オペラ『グスコーブドリの伝記』稽古場日誌(9月2日):大石哲史

今日は稽古はお休み。
でも、何となく稽古場に足が向く。うまく喋れない、歌えない箇所をゆっくりゆっくりやってみる。なんかの拍子に、新しい子音の出し方を発見した。mとdがすぐに響かなく、詰まっていて困っていたのだが、mの前にn音をつけると楽に響き始めた。同じく、dの前にh音をつけるとこれも8割方うまくいった。稽古場にはやはり何か落ちてるねえ!
そして小道具。いろいろなものは舞台部が、心血注いで作ってくれているので任すとして、髭だけはやはり自分でつくりたい。今回は初めてのチャレンジ、白髭だ。なぜか休みなのに衣裳部のチャミが来ていたので、白っぽい毛皮の生地を貰う。うまくいくはずだ、とひとりごちてみる。家に帰って作ってみた。質感があって素晴らしい出来。だが、5分つけてみて・・・・・長い毛が2、3本口の中に入ってきた。こりゃ駄目だ。チャリンコを飛ばしてまだ空いてるであろう100円ショップへ・・・・・初めて見る素材発見! 毛糸のような紙だ。絶対いける。必ず成功する、と呪文のように唱えながら帰宅。うまく出来たかどうかは・・・皆さん、本番の舞台で判断してみて下さい。

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