オペラ『遠野物語』劇場日誌(2月7日):岡原真弓

オペラ遠野物語!世界初演!幕が開きました。いつも本公演の初日というのは準備がギリギリですが、今回の公演もなかなか凄いものがありました。
当日朝9時から照明さんが最後の場面の明かり作り。13時から前日にやれなかった所を場当たり。14時15分からゲネプロ。休憩入れて2時間50分。17時10分から楽屋で駄目出し。

受付組はロビーに集まり受付の打ち合わせ、この時にサプライズでハッピーバースデーを歌いました。初日の7日高橋、9日湯本、11日土居、21日忠地の4人の制作が2月生まれなのです。
どんなに慌ただしくても心の福利厚生を忘れず、清く正しく忙しいこんにゃく座です。

そして、俳優座劇場は楽屋も狭く、ロビーも外から丸見えななか、相原と岡原はお弁当をコソコソと食べ(多分、若い座員は食べずに)受付に突入。
一方、出演者たちは、開場15分前まで舞台上で最後の手直しをしていました。
これは、アジアで1番しつこい演出家鄭さんに勝るとも劣らない、粘る演出家のせい?
その名は眞鍋さん!この方は今話題の某グループの桜井くんに似ている、イケメン。優しいマスクでどんなに追い込まれても穏やかに、しかし、徹底的にこだわる。
ゲネプロが時間押してるにも関わらず、炭取りを入れる時の照明をこだわったり、冬木の傘のかぶり方をこだわったり、なかなか素敵です。
つまり、きめ細やかな演出なのです。役者一人一人のことも凄く丁寧に見ておられるので、みんなが活き活きと演じています。
そして、いよいよ開幕。あっという間の三時間!と、お客様が口々に言ってくださいました。作曲家も3人があうんの呼吸で繋がって、まるで1人の作曲家が多彩な音楽を紡ぎ出しているみたい!
何よりのほめ言葉です。また観たい、地方でやってくれ、沢山の嬉しい言葉を頂きました。

そして、ここから岡原の最大の役目が始まります。
『初日、自主宴会の幹事』です。
前日に座員に参加する気持ちがある人ときくと、わずかに4人。
うーむ、こんなタイミングで眞鍋さんに聞くのもなあ、照明の金さんには、忙しそうで、もっと聞けないなあ、と悩み、それでもまあ、20人で増減ありで頼めるか、行き着けのお店、美豚(びとん)に頼みに行きました。
『ああ、岡原さん、いつもありがとうございます。増減ありでいいですよー』と、めちゃくちゃ感じがよい。(いつも、といっても、公演の時だけなのだが(笑))
そして、ゲネプロが終わった辺りで、これは、スタッフも、お客様も、出演者も、呑みたくなるぞ、急に沢山来ちゃう可能性大だぞ!と判断。
急いでびとんに行って(楽屋口の向かいにあるので)『30~40になりそうなんだけど、料理を決めておいて飲み放題で2500円先払いで、満額になったらストップしてもらう事なんて、できますか?』
即答で喜んで!二階を貸切にしちゃいます!でした。結果、47名!みんなたっぷり飲めました。
忙しくて写真なしです。
という事で初日大成功です(なにが?(笑))






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