花島春枝出演！キホユカプロジェクト「朗読と音楽でお届けする『セロ弾きのゴーシュ』」(2月3日)：鈴木あかね

鎌倉婦人子供会館ホールでの「第8回キホユカプロジェクト　『セロ弾きのゴーシュ』」コンサートに行ってきました。

キホユカプロジェクトとは、座で大いにお世話になっているピアニストの榊原紀保子さんとバイオリニストの松本裕香さんのユニットで、鎌倉にゆかりのある2人で“大人も子どもも幅広くクラシック音楽を楽しんでもらえるように”と始めたそうです。コンサートは高校生以下無料！素晴らしい活動ですね。

この日はゲストにチェロ、ドラム、そして朗読に我らが花さんことこんにゃく座歌役者の花島春枝を迎えて、「みんなの音楽会　朗読と音楽でお届けする『セロ弾きのゴーシュ』」の公演でした。

会場に着くとさっそく紀保子さんや花さんが出迎えてくれて、アットホームな雰囲気です。会場は明るくてほどよい広さのスペースで、子どもたちもちらほら来ていました。

コンサート開始とともに、チェロの吉濱さんが自作した音楽は優しく物語へ導いてくれます。お話の中の「印度の虎狩り」や「ゆかいな馬車屋」などもこんな曲だったかもしれないと思わせてくれる多彩なメロディーでした。

ゴーシュ本編はよく知っているお話ですが、その登場人物全員を声だけで演じ分け、表現していた花さん素晴らしい！臨場感あふれる朗読で、時に静かに、時に激しく賢治の世界を味わわせてくれました。ブラボー！

たっぷりゴーシュの世界を堪能して胸いっぱいに帰路につきました。紀保子さん、花さん、みなさまお疲れさまでした！