絵巻歌物語『ヤマトタケル』(8月1日):高岡由季

8月1日、髙野うるおさん率いるオペラ制作クルー「青いフクロウ」による公演、
構想から約10年、
絵巻歌物語『ヤマトタケル』が満を持して開幕、そして閉幕いたしました!!

まず特筆したいのは、オペラの作曲は、なんと島田大翼さんだということ!!!
「作曲家」が、「漫画家」の次にみた夢だったという彼は、最近はこんにゃく座外で劇伴の音楽を担当するなど、役者だけでなく音楽家としての能力を発揮していますが、オペラを一本まるまる作曲するのは初めて。
彼の初めてのオペラに出演できたこと、とても嬉しく思います!!

そして!!!同じく特筆すべき
"絵巻歌物語"とは!!!
今岡まちさんの執筆されたオペラ台本「ヤマトタケル」に合わせて巻星願さんが描いて下さった膨大な数の絵を紙芝居のように大スクリーンで投影しながら、我々歌役者が音をあてる(演奏と歌とせりふ)という新しい試みです!
昔は無声映画に合わせて楽士が演奏し、活弁士が声をあてていたのですから、「新しい試み」というのは間違いかもしれません。
しかし私たちはいつもは自分が役そのものになり、動き、歌い、相手役の顔を見て芝居をしているものですから、今回の挑戦はやってきているようで未だやったことがないことだらけ。楽しく頑張りました!

7月31日劇場入り。仕込みます。
主役はスクリーン。私たちはオーケストラピットのような、客席から120cm沈んだところで演奏します。
沈んでいく舞台を眺めるみんな。
うるおさんは、演出もやり、照明を自らデザインし、自ら仕込みます。
頼りになりすぎる助っ人、ちゃみさんと会場係の仕事のことなどを打ち合わせするゆず子さん。
稽古日程を組むところから制作、(もはやプロデューサー)の全ての仕事をテキパキとこなし、演奏でもこの音楽の核となって私たちを導いて下さいました。
他にもこんにゃく座から、制作のあずみさん、ナナ子さん、香帆ちゃん、役者の路都さん、壹岐さん、吉田くんがスタッフとして力を貸して下さいました。
本当にありがたいことです!!
稽古場では小さなスクリーンでしか見られなかった巻星願さんの絵たちを初めて大きく鮮明なスクリーンで見て興奮する私たち。『映画じゃん!!!』って騒いでます笑。

ちゃみさんの撮ってくださったゲネプロの写真!
オケピの私たちは基本的に少し暗いので、かなり難しい条件のなか撮影してくださいました。
「ここに生まれて良かった」と思えるような、綺麗な日本の風景の水彩画と、エネルギッシュでチャーミングな人物のイラスト。
明るく鮮明に大スクリーンに映し出されました。
ゆずさんの演じるクマソタケル弟のシーン。勢い余って前に出てきちゃったゆずさん。
花さんとひろかさんの連弾。
「めちゃくちゃ緊張する!!」と叫びながら楽譜が届いた日から毎日ピアノを弾き、練習し、この日を迎えた花さん。私も、ピアノを弾くのに気が狂いそうなほど緊張しましたが「音楽」と真摯に向き合った稽古期間でした!!
ゆず子ミヤズヒメさんと大翼ヤマトタケルさんのLOVEデュエット。
ヤマトタケル前妻のオトタチバナヒメを演じた私は、般若の顔をしながらピアノを弾いています。(嘘)
本番中のうるおさんは、歌い演じ、スレイベルを鳴らし、照明操作、スクリーンに映す絵の切り替えの操作というとんだマルチタスクをこなしていました。
巻星願さんがお気に入りのキャラと語った近衛隊長を演じた北野さん。主人ヤマトタケルの護衛と教育者の役割を果たし、ユーモアもあり周りへの気配りができる男、近衛隊長は北野さんへの当て書きか?と思うほどピッタリでした。
風神、雷神、雨の神のシーン。
演出うるおさんの「この3人は悪者じゃなく演じて」という指示で、花さんが「公家ってこと!?」という結論に至り、3人で公家を演じていたのが面白かったです。
作曲者そしてヤマトタケル自ら、自分が白鳥になって飛んでいるシーンのピアノを弾きます。
最後に私たちと、巻星願さんと、今岡まちさんと一緒にスクリーンの前で記念撮影。

かけがえのない時間でした。
ご協力下さったみなさま、観にきてくださったみなさま、気にかけてくださったみなさま、
本当にありがとうございました!!!!

