あん組 in 愛知県豊橋市『穂の国とよはし芸術劇場PLAT』(10月26日):高橋志野

愛知県は豊橋にある、穂の国とよはし芸術劇場プラットへやってまいりました!

豊橋は、原作のドリアン助川さんが、小説執筆前に、徳江さんの美しい故郷を描くために豊橋に泊まり、新城や設楽を散策し豊川の水面に映る満開の桜を描写したという縁の土地。とても楽しみに参りました。

仕込みがひと段落してわらわらと集まってきた舞台部メンバーと制作マネージャーの花さん。なごやかに楽しそうです。
せっかくなので(?)集合して写真を撮ってみました。
何を見ておしゃべりしていたのかと言いますと、こちら!
みんながサインを書いたポスター!ドリアン助川さんのお名前の近くに「ドングリしんたろう」のサインが?!

仕込みを終えて、舞台上では、本番前の稽古が始まりました。今日も丁寧に丁寧に。


18才以下無料の枠を利用して、地元の中学生も80名くらい来てくれました。終演後、「泣いちゃった!」と口にしながら帰っていく中学生の姿もみえて、嬉しい限りです。

こんにゃく座も、22才以下の方の観劇を応援する「チアチケ」という独自の取り組みをはじめました。それは、こんにゃく座のため、演劇界の未来のために、舞台を観る人を育てたいという自分たちのためということはもちろんありますが、それと同じかそれ以上に、こんにゃく座に限らず、舞台を観ること、現実とは違う世界にひととき身も心も置くことが、明日を生きる養分になると思っているからこそ、この生きづらい世の中をこれから歩んでいく10代、20代の方にとって、観劇が身近になったらどんなにいいだろうと思ってのことなのです。最近は劇団の取り組み、ホールの取組など、10代20代が無料で観れたり、割安で観れたりする公演が増えてきているようですので、気になる方はぜひ調べて観てください。

横道に大きく逸れました。さて、豊橋の公演の話に戻りまして、「あん」は、ぐぐぐと集中して観ていただくような静か〜な作品ですが、真剣なトーンの中にある、ちょっとしたおかしな会話などにも素直な反応があって、舞台に心を開いて受け取ってもらえたように感じる公演でした。

ロビーでは、こんにゃく座物販の隣に、地域の書店さんによる原作の小説「あん」の販売コーナーがありました!

ご来場いただいたみなさま、座日記を読んでくださったみなさまありがとうございました✨✨

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