あん組 in 神奈川県川崎市『多摩市民館』(5月4日):姫野綾弓


はじめまして!
4月より入座いたしました、姫野綾弓と申します!
座日記初執筆でございます。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。


本日5月4日は、川崎・しんゆり芸術祭実行委員会様主催でオペラ『あん』の公演でございます!
しんゆり芸術祭とは、小田急線「新百合ヶ丘」駅周辺の文化施設を中心に、地域の力で芸術を作り育てようという催しです。
こんにゃく座はこの芸術祭に参加しています。

そういえば、今年は昭和が始まってちょうど100周年なのだそうです。
しんゆり芸術祭でも昭和に対するイメージをお客様に感じていただけるように、との思いがあるそうで。
『あん』の劇中にも、終戦の頃の徳江さんのお話が登場しますね。


そんなわけで、本日の会場は多摩市民館。
こんにゃく座のお膝元、川崎市多摩区に位置しています。
多摩区役所と同じ建物なのですが、なんて立派な建物!
入口付近にドラえもん発見!
記念にツーショット。(こちらが私、姫野でございます!)


今日もまずは搬入から。

入座前「仕込みってどんな感じだろう?」などと思っていましたが、
本当に一から仕込みます。
舞台はたくさんの人が関わってできているのだ、ということが身に染みます。

座員はそれぞれの部署に分かれて仕込みを行うのですが、
私は今回舞台部を経験しております。
入座したての新人は、各部署を少しずつ経験させていただけるのです。
慣れない私は、見よう見まねでどうにかボルトを締めたり、釘を打ったり。
そういえば、先日島田さんから有難い教えが。
「釘は3発で打て」とのこと。
まだ100発の私……。


ここで私は舞台部を離脱し、物販の準備へ。
観に行った舞台に物販があるとわくわくしますよね!舞台に行くと必ず物販を見てしまう、もはや物販マニアの私。

今回の物販はこのような感じでした!
制作で同期入座のシュガーさん(佐藤花)と!
着心地がよく私服と化したこんにゃく座Tシャツを着て、挑んでいきます。
仕込み着にもなるし、大変便利なのです。
今これを読んでいるそこのあなた!このTシャツを買わない手はありませんよ!
サイズはSからXLまで4段階、カラーは……
と、オンラインストアでも販売しておりますので、そちらをご覧くださいませ!


お茶場で束の間の休憩タイム。
数々の豪華な楽屋お見舞いをいただきました!
ありがとうございます!
驚きのちゃみさん(熊谷)。


今回はしんゆり芸術祭(アルテリッカ)のボランティアの方がお手伝いに来てくださり、
開場前に皆様とミーティングを行いました。
ボランティアの皆様のおかげで、その後もスムーズに進行していくことができました!


そうこうしているうち、開場の時間に。

皆様お気付きでしたでしょうか?
実はわたくし、開演前・終演アナウンスをしておりました!!
ひっそりとアナウンスデビュー!
大変緊張いたしました……。噛まなくて何より。

開演中は裏で公演を聴いておりました。
楽屋廊下のスピーカー越しの『あん』はより一層胸に迫ります。このような素晴らしい公演に携われていることに大変幸せな気持ちになりながら、上演時間を過ごしました。


こうして本日も無事に終演を迎えました。
お客様からの拍手は何物にも代えがたい宝物で、隅っこの私も温かい気持ちになります。

終演後は演者でお客様のお見送りです!
お客様とハイタッチ!
私もロビーでお客様とお話しすることができ、胸がいっぱいになりました!

そして、原作・台本のドリアン助川さんも来てくださいました!
出演者や萩さんと一緒にパシャリ。
余韻に浸っていたいところですが、終演と同時にバラシを始めなければなりません。
よく座日記で見かける「仕込みと本番とバラシを1日で」というのは本当なのです!
どうやってやるんだろう、とのほほんと考えていた入座前の私!やるものはやるんだ!凄いなあ。

終演と同時に、と書きましたが、実際は公演中からバラシに向けた準備は始まっています。
先輩方のあまりの手際の良さに見とれてしまいそうですが、そんなことをしている場合ではなくとにかく動きます。

無事にトラックに全て積み終わり、本日の業務も終了です。
『あん』のツアーは始まったばかりです。
これからもたくさんの方に『あん』を観ていただけますように。

どうぞよろしくお願いします。


あ、最後に皆様に一つだけ。
観劇の際は必ずどら焼き屋さんを見つけておくのです!
帰り道、食べたくなること間違いなしです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

座日記ありがとうございます。
ツーショット写真良いですね。ネコ型ロボットの彼、そういえば大好物は「どら焼き」
でした…。

4日、多摩市民館で「あん」を観ていました。
徳江さんの手紙を中学生たちが読み上げる場面が、強く印象に残っています。
読み上げる美咲やあかりの姿に、罹患していなければ当たり前に中学生活を送っていたであろう徳江さんの姿が重なったりして、胸にせまるものがありました。

どら焼き屋が繁盛するときの活気にあふれた歌声や、終盤、さくらの花びらを思わせる、透明感のある合唱の美しさも忘れ難いです。

姫野綾弓 さんのコメント...

コメントありがとうございます!
座日記を書きました、姫野と申します。
ご来場、誠にありがとうございました!
そうなのです!偶然の出会い……どら焼き好きのロボットくん。向ヶ丘遊園近くには藤子・F・不二雄ミュージアムがあるそうですね。

温かいお言葉、ありがとうございます。
自分が徳江さん、千太郎、ワカナや中学生と同じ立場になった時、どんな行動をとるだろうと深く考えさせられました。
私もお稽古で拝見した際、ハーモニーの美しさに涙が溢れました。同じような気持ちをお客様も感じてくださっていたら、こんなに嬉しいことはありません。

これからもこんにゃく座をどうぞよろしくお願いいたします!