新人研修発表会『白畑発表会』(7月28日):小田藍乃


月にだいたい1回のペースで行われる【ギカイ】と呼ばれる座員がみんな集まって会議する日があります。
今日はそんなギカイの日。けど、スケジュールにはギカイの後に【白畑発表会】の文字が。。。

これはなんぞやと思うと、若手座員・白石温さんと、川畑紀史さんによる、新人研修コンサート。お客さんは先輩座員みんなという、なんともドキドキな日なのです。はい、みんな乗り越えてきてるのです。



前半はそれぞれソングを2曲ずつ。 後半はオペラ『金色夜叉』とオペラ『セロ弾きのゴーシュ』からそれぞれひとシーンずつ。
2人の全く違う個性と、若さとフレッシュさが溢れた、見応えたっぷりなステージでした!

ソングで動きまくる川畑くん。

色気たっぷりな白石さん。

先輩たちを笑いに誘う、小気味良い二人のトークや、

とにかく「若いなぁ!」っと思わせてくれた金色夜叉。

いい表情たくさん観させてくれたゴーシュとカッコウ。

ピアノは東さん!

本当にお疲れ様でした!

期待のこんにゃく座の若手歌役者!
これからが楽しみです!

ルドルフ組 in 富山県黒部市『黒部市国際文化センターコラーレ』(7月26日):熊谷みさと

愛知県新城市での公演を終えた足でトラックとワゴンを走らせ、ルドルフ組はこの旅の最終公演地、富山県黒部市にやってまいりました。

昨日は暑さにびっくりしていたのですが、今日は朝から窓を打つ音にびっくりする豪雨です。
お客さま無事に来られるかしら…と心配になりつつ劇場へ。


今回の制作担当である富山の女・齊藤路都が出迎えてくれました。

今日は劇場さん主催の一般公演です。ロビーには大きなポスターがたくさん貼ってあり、宣伝用の映像が映し出されてるモニターもあったりしてなんだかわくわくしました。

張り切って今期最後の仕込みをします!


指差し確認、よーし!
なんか高いところにいて格好良いです


久しぶりに見た気がするメガネ姿の兄さん


照明を仕込んでいるあかねさんがこんなに笑っているのは、写真を撮ろうとしたまさにその時、明かりチェックのため舞台が真っ暗になったからです。この写真はその直後明るくなった時に撮ったものですが、コントのようなタイミングで暗くなったのでかなり笑いました。楽しい仕込みです。


仕込みの合間にお茶場を覗くと、わお!!なんと素晴らしい飲み物食べ物のパラダイス!!
劇場さんが用意してくださいました。ありがとうございます!!!!水分とチョコレートほんとうにうれしぃぃ
ちなみにこの写真を見てると私は冷蔵庫が開いてることに耐えられなくなります。同じような方いらっしゃるでしょうか…冷蔵庫早く閉めて欲しい病。写真を撮る時には、「3、2、1、」とカウントして、あかねさんにタイミング合わせて冷蔵庫開いてもらい、一瞬で撮って一瞬で閉じてもらいました。ドラマとかで水道の水流れっぱなしのシーンとかも、ぅぅぅとなってしまったりします………話が逸れてすみません


そして、沢井さんのお母さまが届けてくださった富山名物の鱒寿司も…!!
とっても美味しかったですありがとうございます!!!!

富山は美味しいものがたくさんですね。お心遣いにもりもりの元気をいただいて、颯爽と仕込みを終え、稽古して本番です。

この旅も、体育館や劇場や大小いろいろな会場で公演してきましたが、今日はとても動きやすい広めのサイズの舞台です。ひゃっほう!


本番前に元気を注入するイッパイアッテナ氏
北野さんを見るといろいろなひとに似ているなあと思うのですが、最近モグライダーの芝さんに似てると思う率高いです。渋い。


劇場さんが用意してくださっていた女優ストローで衣裳を汚さぬようお茶を飲むあかねさん
口紅とかをね、塗っていると、カップで飲むのがよろしくなかったりするので、ストローを使うのです。劇場さんさすがよくわかっていらっしゃるです!

そしてピアニスト湯田さんが「せっかく『こ組』だから久しぶりに『こ組』といえば、の円陣やりますか」と言い出したので、ええ〜?円陣〜?などとぶつぶつ言いながらも

本公演ぶりにしっかりちゃっかりこんな光景があったりしました。

栄養と水分と感慨を摂取して向かった千穐楽の舞台。
豪雨は少しおさまったもののかなり足元の悪い中、とても小さなお客さまから、人生の大先輩の方々まで、大勢の方が足を運んでくださいました。
お客さまと一緒に創れた時間。
笑い声や無垢なツッコミが上がったりしつつ、後半特に真剣にルドルフの世界に入ってくれている様子がひしひしと伝わってきて、私=ブッチーは何度やってもデビルに立ち向かうのはすごく怖いのですが、とても勇気をもらいました。
終曲ではほころんでいる表情が見えてとても嬉しくて、カーテンコールはトリプルまでいただけて感無量です。
ありがとうございました!!!
たくさんの拍手、笑顔で手を振ってくれたこと、あたたかさで胸がいっぱいになりました。

終演後、この公演のためにご尽力くださった富山音楽教育の会のみなさんが楽屋を訪ねてきてくれました。
沢井さんの教育実習の時の先生や教え子の方も!すごい繋がりです…!

記念に写真を
短い時間でしたが、熱い感想をいただいたり、「どうやって足音をたてずに飛び降りられるの?」と質問をいただいたり、お話しできてとても嬉しかったです。ありがとうございました!

そうして片付けをしてトラックに荷物を積み込んで座へ戻ります。
戻って荷下ろしをしてお家に帰ったら今年のルドルフの旅はおしまいです。
4月25日に愛知県みよし市で初日を迎えた今期の旅。5月の体育館初日では暖房が必要になるほど凍えていたのが今や嘘みたいな酷暑の日々になりました。
季節をまたぐ長いツアーでしたが、大きな怪我もなく大きく体調を崩すこともなく無事に完走できたのは、支えてくださった方々のお力添えと、ルドルフの世界にまなざしを向けてくださったお客さまにもらったたくさんの元気のおかげです。
本当にありがとうございました!!

オペラ『ルドルフとイッパイアッテナ』、今年の旅はおしまいですが、この先もまだまだツアーがあります。
またどこかでお目にかかれる日を心から楽しみにしております!!


ありがとうございました☆



2026年4〜7月のツアーはこちらのメンバーでお送りしました!!



おまけ


千穐楽記念写真の準備の試し撮りを撮られていました


その試し撮り謎写真

こんにゃく座公式Instagramにお写真載せてます。良かったらご覧ください☆




夏のワークショップ2026A日程(7月24〜26日):花島春枝

今年の梅雨は久しぶりに涼しく雨の多い「梅雨」らしい季節になりましたが、それも一転、もの凄い暑さの夏がやってまいりました。そんな中で開催された「夏のワークショップ2026」。全国各地からこんにゃく座に集まってくださり満員御礼!この様子に大石さんが「2026年夏の陣!」と名付けました。

助手の私は夏ワークに初参加ですが、受講生の何人かは「4回目の参加です!」という強者もいらっしゃいました。もちろん私と同じく、初参加の方もいます♪そしてピアニストは井口真由子さん🎹

先ずは梅村講師のこんにゃく体操をしっかり受け、身体と心をほぐします。


その後は、事前に送られていた数曲のソングから、各自ソロ1曲を選び、大石さんのレッスンを受けます。
ワーク初日に大石さんがソロ全曲を目の前で演奏しますので、それを聞いて、ソロ曲を変更するのもあり!

しかし今年は皆さん、初志貫徹。予習に余念がなかったようです。大石さんの演奏はミニコンサートとして思い切り楽しんだようです♪

ソングの他にも合唱を二曲、そしてワークショップの目玉である「オペラの一場面」をやっていきます。

今年も2人1組、歌とセリフの両方がぎゅっと詰め込まれた素敵な一場面が選ばれているので、この短期間に集中してブラッシュアップしていきます。


大石さんはそれぞれのハマりがちなポイントを見抜く達人!
ソングの「裏の意味」や「言葉の後ろに隠された事情」なと、曲を読み取る力をさりげなく手渡したり、それぞれのやる気スイッチを押していきます。ポイントを掴んだ時の参加者の変化には、目を見張るものがあります。これを見ているのはほんとにワクワクします!


ワークショップ最終日は盛りだくさん。
午前中から発表に向けて、大石さんと共にガッツリ取り組みます。一人ひとりの課題は全然違うけれど、他の参加者の稽古を見ることで、自分の表現までが変わっていくのが面白いところ。これは1人でレッスンに通うという形では得られない、ワークショップならではの経験ではないかと思います。

発表会には、萩さんはじめ、こんにゃく座員が楽しみに観に・聴きにきます。

お客さんを前に、更なる力を得る人、少し気遅れしちゃう人、開き直って開花する人、ほんとうに色々です。どんな経験もなかなか日常では得難い時間です。


発表の後には、講評の時間もあり、手応え感じたりや新たな課題を得たりと充実感を味わえます。

ぜひ来年は「わたしも参加してみようかしら…?」と迷ってる方、思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか?申し込み開始からすぐに定員枠が埋まってしまうので、ぜひ早めの検討を。今年の助手・花島からの強力プッシュです!