半年ほど舞台に立たなかった男優はこうもぼさぼさになってしまうという例です。
そんなぼさぼさの我々ですが、10月にはオペラ『ネズミの涙』の短いツアーがありますので、ようやく舞台に立つことができそうです。セットを組み、連休返上でお稽古です。
斜めに自立ちする我々です。自立ち(じだち)って舞台用語なんですかねこんにゃく用語なんですかね。立てかけたり支えたりしなくても自分だけで立てるものを言いますね。
『ネズミの涙』も10年を超えましたが、セットを組んでいたらまた新たな発見がありました。大道具のバスの後ろ部分はこれまで「自立ちしない」と言われてきましたが、この絶妙な角度でのみ自立ちすることがわかりました。グラヴィティがまるでゼロです。
でもやっぱり危ないからこのまま放置しないようにね。(New!しきたり)
令和のオペラには令和のテクノロジーが大事です。この日ついにこんにゃく座がiPadを手に入れました。
『ネズミの涙』は音響機器を用いる唯一の演目です。これからのツアーではこのiPadがポン出し担当として活躍してくれることになるでしょう。
ところで「ぽんだし」って聞くとどうしても美味しそうな感じがしてしまいますよね。してしまいますよね。残念ながらそうではありません。効果音とかを音響機器でポンと出すのがポン出しです。
2日間、濃厚な稽古を終え、『ネズミの涙』の道具類は一旦この稽古場の片隅に。これから『森は生きている』『タング』のお稽古もそれぞれ始まります。
頑張っていきましょう。
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