オペラ『森は生きている』オーケストラ版 メンバー紹介 (2021年2〜3月)

2021年、生まれ変わったオペラ『森は生きている』初ツアーのメンバー紹介です。今回はオーケストラ版ということで楽士の皆さんのプロフィールに合わせて役者のほうもざっくりと経歴など書いております。楽士の方でも「主催公演」のページに載っているのとちょっと違ったテキストを載せてくださった方もいらっしゃいますので、どうぞ改めてご覧くださいませ! **********


沢井栄次【1月、総理大臣、廷臣】

小学生の時に絵をひたすら描く少年だったが、同級生のピアノ発表会を見て鍵盤を弾ける人、楽譜を読める人に憧れる。
小6で日本ファルコムの「イース」を作曲した古代祐三氏のアルバムを聴き、ゲームの内容も知らずFM音源チップYM2203とYM2151の可能性にハマり打込み少年となる。
そこからシンセ小僧、フュージョンを経て、ひょんなことから声楽界に入る。
ついた師匠の影響でどんどんクラシックと声楽を吸収していき現在に至る。




北野雄一郎【2月、警護隊長、廷臣】

中学校で音楽の授業をうけて以来、これといった音楽の経歴はなく、こんにゃく座に入座。現在に至る。いま必死に音楽に食らいついている。




彦坂仁美【3月、オオカミ、廷臣】

小学校1年生の時にピアノを習い半年くらいでやめてしまったが、3年生になって友達と同じピアノ教室に行きたくなり再び習う事に。
中学ではブラスバンド部でフルートを吹き、音大フルート科を目指そうと考えたがいろいろあって東京音楽大学の音楽教育科に入学。卒業後はピアノ教師や高校非常勤講師等教える仕事と合唱や伴奏等の演奏の仕事をしながら声楽を本格的に始め、10年以上過ぎ、いろいろあってこんにゃく座のオーディションを受けて今に至る。




島田大翼【4月、カラス、廷臣】

小学校の頃、未就学だった妹がエレクトーン教室に通いたいというので、水曜の放課後に付き添いとして通い始める。楽器というより音ゲーのような感覚でエレクトーンの操作にハマり、6年生の時に「ゲーム音楽の作曲家になる」と決意。中学〜高校にかけてピアノ、ギター、ドラム、コントラバス、チューバ等色々な楽器を浅く囓り続け、東京学芸大学に入学。音楽学専攻として主に雅楽を学び、卒論のタイトルは「政岡憲三のアニメーション作品とその音楽」。大学在学中に大石哲史氏に指導を受け、そのままうっかりこんにゃく座に入る。




入江茉奈【5月、ウサギ、廷臣】

産まれた時はずんぐりむっくりで首がなかった私を母が心配して、3歳からバレエ教室に通うことに。その教室の先生の紹介で、小学5年生からミュージカルを習い始める。そこでコンコーネやモーツァルトの歌曲と出会い、もっとクラシックを勉強したいとエリザベト音楽大学に入学、大学院まで進む。院では主にドイツ歌曲を勉強していたが、プロを目指すなどは考えられず、卒業後は音楽の先生をしながら、たまにオペラや演奏会に出られたらなーとなんとなく考えていたときにこんにゃく座と出会い、衝撃を受ける。絶対にここに入ると決意し、大阪ワークショップやおぺら塾を経て、2020年に入座。




小林ゆず子【6月、もうひとりのむすめ】

クラシック好きの両親の影響で、小さな頃から音楽に囲まれて育つ。チャイコフスキーの弦楽セレナード(4楽章)がお気に入りで、チャンチャンチャンチャン鼻歌を歌いながら遊んでいた。
5歳でピアノを習い始める。先生にも恵まれ、大学までピアノを専攻。他にも小学校の頃にチェロ、トランペット、高校大学の副科でヴァイオリン、ファゴットも経験。どれもかじった程度だけれど。。。機会があるならもう一度ファゴットを勉強したいと密かに思い続けている。
一方でこんにゃく座との出会ったのは小学生の時。大きな感動?衝撃?を受け、私はここでピアノを弾くんだ♪と思っていた!はずなのに、気がついたら歌役者になっておりました。あれれ。




飯野薫【7月、むすめ】

幼少期にはわらべうたの会に通い音楽で遊んでいた。のちに合唱とピアノもはじめたが不真面目な取り組みだったため上達せず。小学校の音楽の授業で林光さんの音楽を知る。学校では小さい声でしか歌わない子だったが、家では母のピアノ伴奏で兄と森は生きているを歌って遊んでいた。林光さんが音楽の授業に来てくれたことがあるらしいが記憶はない。桐朋学園芸術短期大学演劇科で佐山陽規さんに歌を習い、こんにゃく体操を知る。歌もお芝居もやりたくてこんにゃく座の門を叩いた!!




