オペラ『銀のロバ』稽古場日誌(2月24日〜28日):熊谷みさと

オペラ『銀のロバ』3月の旅が始まります!

出演者は、なんと初演のB組!
AB型率80%の、シニア(!)チームだったこのメンバー。旅の組み合わせの関係で、二度とこの組み合わせで公演できる日は来ないだろうと思っていたのですが、なんとなんと、この3月だけ、再結集しました!

懐かしいような、なんともホッとする、しかしとっても久しぶりにこの作品をやる人も多いチーム。
5日間しっかりと稽古しました。


2月24日、Bスタジオに集合…コンパクトな部屋に装置を詰め込み、音楽メインで、動きも確認しつつの稽古。
なにせ久しぶりなメンバーですから、思い出すにも少し時間が必要です。演出助手の花島さんに助けてもらいながら、丁寧に…。
早めに終わったらいいなーなんて思いはあっという間に飛んで行き、夜までしっかりお稽古しました。



赤ん坊を抱える島田さんや、


流木で角を表現しようとするうるおさんに大笑いしながら


マルセルお姉ちゃんとびっくりしたり


北野さんのロバに道案内してもらったり。

なんだかわくわくします。




翌日からはAスタジオ、少し広々とした空間での稽古です。


演出の恵川さんも入って、どんどん進んでいく感じがします。

うるおさんから「筋肉隆々牛」というトンデモワードが飛び出したりして、お腹がよじれるほど笑いました。本当にみんないろんなこと考えて稽古に挑んでるんだな、ということが毎日とっても感じられて、すごく勉強になります。ありがたいことです!幸せです!!


そうそう、この作品、2014年から旅をしてきているものですから、道具や衣裳も年季が入っています。壊れかけてしまっているものもあったりして、稽古後にはメンテナンス大会が開催されました。



スカートや靴下の穴を縫ったり、剥がれた靴底を貼ったり、台や小道具の色を塗り直したり、


木に紐や布を巻き直したり



枝を立てる金具を付け直したり


写真を撮るのに夢中になってたら「ロバ持ってて」と言われてしまいました


みんないろんなものをささっと直すのが本当に上手で、しかも何も言わなくてもそれぞれがどんどん色々工夫して働くので、あっという間に片っ端から綺麗に丈夫に使いやすく生まれ変わっていきました。ひゃーすごい。こんな手練れが集まってるなんて、すごいとしか言いようがないです。抜群の安心です!幸せです!!


そうして稽古も直し物もしっかりやって、トラックにきっちりと道具を詰め込みました。


明日からこの物語の旅が始まります。
各地でみなさまにお目にかかれるのを楽しみにしています!

3月21日には長野県伊那市で一般公演もあります。
この機会にぜひ!お運びくださいませ。お待ちしております!




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