福島コンサート in 福島県白河市 (9月12日) :佐藤久司

今日は白河市の白河東幼稚園に伺いました。
会場は約6.5メートル四方の部屋で、その中に舞台と客席(園児や先生50人分!)をつくります。
今まで僕たちが立ったステージの中で、一番狭い!さあ、どんなことになるでしょう…?!


開演前の舞台の様子。思ったよりスペースに余裕が有りそう。良かった〜(^w^)


舞台に登場すると、すぐ目の前に真ん丸な目をした子どもたちの顔、顔、顔!そしてキイロイ声、声、声!
ずっと手拍子を続けたり、ハンカチを投げて飛び跳ねる子もいたり公演中はこっちが嬉しくなるような素直な反応が最後まで続きました。

終わった後、園児のみんなが作ったというお皿をプレゼントにいただきました。
信楽の土をこねて、園の釜で焼いて作ったかわいいお皿です。今日の子たちがこんな素敵なお皿を作ったなんて感激!


後片付けが終わった後、園長先生にいろんな話を伺いました。
この辺りも放射能の影響で子どもたちを外で遊ばせるのもままならなかったのが、去年からやっと普通に外で遊ばすことができるようになってきたこと。これまで園にいた避難してきた子ども達が、今年から元の場所に帰り、新しい生活を頑張ってること。園の畑でみんなでトマトやピーマンやいろんな野菜を作っていること。
まだまだ状況の改善が進んでいないこの福島で、今日の園のみなさんの姿は一際眩しく見えたのでした。

ところで、今日はその他に園長先生から「いじわる教育法」なるものを教えてもらいました。例えば子どもたちにわざと違う数だけお菓子をあげるのだそうです。そうすると、こどもたちは自分より誰がいくつ多いか必死で計算するし、どうやってこのことを解決しようか必死で考えるのだそうです。これは、算数の勉強や、問題意識を持ってそれを解決しようとする心を身をもって養うことができるオススメの教育法なのだそうです。ちょっと可哀想な気もするけど、子どもたちのその様子を実際に見てみたい!と思うのは僕だけではないのでは?

園長先生のお気に入りの紙芝居も紹介していただきました。「ごきげんのわるいコックさん」。シンプルでインパクトが強く、創造力がかきたてられる内容です。


ちなみにこの園長さん、お名前は「佐藤敏巳」さん。
なんとうちの佐藤敏之さんと一字違いなのでした!

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