西田玲子【8月、女官長】

高校2年の時、当時読んでいた小説が舞台になっていると母が懸賞で当てたチケットでミュージカル「レ・ミゼラブル」鑑賞。一発で魅了され、専門学校のミュージカル科へ進学。その時の歌の先生の薦めで音楽座に研究生で入座。歌唱指導で来ていた佐山陽規さんと出会う。が、踊りに魅了されダンサーに。リハーサルで訪れた宿川原の稽古場でこんにゃく座のトラックに魅了され直後に偶然雑誌で見つけたこんにゃく座のオーディションに締切間際に応募。全然知らないソングの課題曲に受けるのを諦めかけたが、課題曲の最後に音楽座時代に佐山さんに習った『壁の歌』を発見!何とか受験することができ、今に至る。




青木美佐子【9月、おっかさん、廷臣】

6才でピアノを習い始める。ついた先生があまりに怖すぎて辞めると言えず高2まで続けてしまう。ついに決心して辞め、ピアノを練習しなくていい自由な時間を手に入れるが、数ヶ月後何となく物足りなくなってまた始める。
今度の先生はとても素敵で、今まで何を習っていたんだろうというくらいたくさんのことを知った。その先生が教えている短大に入学。その先の専攻科と合わせて3年間、先生にも友達にも恵まれて楽しく過ごす。専攻科の夏、自分達で構成したミニコンサートを養護学校の子ども達にみてもらうという研修があり、音楽を通して客席と一体となる喜びを知る。そんな折、附属の高校に公演に来ていたこんにゃく座と出会うが、心の奥に留めたまま、某大手音楽教室で講師として働き始める。並行して気晴らしのつもりで週1でこんにゃく座の研修所に通い、こちらの方が断然面白くなってしまって講師は1年で辞め、入座。




高岡由季【10月、女王】

富山県高岡市出身。4歳より親のすすめでピアノを習いはじめる。中学、高校の吹奏楽部でクラリネット、パーカッションを部内の先輩に師事。思春期の多感な時期に「自分は音楽が誰よりも好きだし、歌が誰よりも上手い」と突然気付き、アイデンティティを獲得する。 同時期に絢香の歌に魅了され、歌手になりたいと思い始める。夢と希望がひしめく東京へ行くため、東京学芸大学に入学。そこで入ったゼミで日本語オペラと出会う。2014年こんにゃく座入座。YouTubeにてアコーディオン弾き語り動画をアップし、少しずつチャンネル登録者を増やしている。




富山直人【11月、兵士】

『黒テント俳優基礎学校で大石哲史と出会い、その後こんにゃく座に入座』
の一文で私の経歴は終わってしまうので、聴いてきた音楽の経歴を簡単に書きます(改行なしで一気に書きますので、読める方は読んでみて下さい)。
初めて買ってもらったレコード 中村雅俊『俺たちの旅』(シングル盤)、小学4年 友達のお兄ちゃんの影響でビートルズを聴きまくる、中学1年 ビリー・ジョエルを聴き始める、中学3年 グレン・ミラー楽団のコンサートに連れて行ってもらう、高校1年 バイト代でマイケル・ジャクソン『スリラー』を買う、高校2年 筒井康隆にかぶれてアントニオ・カルロス・ジョビンを聴く、キース・ジャレット『ケルン・コンサート』を聴いて衝撃を受ける、高校3年 尾崎豊 大阪球場ライヴへ行く、20代 洋楽を中心にジャンルを問わずレコードやCDを買い漁るようになる、24歳 フランク・ザッパの音楽と出会いのめり込む、休日にジャズ喫茶やロックバーへ通い詰める、夜明け前にマイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』Part 1を聴きながら眠る日々があったりする、20代が終わった頃、黒テント俳優基礎学校へ入学 大石哲史と出会う(一行目へ戻る)




