『そしてみんなうそをついた』稽古場日誌 8月16日(佐藤久司)

今日は松田優作と三田村邦彦の稽古をしました。って何のことだかわかりませんよね、すみません・・・。
多襄丸が金沢の武弘をそそのかして藪の中へ誘うシーンを稽古したのですが、演出の大石さんが多襄丸に向かって
「そこは松田優作風に・・・」
とか
「そこは必殺の・・・誰だっけ?」
(周りの人達)「三田村邦彦ですか?」
「そうそう、それや。三田村でやって。」
とか言い出しまして、それがとっても気に入ったらしく、
「じゃあ、松田優作からもう一回」とか「三田村のとこやけど・・・」とか、場面の名前として普通に使い出したわけです。
このまま大石さんの気が変わらなければ、本番でも松田優作風の多襄丸が観られるかもしれません・・・。

そんな大石さんの演出ですが、音楽面と芝居面の両方からのアプローチが大変勉強になります。また、それがどちらかに偏りすぎることもなく、バランス感覚が良いなあと感じます。何より、僕たちのことをよくわかってくれているので、僕たちの扱い方が上手です(笑)。また、僕たちも大石さんのことをわかってるので話を持ちかけやすいです。
まだまだ考え、稽古していくことがたくさん有りますが、みんなに観てもらう時には「これがこんにゃく座のオペラだ!」というものをつくりたいと強く思ってます。

つくるといえば、今日は舞台監督の平井さん、演出部の大ちゃんとマロくんが大切なものをつくってくれました。舞台装置上までスムーズに上ることができる階段です。これのおかげで、出演者は美しくステージに歩み上ることができます。有難うございます。



ところで、今日は多摩川の花火大会でした。稽古の合間に窓からそれをみんなで楽しみましたので、ついでといってはなんですがそちらもアップします。


花火に向かって「舞台が成功しますように!」と祈りつつ・・・

佐藤’武弘’久司

0 件のコメント: