萩京子 委嘱初演合唱曲!(6月23日):大久保藍乃

合唱団エトワーユ・駒澤大学合唱団ジョイントコンサートに行ってきました!


萩さんの‘みるく世がやゆら’そして、新作の合唱が演奏されるとのことでワクワクしてやってきました!

最初は‘みるく世がやゆら’から。
コンサートは6月23日。そして歌詞の中にも出てきますが、6月23日は沖縄の「慰霊の日」です。
太平洋戦争で戦場となった沖縄にとって、忘れられない大切な日です。

演奏の前には合唱団の指揮者の秋島光一さんと萩さんの対話もあり、この作品についてそして6月23日についてなど色々なお話しを聞きました。
秋島さんの話しにありましたが、2015年の6月23日の朗読された当時高校生の知念さんの詩と萩さんが出会って僅か3年で、この作品を歌う人たち(団体)が本当にたくさんいること。
今回演奏会を6月23日にしたのは作品を意識していたわけではなかったとのことですが、6月23日に演奏会をするならば是非みるく世がやゆらを!っとなったそうです。
こんなにもたくさんの人たちがこの作品をもっともっと演奏したい、広めたいと思うこと、その大きなパワーをすごく感じました。
こんにゃく座でもうた会で歌ってきましたが、改めてこの作品の持つ凄みを見られた気がします。


最初のステージ、“みるく世がやゆら”が終わると、バッハの賛美歌。
そして合唱団それぞれから選曲した日本語の作品から5曲の演奏。
いろいろな作曲家、詩人もそれぞれ違っていてバラエティに富んだ楽しいステージでした(・∀・)



そしてラストのステージは、萩さんの新作!

長田弘の詩による五つの混声合唱曲
『おおきな木』

ピアノも萩さんによる演奏です。

長田弘さんが自選した『長田弘詩集』の中から萩さんが5つ選び曲をつけました。

『おおきな木』『散歩』『ひとの歯のバラード』『嘘のバラード』『ひつようなもののバラード』
この5つで、後半3曲は全て“バラード”とついているもの。

こちらも演奏前には秋島さんとの対話があったのですが、曲が完成したとき萩さんから「終曲の最後が盛り上がって終わらなくてごめんなさい」っと話しがあったそうです。
確かに“バラード”が3つも続くし……、いったいどんな風に5曲が成っているのだろうっと期待が膨らみます。

私は1曲目の始まりが大好きで、最後が盛り上がらなくて…なんて言っていたけど、とにかく最初がすごく壮大でふくよかですっかり世界に入ってしまいました!
そこから続く2曲目、そして3つのバラード。
美しかったり、コミカルだったり、ひとつひとつが面白くて、あっという間の5曲でした。
5曲目はトツトツと語られる単語がどれも印象的で、言葉が自分の中でどんどん広がって行くようでした。

アンコールには、もう一度『嘘のバラード』を聴けたり、新しい萩さんの作品をすっかり堪能いたしました!
私もいつか歌ってみたいなー。3曲目の『ひとの歯のバラード』も本当に面白いんです(・∀・)!
また聴きたいし、歌いたい。ワクワクする作品です。



萩さん!お疲れ様でした!

0 件のコメント: