遠野組 in 愛知県江南市『江南市民文化会館(Home&nicoホール)』(5月16日):大石哲史

(餅を喰う坊主) 

ちょっとしたネタバラシになってしまうので書くのを少し躊躇しましたが、面白い経験をしたので紹介します。

私はこのオペラの中で、六つのキャラクターを演じてます。その中に「餅を喰う坊主」というのがあります。台詞はたったの一言「ムハハハ」というのを5回歌う?だけなのですが、額面通り餅を喰いながら歌う訳です。
本物の餅を喰いながら歌うと喉につまって死んでしまうので、いろいろ試行錯誤して遂に これだ!というのを見つけたんです。色が白くて、形を形成出来て、瞬間に噛んで飲み込めるもの・・・・・はんぺん です。 
 自分で言い出した訳ですから、旅先でも自分でスーパーに行って仕入れます。先月の旅先は東北だったので何の苦労もなかったんですが、一昨日はあの赤福の伊勢でした。
朝、開店と同時にホテル近くのスーパーに直行・・・うん?何処をさがしても、はんぺんが無い!。店員さんに
「この店にははんぺんは、無いんですか?」
と聞いてみた。
「そこにいますよ」
「どこ」
「そこですよ!」
「💢どこよ?」
「そ こ!」
・・・何とそこには まるでさつま揚げの様な茶色の物体が???
「これは、さつま揚げですよね?」
「いえ、はんぺんです!」
確かに、正札に書かれていたのは 「はんぺん」。
伊勢には、白いはんぺんもあるにはあるが、これがスタンダードなのだそうですʕʘ‿ʘʔ。
まあいいや、中は白いだろうから表面を削ろう、と、レジを通して商品を詰める台にいき、持ち歩いているソムリエナイフで表面を削ってみた・・・駄目だ 中も白くない! 
よほど私の行動が変?だったのだろう さっきの店員さんがやってきて
「1キロほど先に市場があるよ。聞いてみたら?」
と、電話番号を教えてくれた。伊勢の店員さんはまっこと親切だ! 
📞「あの・・・?」
「ありますよ」
汗をかきかきうきうきと市場へ・・・
「えっ・・・一個だけですか?」
はんぺん一個では、餅4個しかとれません。8個の餅を使うので、はんぺん2個いるのです。
「白いのはあんまり売れんで、せいぜい仕入れて2個だな」
「この近くにスーパーか市場は無いですか?」
「1キロ先・・・」
「そこではなく💢他は?」
「反対の方向へ3キロほど行くと平和堂が」
さ!3キロ!。
仕方なく、ホールに戻り、ハイエースを借りて平和堂へ行ったのでありました。😹

 












そして今日、江南市民文化会館に於いて尾北演劇観賞会の主催によるオペラ「遠野物語」の中で、面白い反応があった。
 遠野の佐々木喜善の家、喜善と水野葉舟が話しているところに、座敷童が入ってきます。喜善には見える童が、水野には見えないのです。
そこで水野
「ところでお前が言っていた座敷の・・・」
「座敷童ですか?」
「どこにいるのよ」 
「いますよそこに」
いつもはここでクスクスと笑いが起きるところなんですが、今日は違ったんです。
「いますよそこに」
のあと、長い 間があって水野が低い小さい声で「・・・ああ?」というんですが、 今日はその「・・・ああ?」を一人のお客さんがいい間で言ってしまったんです。
・・・島田大翼演ずる水野がどうするのかな、と笑いを堪えながら観ていると、島田見事、お客さんと寸分違わぬ音程とニュアンスで
「・・・ああ?」
と言った。 そしてまた間をあけて
「・・・面白くねえよ」
と言った。 面白かった!




遠野組 in 愛知県稲沢市『名古屋文理大学文化フォーラム』(5月15日):壹岐隆邦

愛知県稲沢市にやって来ました。

 稲沢市……稲沢山(いね・たくさん)あるのかなあ……なんて考えていたら、ホールの周りはほんとうに田んぼだらけ! 
のどかなところです。















本日は、いなざわ演劇観賞会さんの例会です。
 今日も沢山の会員さんに搬入(そして搬出)のお手伝いいただきました。ありがとうございます! 

