奏が始まり、楽士たちの素敵な演奏、みんなの厚い合唱、ピンスポットで私が照らされ、千疋屋の苺ショートケーキを持ったズメラルディーナがっ!!!(自分でめちゃくちゃ詳しく説明)

豪華すぎです。嬉しすぎです。ケーキ美味しかったです。私は幸せ者です!

これからも精進して行きます!!!よろしくお願いいたします!



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