先日、大千穐楽を迎えたオペラ『森は生きている』の旅公演が行われている最中、別の旅が始まっていたのをご存知でしたでしょうか…
そう、こんにゃく座のコンサートの旅公演が行われていたのです!
メンバーは『森は生きている』の出演者、そして演出の大石さん、4人の歌役者とピアニストさんの総勢5人でコンサートのツアーが行われていました。ちょうど森の公演と公演の合間にコンサートを公演していたのですね。
毎年行われているこんにゃく座のコンサート。その年の出演者に応じて、プログラムを組んでいます。
今年のコンサートは、林光さんのソング「岩手軽便鉄道の一月」からはじまって、歌芝居『魔法の笛』、オペラ『森は生きている』の中からいくつかのシーンを抜粋して、各地の保育園や保育所の小さな可愛らしいお客さまに聴いてもらいました。
さてさてそれではメンバー紹介です!子どもたちに呼びかけた順番で、子どもたちに呼んでもらうあだ名も一緒にご紹介。
鈴木裕加(前列左)
「ひろかちゃん」ことひろかさん。
『魔法の笛』ではパミーナ役、『森は生きている』ではむすめ役、リス役を演じます。
泉篤史(後列右)
「あっくん」こと泉です。『魔法の笛』ではパパゲーノ役、『森は生きている』ではカラス役、4月の精役を演じます。
鈴木あかね(前列右)
「あかごん」ことあかねさん。
『魔法の笛』ではタミーノ役、『森は生きている』では3月の精役とオオカミ役、リス役を演じます。
大石哲史(後列左)
「おっさん」こと大石さん。
『魔法の笛』ではモノスタトス役、『森は生きている』では1月と2月の精役、博士役、うさぎ役を演じます。
湯田亜希(前列中央)
「ゆだちゃん」ことピアニストの湯田さん。
今回のコンサートでは湯田さんの台詞もありました。普段聞けない湯田さんの台詞…新鮮でした♪
12月9日:東大駒場地区保育所
子どもたちは舞台の歌やお芝居に無我夢中。目も逸らさずにおしゃべりもせずにぐぐーーっと集中している子どもたちをみて僕らも熱が入ります♪
集中しすぎたのか、コンサートの終わりにはコテンと眠り出しちゃう子も(笑)
最後の最後まで目をキラキラさせながらずうっと僕たちのコンサートを楽しんでくれました。
12月11日:たんぽぽ保育園
中でもこの高野豆腐の肉詰めがここでの郷土料理なんだとか。初めて食べましたがすんごく美味しかったです。植物性と動物性のタンパク質が同時に取れちゃうなんて素敵!(笑)
しっかり腹ごしらえした後で、仕込み開始!
人数が少ないので、みんなで協力して仕込みをします。
会場には立派な立派なクリスマスツリーが!
これはもう…使わない訳には参りません!!
先生方に許可をいただいて、カラスが森を見渡す木になったり、むすめが登る木になったり…と大活躍のツリーでした(笑)
たんぽぽ保育園の子どもたちは元気いっぱい!大石さんの茶目っ気たっぷりのモノスタトスが登場すると途端に笑い声が響きます。
その日はそのまま群馬県へ移動してホテルで一泊。
12月12日:風の子保育園
そして翌日、風の子保育園へと向かいました。
仕込みを始めようと会場へ向かうと…
うさぎがお出迎え!!
あまりの可愛さに湯田さんもうさぎになりきります(笑)
開演前、始める前に先生からすこし時間が欲しいと言われました。すると…
先生方も博士と女王様に変身して登場!
コンサートが始まる前に先生方扮する博士と女王のプチお芝居が、繰り広げられました!あまりの完成度の高さに、コンサートメンバーもびっくり。 会場の雰囲気は十分に温まりいざ開演!
風の子保育園の子どもたちは魔法の笛のこともよく知っていて、鳥刺しの歌が始まってパパゲーノが登場するやいなや「パパゲーノだ!パパゲーノ!」と呼び声がかかってびっくり!
『森は生きている』では、奇跡的なシーンが誕生したところも(笑)
むすめが助けを求めて叫ぶシーン。
「おーい!たすけてー!おーい!!!…」
…コケコッコー…
ニッ、ニワトリが応えた!!!
この保育園ではニワトリも飼っていたようで、ひろかさんの必死の叫びに反応したのでしょう。
裏で控えていた役者はニンマリしてしまいました(笑)
12月23日:まつもと市民芸術館小ホール
そしてそして、最後は長野県は松本市!
山の子保育園2園と海野保育園の合同公演です。
そしてなんと、まつもと市民芸術館の小ホールでの公演。このツアー初の劇場での公演です…!
今年最後のコンサートが幕を開けました。
今回の子どもたちはたくさん歌を歌ってくれました!
「たかーいきーのーてっぺんからはー」とカラスが歌い出すとみんなも一緒に歌い出す!こんなにたくさん歌ってくれるのははじめての経験でした(笑)
「十二月の歌」も、「一瞬の今を」もみんな一生懸命歌ってくれて…ほんとうに可愛らしかった…僕たちも心躍るコンサートになりました。
僕はコンサートのツアーは今回がはじめて。
どのコンサートでも、子どもたちは『森は生きている』を知っている子たちばかりで、もともとのプログラムには無かったのですが、コンサートの最後にはみんなで一緒に十二月の歌を元気に歌いました。
今年はなかなか聴くことのできなかった子どもたちの歌声。一回一回、胸に染み入りました…。来年はもっともっと、たくさんの歌声が聴ける世の中になるといいなあ。
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