夏のワークショップ2026A日程(7月24〜26日):花島春枝

今年の梅雨は久しぶりに涼しく雨の多い「梅雨」らしい季節になりましたが、それも一転、もの凄い暑さの夏がやってまいりました。そんな中で開催された「夏のワークショップ2026」。全国各地からこんにゃく座に集まってくださり満員御礼!この様子に大石さんが「2026年夏の陣!」と名付けました。

助手の私は夏ワークに初参加でしすが、受講生の何人かは「4回目の参加です!」という強者もいらっしゃいました。もちろん私と同じく、初参加の方もいます♪そしてピアニストは井口真由子さん🎹

先ずは梅村講師のこんにゃく体操をしっかり受け、身体と心をほぐします。


その後は、事前に送られていた数曲のソングから、各自ソロ1曲を選び、大石さんのレッスンを受けます。
ワーク初日に大石さんがソロ全曲を目の前で演奏しますので、それを聞いて、ソロ曲を変更するのもあり!

しかし今年は皆さん、初志貫徹。予習に余念がなかったようです。大石さんの演奏はミニコンサートとして思い切り楽しんだようです♪

ソングの他にも合唱を二曲、そしてワークショップの目玉である「オペラの一場面」をやっていきます。

今年も2人1組、歌とセリフの両方がぎゅっと詰め込まれた素敵な一場面が選ばれているので、この短期間に集中してブラッシュアップしていきます。


大石さんはそれぞれのハマりがちなポイントを見抜く達人!
ソングの「裏の意味」や「言葉の後ろに隠された事情」なと、曲を読み取る力をさりげなく手渡したり、それぞれのやる気スイッチを押していきます。ポイントを掴んだ時の参加者の変化には、目を見張るものがあります。これを見ているのはほんとにワクワクします!


ワークショップ最終日は盛りだくさん。
午前中から発表に向けて、大石さんと共にガッツリ取り組みます。一人ひとりの課題は全然違うけれど、他の参加者の稽古を見ることで、自分の表現までが変わっていくのが面白いところ。これは1人でレッスンに通うという形では得られない、ワークショップならではの経験ではないかと思います。

発表会には、萩さんはじめ、こんにゃく座員が楽しみに観に・聴きにきます。

お客さんを前に、更なる力を得る人、少し気遅れしちゃう人、開き直って開花する人、ほんとうに色々です。どんな経験もなかなか日常では得難い時間です。


発表の後には、講評の時間もあり、手応え感じたりや新たな課題を得たりと充実感を味わえます。

ぜひ来年は「わたしも参加してみようかしら…?」と迷ってる方、思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか?申し込み開始からすぐに定員枠が埋まってしまうので、ぜひ早めの検討を。今年の助手・花島からの強力プッシュです!

ルドルフ組 in 愛知県新城市『新城文化会館』(7月25日):鈴木あかね

愛知県新城市にやってきました。

関東も近畿もこの何日間は体温も超える暑さです!車で移動中に途中のサービスエリアで休憩するたびに気温が上がっていくのを肌で感じました。

ホールに着いたらまずは仕込みです。ひと段落してお茶場に行くと、ここまでにお世話になったみなさまからの差し入れのお菓子がよりどりみどり。

仕込みも無事に終わってこの日は終了です。明日は午前公演なので、ゆっくり休んで鋭気を養います。

当日も朝から快晴!暑いです!ホールに着くと隣の林からショワショワと蝉が勢いよく鳴いています。夏を感じますね。

今日は7月12日の広島県三原市での公演と同じく、こども家庭庁の助成を受けて児童健全育成推進財団さんが主催してくれました。無料公演ということで、開場前には入口に100人くらいの列ができていたそうです。ありがたや!

ホールの中はほとんどが家族連れのお客さまで、開場中もこどもたちの声で賑わっていました。
本編が始まると、何が起こるのかとピリっと緊張感が高まり、しんと聞いてくれています。最初にこどもたちの心をつかんだのは、ルドルフの「イッパイアッテナ…?」という言葉でした。言葉の響きの面白さに、こどもたちもルドルフと同じ気持ちになって、思わず笑ってしまったのでしょうか。

そこからは最後まで泣いたり笑ったり、大いに楽しんでくれました。ラスト前、ルドルフがデビルのところに戦いにやってきた時に怖くて大きな声で泣いてしまった子がいました。少しの間お母さんと一緒に外に出ていましたが、ちょうどデビルがルドルフにやっつけられる頃に客席に戻ってきたのが見えました。怖い思いをしたまま帰ることになったら、ずっと怖いままになってしまうなと心配していたので、戻ってきてくれてよかった〜。

終演後は前回同様、希望したお客さまが参加できるワークショップがありました。参加した制作の志野ちゃんのレポートです。
→「終演後、感想を語り合うワークショップが別室で開かれました。今回の参加者は9人の小中学生とその保護者の方。子どもたちは、輪になって座り、大人の方はうしろから見守るスタイルでした。たっぷり、40分ほどの時間をじっくりしゃべり、ひとりでは辿りつかなかったであろう発見があったりもして、素敵な時間でした。色々な感想が出る中で、台風のシーンがとっても印象に残っているお子さんがいて、物静かに話す子だったのですが、何回も言葉を変えて、(音響もないのに風が吹いてた、とか)嵐のシーンがそんなに印象的だったのね!と感心しました。その子の発言を聞いて別の子が、ふと、本物の野良猫はどうしてるんだろう?と思いを巡らしていたのも面白かったです。帰り道、みんなお母さんやお父さんといっぱい喋って、きっと忘れられない時間になったと思います」

観劇の後にその感想を言い合ったり作品に思いを馳せたり、みんなで共有する時間を設けるというのはいい企画だなと思いました。機会があったら私も参加してみたいです。

そのころホールでは…
お客さまが帰ったあと、まずはマナちゃんが颯爽と舞台に上がって、猫たちが脱いで丸めた衣装、通称“ねこ団子”を回収してきてくれます。いつもありがとう!

バラシも終わってまだ日差しが照りつける中、今回お世話になったこども家庭庁、児童健全育成推進財団のみなさんと記念撮影。お世話になりました!またよろしくお願いします!

一行はこのまま、今ツアー最終公演地、富山県黒部市に向かいます!

ルドルフ組 in 石川県小松市『小松市民センター』(7月20日):泉篤史

いよいよ関東も梅雨明け…夜でも息の詰まるような熱帯夜、昼間は体を焼かれるような日差しの灼熱の太陽…夏本番といったところ。

こんにちは、そんな夏の日差しでルドルフのように真っ黒になりそうな泉篤史です。暑さ対策、日焼け対策…やることいっぱいですが、今年の夏も元気に乗り切りたいものです。

オペラ『ルドルフとイッパイアッテナ』も残すところあと3公演となりました。そんな夏真っ盛りの中、ルドルフ組は石川県小松市へ!小松・能美おやこ劇場、加賀おやこ劇場、子ども劇場いしかわ、野々市・白山子ども劇場の4つのおやこ劇場の皆様に観ていただきます!

今回はトラックメンバー以外は新幹線移動だったのですが、小松駅のホームに降り立った途端見えてきたものが…

ショベルカーとダンプトラック!

皆さまお気づきでしょうか。この二つの重機、とんでもない大きさなのです…

で、でかすぎる!!!

これらは建設機械、重機などで有名な会社コマツの重機たちで、創業の地がここ、小松なのだそう。あのコマツがここの小松から生まれたのですね。この重機たち、実際に動くらしい…見てみたかった…


この日は本番前日。おやこ劇場の会員さんのお車でホテルまで送っていただき、明日の本番に備えます。そして翌日。

関東も暑かったですが、小松も暑い!! まだ動く前から汗水垂らしながら、仕込みを始めます。
ここでもおやこ劇場の会員の皆さまにお手伝いいただき、あっという間に荷下ろしも完了。送迎に搬入出のお手伝いまで…本当にありがたいです。

どんどん仕込みます。

ところで、劇場に備え付けられてある大黒幕、袖幕はたいてい黒色なのですが、時々黒色じゃない幕が吊られてたりします。ひとつまえの大崎市のパタ崎さんホールでは赤色、そして今回のホールでは…

青色!
北野さん、あかねさん、同色こんにゃく座Tシャツで完全に同化してます。


仕込みもズンズン進み、休憩時間。お茶場に行くと素敵な差し入れがたくさん!

