森組 in 大阪府門真市『ルミエールホール』(12月14日):泉篤史

関東での公演を一旦終えて、再び遠出の旅に出発した森組。向かう先は大阪!今回、主催してくださる「大阪府おやこ劇場連絡会」という団体は、大阪府の12のおやこ劇場の合同団体だそうで、今回の公演が、この団体の初めての主催公演という記念すべき日なのです!今シーズンの森の旅でも、いくつかの大阪の小学校にて公演はしてきましたが、大阪の劇場でオペラ『森は生きている』を上演するのは随分と久しぶりだそう。会員の皆さまも気合が入られているようで、大変温かくお出迎えをしてくださいました。

まずはみんなでご挨拶。

会員の皆さまには搬入・搬出をお手伝いいただきました。
皆さま活気よく道具を運んでくださいます。物量の多い森組には本当になんとありがたいことか…

そして、どんどん仕込みをしていきます。
そうそう!今日と明日の公演に我らがこんにゃく座の制作、土居麦さんもいらっしゃったのでした!(写真撮るのをすっかり忘れてしまい…麦さんごめんなさい…)

10月から始まり、長いと思っていた旅も後半に差し掛かかり、仕込みもだいぶ落ち着いてできるようになってきました。
そんな中楽屋廊下では…

おんなじ色のこんにゃくTシャツのお二人が相談中。

ボロボロになったきた衣装を入れる段ボールを作り直す算段を練っています。

お茶場では、会員の方々が用意してくださった差し入れがやってきました。

シュトーレンだあ!!!

見てください、白石さんのこの生き生きとした表情を!
「おいしそう〜!!」と、顔が語っています笑

楽屋の前には会員さんお手製の「のれん」が飾られていました。これをみたらやることはただ一つ。

やってる〜う?

本番前のお稽古。
稽古リーダーの熊谷さんが軸になって、毎回丁寧にお稽古をしていきます。会場によって響きやピアノと声のバランスはガラリと変わるので、丁寧なお稽古は欠かせません。

そして本番。

開場してみると1階席はほぼ満席、入りきらなかったお客さまや裏方の会員さんは急遽2階席に入るほどの大賑わいでした。子どもたちの笑い声もたくさん響いていて、出演する僕たちもワクワクが止まりません。

子どもたちの声があふれていた会場も、ひとたびピアノの演奏が始まったとたんにシーンと静まります。「まつゆきそうがーさいたー♪」と小さな声ながらもむすめと一緒に歌ってくれる子どもたちも。な、なんて可愛らしい歌声なんだ…と思わず顔がほころんでしまいそうになったのはここだけの秘密。

そして終演。お見送りをさせていただいたのですが、どのお客さまも本当に喜んで声をかけて帰っていかれて…『森は生きている』を本当に楽しみにしてくださっていたのがビシビシと伝わってきました。

終演後はなんと、大阪らしく、会員の皆さまからできたて熱々のたこ焼きの差し入れが!!

本番の後の少し小腹が空いた体に熱々のたこ焼き、、沁みます。

真冬のロシアの寒々とした舞台でしたが、心もお腹も(笑)あったかーくなった公演でした。久々になる前に、大阪で公演できることを祈って。ありがとうございました!

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