喜歌劇『天国と地獄』劇場日誌(2月6日):萩京子

劇場入り2日め。
9時から、各班の作業。
13時から演奏者が、演奏する場所を確認し、音の鳴り具合などを確認します。




写真/姫田蘭

楽士の居場所は、今回は珍しく舞台正面。五人囃子よろしく、(四人ですけれども)正面に鎮座。
14時から、A組で、出入りや転換も含めて確認しながら、あたっていきます。
舞台装置は歪んだ額縁と、こんにゃく座にとってはとても珍しい書きわり。
牧歌的風景や天国のもくもくした雲が描かれた書きわりが、歪んだ額縁のなかに。
後半、地獄の場面になると、その額縁が倒れて来て。。。
ここから先は見てのお楽しみ。


写真/姫田蘭

演出家の加藤直さん。

振り付けの山田うんさんのチェックも入り、舞台は最終仕上げに向かって行きます。

歌役者の面々は、稽古場で衣裳メイクありで稽古したときは、まだ何となく身につかず、借りてきた猫みたいな感じに見えるのですが、劇場に入ると衣裳もメイクも馴染んで来て、みんなステキに見えるよ。
と、ちょっと持ち上げておいて(笑)。


劇場のロビーはまだまだ進化を続ける衣裳の工房と化して、道行く人の目を引いていることでしょう。
俳優座劇場のロビーはガラス張りなので、通りから丸見えなのです。

今日の作業が終わって解散した時も、直しかけの衣裳やらが展示物さながら、劇場のロビーに林立しています。
私はその景色が好きです。

帰りがけ、その衣裳たちを横目で見ながら、ロビー横のパブで恒例の反省会。
「明日もがんばろう」とビールで乾杯して、帰途につきました。


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