 ツアーも回数を重ねるうちに、仕込みも大分慣れてきました。 
スロープで使う沢山の平台も、はじめ「アルファベット表記が解りづらい」なんて皆で言っていたけれど、今や『(A~P)から始まる言葉探し』ゲームに興じる余裕がある次第。 
お題は"作曲家"やら"スイーツ"やら。ちなみに今日は"座関係の人"でした。 
 
私は仕込み中、珍しく小道具なんて担当しています。(最近、座日記を書くたびに珍しい事をしている気がします) 
たくさんの小道具の管理を任されているわけです。 
短い時間で、沢山ある小道具を片付けるために、工夫を凝らしたりもします。


















こちらは、銀行員が持っている鞄。
 蓋を開けてみると……














荷運びの時は、割れ物収納ケースに大変身するのでした。 

 
一段落して楽屋に戻ると、お茶場に沢山の苺が!














いなざわ演劇観賞会の事務局長さんの畑で採ってきてくださったばかりのものだそうで、とっても甘くて手が止まらないほどの美味しさでした。 
ありがとうございました♪ 


 本番も広い会場にいっぱいの会員さんで迎えていただき、沢山の暖かい反応や拍手をいただきました。 
この制限制約の多い中、いろいろ工夫をこらして公演を実現してくださって、本当にありがとうございます。 
また稲沢で公演できるのを楽しみにしています!


搬出どきには、田んぼからカエルの合唱が聞こえてきました。





 【おまけ】

 朝の移動でトラック2号に追い付いたところを激写














その仲良く並んだ瞬間を、後ろにいたハイエースから撮られていました


















そんなトラック2号は、移動中に、走行距離の数字が並んだ所を目撃!


















搬入口でも仲良く並ぶトラック1号2号。 
これからも安全運転で、まだまだ進んでいきます♪

遠野組 in 三重県伊勢市『シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢』(5月14日):鈴木あかね

三重県伊勢市にやってまいりました。

いせ演劇鑑賞会のみなさまに、オペラ『遠野物語』を観ていただきます。 

 会場の「シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢」は、もともとは「伊勢市観光文化会館」という歴史ある建物です。 

 搬入口にトラックを並べて作業しやすいように、普段は舞台で使う平台と木足を組んで、プラットホームを作りました!

これではかどります!喜善さんといっくんがポーズを取ってくれました。


















鑑賞会の皆さまにご協力いただき、搬入は無事に終了。写真を撮り損ねましたが、みなさんお揃いのエプロンで、テキパキと手伝ってくださいました。ありがとうございます! 

 舞台があらかた仕込めたら、私は自分の担当する、楽器係の仕事に取り掛かります。














まずパーカッションのスペースに場所を書き記したパンチカーペットを敷き、


















舞台の袖でまずたくさんの打楽器たちの足を組みます。西田さんが助っ人に来てくれました。暗くてボケてます。すみません!ありがとうございます!


















さっき貼ったカーペットの上に、印の通りに足を並べて、いよいよ楽器をセッティングしていきます。しんちゃんも手伝ってくれました。ありがとう!


















そして完成!あとは高良さんを待つばかりです! 


 その頃楽屋では…


















にわかバーバーが開店していました!玲子さん、さすがです!手つきもさまになってます! 

 
そして、今日も素晴らしいお客様に実に熱心に観ていただきました。暖かい拍手、本当に力になります。バラシも最後までたくさんの皆さんにご協力いただきました。本当にありがとうございます! 

 さあ、明日は早起きして稲沢に向かいます!がんばります!




タング組 稽古場日誌(5月10日~12日):飯野薫

 タング組は4月からちょこちょこ休憩をはさみながら、稽古を積み重ねています。今週は演出の大石さんが入ってのお稽古です。稽古にはタング初演からの演出助手のちゃみさんがついてくださっています。遠野物語の公演中の大石さんがいない稽古の日も、びしばし指導(やらせ写真)をありがとうございました!


出演者4人は3月の「こんにゃくざのおんがくかい」から引き続きの組み合わせ。

花さんが入ったニュータング組の稽古場は、いつも明るくて、前向きです。花さんのおかげです!いつもありがとうございます!


クミン、ナツメグの新しいコンビは私服の柄がかぶったり、稽古着のTシャツが2日連続おそろいだったり、息ぴったりです。




稽古最終日には通し稽古をして、汗をかいて、体を動かすのはなんてきもちいいのだろうかと、しみじみ思いました。そしてまた今年もマスクが息苦しい季節になってきました。


2日間の稽古が終わると稽古場をばらして、旅の準備をします。みんなで探し物に燃えました。そんな日もあります。救世主の壹岐さんが現れて探し物をみつけてくれました。ありがとうございましたー!


そして花さんと飯野は追加稽古で大石さんと翌日も芝居部分のお稽古に励みました。スパイスをぴりりと加えて、熟成させています!


もうすぐ本番。5/16には小金井で一般公演があります。お席はまだありますので、もしよろしければ観にいらしてください!楽しんでいただけるように頑張ります!

遠野組 in 三重県津市『三重県総合文化センター・三重県文化会館』(5月13日):吉田進也

いよいよ始まりました。『遠野物語』中部北陸ツアー! 

ちょっと前まで東北にいたのでなんだか気温差がすごいです。あったかい!














ということで津市にある三重文化会館中ホールにやってまいりました。 














中ホール!?大ホールじゃないのにこんなに広いの!!!??本当に中ホール??!
 一同テンションがあがります。

 というわけで集合。 搬入を一緒にして下さる津演劇鑑賞会の方々とご挨拶です。














よろしくお願いします!! 
このホールでは皆ヘルメットをちゃんと着用しなければいけません、安全第一ですね!















「ご安全に!」

 
ところで私吉田は舞台スタッフ。
せっかくなので今回は舞台セットを立て込んでいる様子を少しご案内します。














うしろにある壁はバラバラなので、順番に床に並べてボルトで締めていきます。













舞台手前にある傾斜のある板の間(通称スロープ)を作るために、先に土台となる骨組み(通称木足)を組んでいきます。 
その上に板の間を置いていくと……?














見事な板の間ができました! 

壁も立ったようですね。















壁を裏からみるとのこのようになっています。











床に敷いている地がすりや、パネルの脆くなっている箇所を修繕します。

 
舞台部の仕事がひと段落ついたようですね。
 楽屋に行ってみましょう。














おや、忠地さんが何かを発見しました。


















そうぶん応援団鳥!? 
かるみー!!!!!??? 

 この三重総合文化センター、略して「そうぶん」を巣にしているそうです。
 「カルチャー」「三重」で「かるみー」 性格は「優しくおっ鳥(おっとり)」「少しお鳥子者(おちょうしもの)」 だそうです!!
 かわいいね!














あらら、このかわいさにはさすがの佐々木喜善さんもたまりませんねー。
全身で可愛がっています。 

 そして本番前のお稽古タイムです。














前のツアーから違う演目の稽古をしたりと少し時間が経ってしまいましたが、それでも皆さん絶好調。

 本番前、楽屋をもう一度覗いて見ましょう。
 失礼しまーす。














おやおや、水野さんがお茶してますね。



















こちらでは柳田先生のお着物のほつれを玲子さんが縫っていました。 
一瞬で縫っていました、すごいです。

 本番は、座席間隔を空けながらホールの座席全体を埋めるように、たくさんの方に観て頂きました。 
あらためて、このようなご時世の中、こうしてこんにゃく座の遠野物語をお招きいただいたことに感謝してもしきれません。
津演劇鑑賞会の皆様、本当に本当にありがとうございます。 

 ではでは、約1ヶ月の中部北陸ツアー、気張って参ります!














がんばるぞー! 





 〜おまけ〜 

 ホールの前で、冬木くんが何かをしてました。














なんでしょう。

 正解はひらがなの「つ」だそうです。津市ですからね。
 また今度来たときには漢字の「津」に挑戦して欲しいものです。



森組 稽古場日誌(5月6〜8日):大久保哲

世間がゴールデンウィークである中、森組は7日連続でのお稽古! ゴールデン稽古ウィーク、といったところでしょうか。 

 稽古場を飛び出して川崎市の幸市民館ホールをお借りし、後半3日間の稽古場として利用させていただきます。 

 まず初日。
 朝9時前、楽屋口の前で仕込みメンバーが一堂に会しています。














「みんな揃ったようだなあ兄弟たち。」
 というように、大勢の人が集まっています。

 このホール、僕は初めてお借りするのですが、なんと!














楽屋から一歩出るとすぐに舞台になっているのです! 
あまりうまいこと写真を撮れなかったのですが、おわかりいただけますでしょうか? 

 着替えてから、照明舞台、衣裳とそれぞれの持ち場に別れて作業開始!


















いま「遠野物語」で座敷童子として活躍中の、6月の精役まどかさんは照明部。 
こちらはライトの色を変えるためのゼラというものをチェックしているところです。

 














こちらは舞台部。 照明のバトンが上がるまで、しばしの歓談中です。 
舞台部の吉田くん、女王役ちゃみさん、そして手伝いにかけつけてくださった、B組で4月の精を演じた島田さん。 
どうもありがとうございます。 
この他にも、壹岐さん、北野さん等、たくさんの人が手伝いに来てくださいました!


















壹岐さんは、前回の大石演出の時にも初演スタッフとしてついてくださっていて、この眞鍋演出でもマツユキ草の仕掛け等、素晴らしいアイデアと丁寧な仕事で仕上げてくださっています。 
舞台部も、その作業のお手伝いをしました。


 


















小道具に関する仕事を担っているのは、おっかさん役の路都さん。 こちらの赤と橙の布は、ソリのパネルを輸送から守るためのカバーで、5月の精役の冬木さんと二人で仕上げてくださっています。 

実はこの布、半年前まで大石演出のソリとして活躍していた小道具だったのです! 次の演出のソリを、その前の演出のソリが守る……感慨深いですね。 


 ひとしきりの仕込みを終え、2日目。


















朝早くから、照明の明かり合わせをしてくださっています。 
本当にありがとうございます。


















薄暗い舞台の袖で縄の準備をしているのは吉田くん。 大石演出の大千穐楽で兵士役をつとめた吉田くんが、今度は兵士役の大石さんの使う縄の準備をしている……ちょっとややこしいですが、これもなかなか乙なものです。 


 徐々にみんなやってきて、衣裳をつけて、今日は場当たり稽古から始まります。



 


















休憩中に、ウサギのズボンを履いたまま「森へ向かうソリの歌」の振付をおさらいする冬木さん。 こっちに傾いて……


















こっちだったかな? 真剣なのでしょうが、なんだか楽しげです。 

 場当たり稽古の後、マスクを外してメイクをし、通し稽古をしてこの日は解散。



 














3日目の朝は、前日の通し稽古のダメ出しから始まりました。 そして、声出しの為に少しばかりお稽古を。


















木の上で杖をかざして歌う4月の精。 ちょうどいいところに照明があって、神々しいですね。


















こちらは4月の精が咲かせたマツユキ草が舞台上からハケられた後に、再び咲くことのできるようセッティングをしているところです。 花の咲いたシートの下にもう一枚シートがあり、これをくるくると巻き取って……


















この巻き取ったロールを木枠の中にセットすれば、準備完了です。 僕には到底思いつかないこの機構、まさに魔法です。お見事。 諸々の準備を全て終え、ゲネプロ開始! ちなみにゲネプロって「ゲネラールプローベ(generalprobe)」の略らしいです。 わかりやすく言うと、お客様なしの本番、といったところでしょうか。

 


















「そんなことはいいから早く始めようぜ!!」 と、気合い満点すぎて工事現場チックなレスキュー隊員のウサギさん。 決まっているようで決まっていない、不思議な魅力がありますね。 

 こうしてゲネプロが終わり、ダメ出しを聞いて、装置等を解体して全てをトラックに詰め込んで、3日間の劇場稽古が終わりました。

 














翌日の昼前に集まり、森組と遠野組が合同で、トラックの中身を入れ替えました。 

遠野組の皆様、どうぞお気をつけて! 
遠野兼森組の皆様、また7月にお会いしましょう! 

 遠野に行く人達は、本番を重ねる上で研鑽を積み、森組のみの人達はじっくりと、7月までの間にステージングや楽譜を見つめ直して、旅公演の際には一層、素晴らしいものをお見せできるよう、森組一同頑張ります!! 




 ☆おまけ☆ 

 休憩中の過ごし方について。


















先々の稽古やツアーの事を話し合う人たち。


 














今日の仕込みの事を振り返り話し合う人たち。 

 どちらも大切なこと。