『Opera club Macbeth』劇場日誌(2月2日):高岡由季

小屋入り2日目です。



昨日、仕込んだ舞台は見事に出来上がり、鮮やかな照明がその空間を異世界色に染めています。私はそれを見てウットリするような、ゾクッとするような、不思議な感覚に襲われます。なんだかお酒を飲んだときの感じに似ています。


染めたといえば、今回のクラブマクベスために髪型および髪色を思いっきりチェンジしたキャストがたくさん。


こちらは、楽屋の前を彩る、アッシュカラー(灰色の入った髪色のこと)のお二人。マルカム役の大翼さんと、マクベスに関係なく(笑)いつも素敵なヘアスタイルの、制作のあずみさん。
みなさんを見ていると、視界がパーっと華やいで、私までソワソワします。なんだか刺激的なショーを観ているような気分になります。


こうやって公演の日が近付いて、作業も大詰めになってくると仕事している夢ばかり見ます。夢かうつつかマクベスか。
そして、そして、取り返しのつかないミスをしてしまう夢も見ます………でも、そういうとき私は大抵「これは夢だ」と気付き、早く覚めてくれーと願います。
でも、幸せな夢を見てるときはどんなにありえないことが起こっても夢だと気付かないで、起きてからガッカリして二度寝を試みたりします。
つくづく自分勝手というか、ワガママだなーと思います。
今だって毎日歌に芝居に囲まれて、夢なんか見なくていいくらい幸せなのに。
いや、待てよ?
ということは、今私がいるコレ、こんにゃく座の日々、この世界は、夢なんじゃ…。
どこかの別の世界で、別の私が夢から覚めるのを待っているんじゃ…。


なーんて考え出すと終わりのないことを、このクラブマクベス漬けの幸せな日々のなかで考えてしまう私なのでした。


続々と、チケットが売れております!
僅かですが、5日、12日、13日の夜に空きがあります。
当日券もございます。
是非!是非!!ご来場ください〜〜〜!!!

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