髙野うるお【12月、博士】

幼い頃、団地の2階、北側の窓から足を出して座り、外に向かって思いっきり声を上げていた。
小学生になった頃、音程をつけて歌う面白さを知った。
少年の私は将来自分は何かしらの表現者になりたいと思っていた。しかし表現者と言ってもさまざまなものがある。
さまざまな道の中からなぜ歌役者になったのか。それは自分だけの思いや行動だけではない何かしらの力も働いたのであろう。




鈴木裕加【制作マネージャー】

私の小学校の校歌に、ある時ダンスが付いた。
6年生の私はいまいち乗り気でなかったのですが、それを運動会で全校生徒みんなで披露することになった。 音楽の先生に校歌を歌ってほしいと言われ、私は歌う側にまわった。ちょっぴり歌が上手なのかな?と思ってしまった。
高校の時、講師の人に声楽を勉強してみたら?と言われた。またまたちょっぴり歌が上手なのかな?と思ってしまった。
で、こんにゃく座にやってきました。




沖まどか【楽器係】

まだお腹の中にいた頃、宝塚を観に行っていた。そして子どもの頃、宝塚や劇団四季を観に連れて行ってもらっていた。中学、高校と演劇部に入り、舞台に関わることが大好きになった。大学は音楽学部の声楽学科に入ったが、いわゆる声楽?というものには特に馴染めず、、文化祭でミュージカルをやったりすることが大好きだった。
そんな折、先生が「キミにピッタリだと思うんだ」とこんにゃく座を教えてくれた。もう少し、大学で声楽をもっとちゃんと習得しておけば…と今になって必死でもがいている私。それでも前を向いてここにいる。




壹岐隆邦【舞台部】

高校2年時、音楽の授業で歌の発表をした次の日、休み時間に先生に呼び出され、音楽部に入らないかと勧められる。それで始めた合唱が楽しくて、音楽の道を目指す──なんて事にはならず、高校を卒業。が、合唱から離れた途端に歌が恋しくなり、音大へと大きく進路変更。音大では歌曲ばかり歌い、オペラは二の次に。しかしバイトで誘われたオペラが楽しかったり、ボランティア先での出会いがあったりと、偶然が重なった末にこんにゃく座に入座。音楽・こども・旅と好きなものが三拍子揃った座を楽しんでいる。校歌を歌うユニット"勿忘歌~わすれなうた~"代表。




吉田進也【舞台部】

中学生のとき校内合唱コンクールで歌が好きになる。しかし高校に進学したら女声合唱部しかなく「もう音楽系の部活ならなんでもいい……」とマンドリン部に入る。その後文学部に進学したものの、ふと「音楽の先生になりたいなぁ」と思い、20歳で声楽を習い始める。東京学芸大学在学時に大石哲史氏に日本語オペラの指導を受ける。卒業後、演劇の勉強やら何やらをして、現在こんにゃく座歌役者2年生。




岩佐和弘【フルート】

14歳よりフルートを始め、東京音楽大学卒業後渡仏。パリ10区立ベルリオーズ音楽院及び、パリエコールノルマル音楽院を首席で卒業。 パリUFAM国際コンクールフルート部門に入賞。1991年 サイトウキネンオーケストラのヨーロッパ、アメリカツアーに参加し、以来松本でのサイトウキネンフェスティバル、ツアーに参加。これまでに霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、水戸室内管弦楽団、 パイヤール室内管弦楽団、トウキョウ・モーツアルト・プレーヤーズなどの公演に 出演。現在、東京音楽大学指揮科特別アドバイザー講師、カスタム・ウインズ木管五重奏団メンバー。




伊藤博【オーボエ】

東京芸術大学卒業。
室内楽を中心に幅広い分野で演奏活動を行い、現代音楽の初演も多い。オペラシアターこんにゃく座の公演にもたびたび出演している。また韓国国立芸術総合学校ではマスタークラスを受け持った。
1995年東京にてリサイタル。2000年寺嶋陸也氏の個展に出演し、このコンサートはALM RECORDSよりCD「大陸・半島・島」として2002年にリリースされた。




