オペラ『タング-まほうをかけられた舌-』稽古場日誌(2月17日):熊谷みさと

みなさまこんにちは。
今回、演出助手として稽古についております、熊谷みさとです。ちゃみです。

本日は『タング』の立ち稽古から入りました。
この作品は、何だか不思議な2人組の会話から始まるのですが、その部分がどうやったら面白くなるのか、毎日試行錯誤しております。

昨日の夜、それぞれのチームでお芝居の始まりを自主稽古してあって、まずそれを見せてもらったわけですが、、


な、なんだこりゃ!可笑しい!

お花見の件で言い争いが始まり、謎の相撲対決がおこなわれそうになったり、エイプリルフールはひとを幸せにするとか、しまいには杏の中に水飴が詰まっていてソースせんべいで挟むとか…こう書いても何のことだかさっぱりわけがわからないでしょうが、うまく伝えられないことが悔しいのですが、まあとにかく抱腹絶倒の稽古でした。

このままのお話が本番に登場することはなかなか無いと思いますが、どんな風に進化していくのか、楽しみが膨らみます。


そして!!今日は、待ちに待った新曲がやってきました!

作曲の萩さんが忙しさやなにやらでたいへんに苦しんでいるようですが、そんな中での頑張りと踏ん張りによって、とうとうタングが登場したのです!!わーい!

萩さんは楽譜を渡すや否や松本へ旅立って行かれました…ああ忙しや…


そんなこんなで、早速音取り!


演出家自らピアノ伴奏!?

今日は30分間のピアニスト不在時間がありまして、ちょうどその頃に新譜がとどいたものですから、なんと大石さんのピアノで新曲お披露目となったのでした。レア!

いやはやしかし、面白いです…タング…なにこの音…!!「ははは」と笑うのとか、「ベロベロベロデリシャス」と呪文を唱えるのとか、音取りだけで笑えるって本当にすごいなあと思います。作曲家の頭の中ってどうなっているんでしょう。不思議でたまりません。


そして台本読みを進め、うたのステージのソングもばっちり稽古をして、夜は、装置のパネルをどう動かすか、またまた試行錯誤大会!



レストランから地下室へ、地下室からレストランへ、魔法みたいに場面が変わるので、みんな魔法的パネル使いにならねばなりません。難しい…!でもこういうみんなで頭を捻る時間は稽古の醍醐味でもあります。

まだまだわたしたちの『タング』は始まったばかり。みんなで魅力的な舞台を創ってゆきます。どうぞお楽しみに☆☆

0 件のコメント: