徳島県で初日を迎え、静岡県で公演してきたオペラ『あん』チーム、本日は神奈川県横浜市、長津田駅からすぐの、みどりアートパークで一般公演です。
旅公演3回目…11月からみっちり稽古をしてきたからか、旅もずっと続いてきたような、しかしまだ初日があけたばかりのような、なんともいえない不思議な気持ちです。なんだろうこの感覚…
そんな個人的な謎の感情は置いておいて、今日も元気に仕込みです。
なんですかこの舞台部の兄さんは
ちょんまげに上着の斜め背負い…謎かっこいいです!!
こっちの舞台部の若者はどこかの村娘みたいなポーズでパネルに付いたゴミを取っています
「鳥よ〜飛べ飛べ〜」と聞こえてきそう
こちらの2人は釘を打っているところを「あ、座日記?」と手を止めてこっちを見てくれ……え…?よく見たら薫さんこっち見てない!?私にピースしてくれてたと思ったのに…誰見てたの…?くぅぅ
仕込みも回を重ねるごとに工夫してスムーズになってきました。でもまだまだ改善できることはきっとたくさんある!素早く美しく、慌てず迅速に、安全に大胆に効率よく進化していきたいです。
しっかり稽古もして
この千太郎さんはサービス精神が旺盛すぎて稽古中に歌ってる内容を突然めちゃくちゃオーバーに表現したりしてくれるものですから、たいへん楽しいのですがゲラの私は我慢ができず笑ってしまって歌えなくなるのでとても困っています。
今日も大事なところで吹き出しそうになってしまってほんとうに申し訳なかったです。
何事にも動じず達観して臨めるようになりたいものです。
稽古後、お茶場で何かに群がるひとたち
作曲の寺嶋さんが持ってきてくださったハムやソーセージを手に大喜び
あっという間に無くなってました。良い笑顔ですね
本番直前ワカナ
手提げ持ってる感じが中学生っぽい!と評判でした。
この距離でバシャバシャ撮ってたら響に「そんな遠くから何枚も…」って言われてなんだかわからないけど妙に可笑しかったです。
今日も元気にがんばるゾ!
他の演目では本番中も出番以外は大抵片付けやら着替えやらで忙しく過ごしているのですが、『あん』はほとんど着替えも無いし、裏の仕事も私はあんまり無いので、空いてる時間はずっと舞台袖から舞台をじっと見ています。
なんだかわからないけど、ずっと見ていたくなる作品なのです。
徳江さんと千太郎さんが初めて一緒にあん作りをするシーン、楽しくて大好き
今日はいろんなシーンでお客さまがクスリと笑ってくれている声やじっと舞台を見つめてくださっている空気を感じられて、ほっこりと同時に気が引き締まりました。
あたたかなダブルコール、とても嬉しかったです。ありがとうございました!!
そして今日はスペシャルな公演!終演後には原作・台本のドリアン助川さんと作曲の寺嶋陸也さん、こんにゃく座代表の萩京子によるアフタートークもおこなわれました。
舞台袖から嬉しそうに拍手をおくる徳江さんと介護してるみたいな千太郎
ドリアン助川さんはツアー初日の徳島公演にも駆けつけてくださり、たいへん感動してくださっていたのですが、今日も念の為2枚用意したハンカチのうち1枚はびしょびしょになってしまったそうです。素敵な方です。
さくらさくらのモチーフがたくさん登場することや、「どら焼きいかがですか」のメロディが生まれたときのこと、クラリネットを入れることにした理由など寺嶋さんからも興味深いお話をいっぱい聞けてわくわくしました。
ずっと見守ってくれている萩さんが話していたように、この作品は今、初めての旅をしながら育っている時期です。
毎回新鮮に鮮烈に物語が生まれていくこと、その舞台を役者が今まさに生きていること、お客さまにそれを体感していただくこと。ドリアン助川さんが話してくださった感動の源を胸に抱きながら、大切に『あん』を育てていきたいと思いました。
オペラ『あん』、ここから先はピアニストを寺嶋陸也さんにチェンジして、次は12月23日、広島県での公演です。
12月24日は島根県、26日は福岡県でも公演があります。
この機会にぜひ、物語が生まれるところを体感しにいらしてください!
そんなわけで、、
本日はピアニスト五味貴秋さんの一足早い千穐楽でした。あっという間…!!
今期もたくさん朝稽古にも付き合ってくださり、練習の鬼が発動して自主朝練のみならず全体稽古終わった後も別室で一人最初から最後までさらいなおしていたり、通し稽古映像も毎回ちゃんとチェックしてくれて、すごいなあ、見習いたいなあと毎日思っていました。
徳江さんのアリアからラストにかけての心揺さぶられる音楽にいつも胸が熱くなりました。
たくさん助けてくださりありがとうございました!!
キラリ稽古の日、到着と同時に誕生日(の3日後)を祝われて笑顔の五味さん
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