4種類も…どのコーヒーにしようかなあ…(真剣な眼差し)

旬のぶどうもいただきました!!美味しそう〜

そうそう、三原公演の時にも見かけたひらがなの座席表示、なんとここにもありました!

もれなく「お」の座席で「お〜!」


本番前のお稽古も終わり、いざ本番。
何度もルドルフの座日記に書いてしまっているかもしれませんが(笑)このオペラの冒頭。まだ客席がおしゃべりで賑やかな中、僕たちが舞台に登場し、それに気づいたお客さまが段々と静かになっていき、シーンとなって第一声に耳を澄ます。その瞬間が好きです。これから何が始まるんだろう、という凛とした空気とワクワク感。んーたまりません。
今回も存分に味わうことができました。客席の皆さんと一体になれる、生の舞台でしか味わえない感覚。本当に幸せなことです。

本番中、大人も子どももクスッと笑う声や、思わず口から出てしまった感想も聞こえできました。物語の後半では、イッパイアッテナが「何か美味いもん食わせてやりてえな…美味いもんと言えば肉肉肉!となると…」と言うと

「あ…あいつか!?」
とイッパイアッテナの前に先取りする子の声が(笑)
心の中でニヤニヤしてしまいました。

そして無事、終演。
終演後、思い思いの猫に扮したこどもたちから小松の銘菓の詰め合わせをプレゼントしていただきました。

嬉しい!!ありがとうー!!

そして、僕たちはそのまま舞台に残ってアフタートークを開催。観劇してくださったお客さまから感想をお話ししてくださったり、質問をしてくださって、

1人ひとりのこんにゃく座との出会いを語ったり。

高校生のお客さまから、どうして舞台で足音を立てずに飛んだり跳ねたりできるのかという質問をいただき、

それはこんにゃく体操のおかげです!と実演したり

みんなでやってみよう!と会場全員で体操したり!

大いに盛り上がったアフタートークとなりました。


バラシも無事に終わり、最後にこの公演を支えてくださったおやこ劇場の皆さまとパチリ。

本当にお世話になりましたー!!

またお会いすることができますように。本当にありがとうございました。

ドン・キホーテ組 in 山形県東置賜郡『川西町フレンドリープラザ』(7月14日):小田藍乃


4月から始まった2026年度ドン・キホーテ組のツアー、ついに!ついに!大千穐楽!!!

実に24箇所37公演。
本当に本当に長いツアーでした。
誰も欠けることなく、大きな事故もなく、無事に全ステージを終えることができて、感無量です!


ツアーの最後は川西町フレンドリープラザにて、川西町教育委員会さん主催で川西中学校のみなさんに観てもらいます。

最後の仕込みだぞー!
って写真。
っとその直後、搬入口に大量のカエルがいるのを発見。
みんなでカエルを追いかける追いかける。
あまりにたくさんいたので非常に癒される。。。


さて、仕込むぞ仕込むぞ!

照明部!
どんな小屋と出会おうともガシガシ仕込んで行きます。
頭脳派メンバー。色番号、回路番号、ワット数、ケーブルの数。あらゆる数字をあっという間処理していく姿は尊敬です!

仕込みは照明部で本番は音響、ゆきちゃん。
わたしだったら頭がこんがらがっちゃうなー、すごいなーっといつも見ておりました。バラしのときは音響のことも、照明も、さらには舞台部の赤雪掃除にも来てくれたり、、、マルチタスクすぎる。

舞台部!
こんなにツワモノが揃っちゃってよいのでしょうか。ガシガシ仕込みました。筋肉もあるし、背も高い。
このメンバーだとあっという間にパネルが運ばれて行くので、仕込みもバラしもとても速い。

そして、舞台部の中のひろかさん。
筋力的ツワモノ舞台部の中、確実に細かな仕事をこなしていく。
ガシガシ動く舞台部や照明部の邪魔にならない場所をたくみにくぐり抜け、決して進行のさまたげにならないすばらしい方です。

楽屋では、衣装部ゆずこさん。
1人部署で、みんなの衣装をお世話しています。
馬の毛並みをツヤツヤにしていたり、穴のあいた靴を補修するために、ものすごい悩んでくれたり。
我らが制作マネージャー!!
どんな事態にも持ち前の明るさで場の空気を調整してくれます。
様々な人の間を行ったり来たり、本番前の稽古リーダーも兼ねてたくさんのお仕事をこなしていました!


さてさて、
そんな私は舞台監督助手ということで、上手袖の前の方で、舞台の様子を伺いつつ、客席の反応にも耳をすませていました。

今回のお客様は中学生。大人とも高校生とも違う反応に、こちらからは見えない客席の雰囲気を想像しておりました。この時代、性のことなど、彼らの世代には、わたしたちが想像するより一層リアルに色んなことを感じ取ってくれたのではないかなっと思います。
終演時に感想を話してくれた子の言葉に、わたしたちもとても感動いたしました。


ってことで私は舞台部として動きながら、本番中は上手袖で舞台を見守ります。何かあったらに備えているわけですが、何もないほうが無事に公演が進んでいるということなので、何もない方がよいのです。(全く仕事がないわけではないですよ。笑)

毎日、みんなの舞台を誰よりも近くで臨場感たっぷり味合わせていただきました。

そんな上手の守り神の視線をいくつか。
舞台スタッフというものは暗闇にいますので、写真が暗く見ずらいのはお許しくださいませ。

開演しました。
下手にいる舞台監督からトランシーバーでキュウが出ます。キュウとは、「開演します!」という合図なのですが、そのキュウを上手に音響ブースを構えるユキちゃんに伝えます。私が1番緊張する瞬間です。そして馬の嗎声が流れ舞台が始まります。

パネル裏に隠れている人たちを紹介します。
2場・サイモンの登場です。
うっかりなにかを蹴っ飛ばして音響でガチャガチャンって音がなるんですが、まぁお客さんからは見えない位置だけど大慌てしている壹岐さんサイモンがそこにはいます。“躓きの舞”と呼んででいます。いつかみんなにも観てもらいたいです。(写真は躓きの舞が終わってしまった「俺だよ俺」の時)

2場はいろんな人が闇に隠れていますね。サラちゃんです。

いきなり石を投げられまくって可愛そうなサラちゃんは、舞台奥からもちゃんと客席に「痛い」が聴こえるように、しっかりパネルにひっついています。

そしてベルがこっちに突入してくると華麗に2人は入れ替わってサラちゃん舞台に登場です。この華麗な入れ替わりも見ものです。

3場です。鳥の囀りとともに舞台上が明るくなります。
村人おじいさん、おばあさんたちの洗濯物干しも眺めたいところですが、このタイミングはサラちゃんの早替えの手伝いをしております。
足が真っ黒ですからね。綺麗にしています。これにはベルちゃんも手伝っています。
そして今さっきまで私とこの上手袖で大慌てで準備していた2人があっという間に舞台上に戻ります。

「サラ!サラ!」と元気に現れたベルが、住民たちが空襲警報で家の中に入ったことを確認します。
上手袖に向かってもこうやってチェックしにきます。その時ここに立ってベルからグットサインを浴びるのが私のお気に入りです。

他にも、SS(袖中から舞台上に当てる照明)に影がでないように進む姿や。

ドンガラガッシャンを鳴らすために待機中の人と、投げつけられた旗の回収係さんなど。


別の袖で別のドイツ兵のドンガラガッシャン待機中だったり。

ルイの、ちゃぶ台返しならぬ、ケーブルドラム返しを袖から確認したり。

ドイツ兵に手を縛られたサラちゃんですが、縄の準備ができると、優しく肩をポンと叩き「準備できたよ」の合図を送る姿など、舞台袖中にもたくさんのドラマがあります。



私のポジションはお客さんの顔見られることはありませんが、壁一枚、幕一枚向こうの息遣いを感じ、舞台上を見守り続けるこの部署はとてもやりがいのあるお仕事でした。

全ステージをここで見守ることができてよかったです。
至極個人的な目線の座日記となってしました💦すみません。


最後にインスタグラム用の写真も撮りました。
是非見てね。


今年度のドン・キホーテの旅はお終い。
つぎにはどんな出会いやドラマが生まれるでしょうか。
今年出会ったみなさま、ほんとうにありがとうございました!
そして、お疲れ様でしたー!