『夏の夜の夢』稽古場日誌(9月23日):萩千尋

そんなこんなでオペラ『ゴーゴリのハナ』も無事閉幕し、本日より10月の旅公演、オペラ『夏の夜の夢』のお稽古です。
2008年2月初演、2009年12月に旅初演、そして今回2011年10月に旅再演と、熟成期間を挟んでは立ち上げられるこの大演目。
前回の旅初演の際には、リニューアルされた装置の使い方や動きを考えながら、10日間で新たな作品を立ち上げるような、怒涛のお稽古が繰り広げられました。
今回は前回より2日長くお稽古期間が取られており、前回のツアーで作り上げられた土台もあるので、もっともっと深く豊かに、作品が磨き上げられていくのではないかと思います。

本日は10時より仕込みをし、13時より音楽稽古。そしてお稽古の合間には、


DVD学習。

動きや振りをおさらいするために観ているのに、本来の目的を忘れてついつい楽しんでしまう程、やっぱり夏夢は魅力的な作品です。
恋人たちの珍妙なロマンス、職人達が展開する職人技の面白さ、妖精の世界の幻想的な美しさと愛くるしさ。それぞれカラーがあって賑やかで、みんな違ってみんないい。

そして今回、浩三役(原作でいうところのライサンダー)で夏夢デビューを華々しく飾るのは、初演時は演出部で(舞台上のコダマが見えなくなる程ドライアイスを焚くなど)大活躍だった、こんにゃく座きってのヒーロー役者、北野雄一郎くん。プリマドンナ梅村博美相手に、胸キュンボイスで立ち向かいます。


カナブンにも立ち向かいます。

お稽古場には、作曲家&音楽監督の萩京子さんがいらっしゃり、


直々にピアノを弾きながらお稽古をして下さいます。

ゴーゴリより2人減り、平均年齢もぎゅぎゅっと上がった夏夢組。
めくるめく秋の夜の夢をお届けするべく、奮闘して参ります♪

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