文化庁「オペラ森は生きている」
事前ワークショップに行って参りました。
これは何なのかと言いますと。。。
これから「森は生きている」を観てもらう子供たちに、
◎オペラとは何かを知ってもらったり、(オペラのワンシーンを普通のお芝居とオペラの両方で観てもらいました)
◎こんにゃく体操に挑戦してみたり、
◎一緒に劇中のソリの歌を歌う練習をしたり、(振付も付くのです!)
様々な活動を1時間半ほど行い、
「森は生きている」の本番を、より楽しんでもらおうというワークショップなのです。
ここで、いきなりまとめの記念写真からメンバー紹介です。
和歌山県、粉河寺の門の前にて。
◆真ん中:青木美佐子(メイン講師)
優しく、厳しく、しっかりと、新人の私を指導してくださいました。
その愛らしい風貌から発せられる楽しい言葉たちで子供たちのワクワクを120%引き出しておられました。
◆左:高岡由季(アシスタント講師)
ワタクシ高岡由季にとっては、
こんにゃく座に入って初めての、歌う仕事でございました。この事実だけで、ご飯3合ぐらいいけそうです。
楽しく歌って踊って、マイクを持って体育館を走り回りました。
◆右:関直子(ピアニスト)
クールでお茶目な関さん。自己紹介のとき、「お関ちゃんと呼んでね」という一言で、子供たちの緊張をまず一番に吹き飛ばしてくれていました。このワークショップの中で、1番キャラが濃いといっても過言ではないでしょう。
この3人で、奈良県と和歌山県の小中学校あわせて6校に行ってきました。
さぁ、たくさんの思い出を振り返っていきましょう。
まず、奈良へ向かう近畿鉄道で、とっても素敵なボックス席(?)に出会いました。
一階にある、まるで秘密基地のようなスペースに、私たち大興奮。
稽古まで出来ちゃいました。
「あれは飛んでいくのではない、近畿鉄道が速く前へ進むから、(周りの景色が)止まっているのに後ろへ飛んでいくように見えるのだ〜!」
そして学校は、全児童が453人の小学校から、小中学校あわせて28人の小さな学校まで、さまざまでした。
体育館の窓から覗くとすぐ横に川が流れる山の中の学校だったり
校庭から雄大な山が見える、自然豊かな学校だったり
なんと!ケーブルカーに乗って行く、山の上の学校もありました。
もう、私ったらケーブルカーの先頭を陣取って運転手さんに話しかけ、すれ違う対向車に手を振り大興奮。笑
声を出して笑ってくれる子や、
すごく緊張していた子、
歌ったり踊ったりするのを恥ずかしがる子、
さすが関西、一発芸を見せてくれる子、(笑)
たくさんの子どもたちがいました。
でも、どの学校の子も、私たちの歌やお芝居を真剣に観て聴いてくれました。
そして、美佐子さんが
「本番ではみんなもオペラに出る人になって、一緒に歌うよ」
というと、目を輝かせていました。
先生たちもすごく好意的に私たちを迎えて下さいました。
子どもたちにもマツユキ草を作ってもらい、劇中でマツユキ草が咲く場面でそれを持ってもらうのですが、
先生がとても完成度の高い試作品を作ってくれていました。
すごい!花びらの中に、綿棒を入れるという上手な工夫に私たちも感動でした。
さて、
こんなことを言ってくださった校長先生がいました。
「子どもたち、すごく楽しんでいて、心が開いていましたよ。」
"心が開く"って、なんて素敵な言葉なんでしょう。
心が開いている状態って、具体的にどんな状態なんでしょう。と考えてしまいました。
こんなことを言ってくださった音楽の先生もいました。
「森は生きているの音楽は子どもを"アゲる"音楽ですね。」
この先生たちの言葉によって私が考えた、"心が開く"というのは、
ワクワクすること、楽しい!と思うこと、何かを好きになること…
上手く言葉で表現できませんが、心に何か素敵なエネルギーが溢れている状態なんじゃないかな、と思います。
林光さんが作った、「森は生きている」の音楽は本当にワクワクします。楽しいです。心が開かずにはいられないのです。
このワークショップに行って、これから出発する「森は生きている」ツアーの本番が楽しみで楽しみでしょうがなくなってしまった私なのでした。
たくさんの子どもたちにとびきりのワクワク届け〜〜〜!!!!!
☆おまけ☆
ワークショップ、楽しくできますように!という願いを胸に、
大木からパワーを頂きました。
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