オペラ『イワンのばか』稽古場日誌(1月19日):森友希

今日はファンクラブの稽古場見学の日です。
稽古場でオペラが出来上がっていく様子を間近で見ていただけるこの企画。とにかく”リアル“なのが売りです。


1日のお稽古は、稽古場の掃除から始まります。
今回の装置は全体が布に覆われています。小道具でも布がたくさん登場します。
気づかないうちに、ホコリがたくさん舞っている稽古場。
掃除機で丁寧にホコリを取り除き、床はモップで磨きます。ただの水拭きではなく、塩素消毒液で、除菌を徹底。ドアノブなど、みんなの手に触れるところも毎日塩素消毒しているそうです。


インフルエンザは怖いですからね。念には念です。


今日のお稽古は、出来たてホヤホヤの音楽の確認から。
出演者たちは楽譜と睨めっこしながら、ピアノの音や周りの声を聞きながら、歌ってゆきます。
音の運びが難しい箇所では、まごまごと歌声が小さくなっていきます。そういうところにぶつかると、音楽助手の花さんが一度止めて、パート毎に音を丁寧に確認。
そうやって延々と楽譜をさらっていきます。

少々聞き苦しいようなところもありますが、これこそ新作初演の“リアル”です。
こうして新しい歌が、オペラが生まれてゆくのですね。


稽古場見学の後半は、賑やかなお祭りのシーン。
歌って踊って、小道具もたくさん登場して、楽しい場面です。
ここでは、演出部さんが試行錯誤して考えた仕掛けのデモンストレーションが行われました。
(本当は写真をお見せしたいところですが、本番までの秘密です。)

段取りだけならスムーズでも、音楽や演技と合わせるとなかなか思い通りにはいきません。
苦労してやっと完成した道具がボツになることもあるのだとか。
さて、本番では成功するのでしょうか!?

少々見苦しいようなところもありますが、これこそ稽古場の“リアル”です。
こうして試行錯誤を重ねたものが、劇場の舞台上で花開くのですね。


こんな製作の裏側を見れちゃうのはファンクラブ会員の皆さんだけ!
他にも、出演者やスタッフだけが知っている裏話が聞ける「ファンクラブの集い」に参加したり、こんにゃく座の日常が垣間見れる情報紙「おぺらの細道」が読めちゃうのも、ファンクラブだけ!
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おまけに。
ファンクラブの野崎さんが素敵な差し入れを持ってきてくださいました。


ロシアのお酒「ウォッカ」です。
先日の勉強会で「悪魔の水」と聞いて、興味津々だったお酒とついにご対面です。
本当に無色透明で、水と間違えて飲んでしまいそうです。
皆さん、飲むときは注意してくださいね!

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