橋爪恵一【クラリネット】

小学生の頃はボーイソプラノで5年6年を合唱部で過ごしクラスの合奏のソリストとして伊那節を歌った。 中学生の頃家業のスーパーマーケットが倒産した為、修学旅行を諦める。高校生になった時に吹奏楽部でクラリネットに出会いハマる。家業を継がないことになったので、音楽を目指して良いと思い始め、3浪の後、東京藝術大学に入学しこんにゃく体操と出会いハマる。(2年間履修)卒業後こんにゃく座と出会い現在に至る。




前田正志【ファゴット】

東京藝術大学別科修了。航空中央音楽隊、東京藝術大学管弦楽研究部講師(芸大フィルハーモニア)、東宝オーケストラなどを経て現在はフリーランスのファゴット奏者として、録音やオーケストラ、室内楽などで活動。特にTV・映画音楽等の録音分野ではこれまでに700本以上のレコーディングに参加している。2012年、アルバム「Wonderful Fagotto」発売&記念リサイタル(東京オペラシティリサイタルホール)、2016年に第2回リサイタル(スペースDo)開催。
オペラシアターこんにゃく座への初登場は2001年『森は生きている』オーケストラ版。以来現在まで多くの公演に関わっている。




手島志保【ヴァイオリン】

広島出身。昔々、幼稚園にてのお話し。円陣を組んで、「好きな曲を順番に歌いましょう!」...「わすれました...」と頑なに拒否した私を心配した両親。何か楽器を持たせては?という事で、小学生になってからヴァイオリンをスタート。まぁ、ハッキリ物言えぬ子だったので、イヤイヤお稽古を続けた。中学一年生、音楽高校受験準備のため上京する?との話に...厳しい親から逃げるべくして「乗った!」師匠のお宅近所のアパートで同郷3人暮らし。そして、ヌルッと楽器弾きへの道がスタートしました。歌う事は今も出来ない、カラオケも勿論やった事ない...ステージで別人となり見事に演じ切る歌い手さんにいつも脱帽しています。




山田百子【ヴァイオリン】

桐朋学園大学音楽学部、およびドイツ・ケルン国立音楽大学院を卒業、芸術家称号取得。’04年から’18年までクァルテット・エクセルシオのメンバーとして在籍。在団中に第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞 受賞。現在はソロや室内楽などの分野で活躍し、またオペラシアターこんにゃく座をはじめとする舞台作品にも積極的に参加。林光、寺嶋陸也の作品初演・再演も数多く手がける。サントリーホール室内楽アカデミーのファカルティとして’16年まで6年間務め、また御茶の水女子大学 芸術・表現行動学科ピアノクラス特別室内楽集中講座、東京藝術大学および同附属高等学校音楽科 非常勤講師としても’20年3月まで務め、後進の指導にもあたっている。




東義直【ヴィオラ】

まだヴィオラという楽器も知らない頃、いつものように学校から帰って草野球に出かけるはずだった僕は、たまたま流れていたFM放送から聞いたことのない音色に魅せられて、終わりまで聴き入ってしまいました。その楽器がヴィオラで演奏がウイリアム・プリムローズであったのを頭の片隅に置いていたのでしょう。その後、習っていたヴァイオリンの先生から音楽高校への進学を助言して頂いたときに「だったらヴィオラがいい」と言ってしまいました。その後、無事に進学したのですが、奇しくも公開レッスンでプリムローズ先生に習い、そのまま弟子入りし、50年近く経った今も演奏活動を続けていられるのは、まさしく師のお陰で有り難い限りです。 しかし、もし、こんにゃく座に魅了されていたら舞台の下ではなく、上で演じていたのかも、そしてどんな役を貰えていたのかなあ、と人生の機微を感じています。




朝吹元【チェロ】

6歳よりチェロを始める。毛利伯郎氏に師事。桐朋学園高等学校音楽科卒業。卒業演奏会に出演。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。桐朋学園オーケストラと共演。故ボリス・ペルガメンシコフ、マリオ・ブルネロ、フィリップ・ミュレール、ヴォルフガング・メールホルン等世界を代表する巨匠のマスタークラスを受講。2004・5年イタリア・クープラ音楽祭にて2年連続でソリストに選ばれオーケストラと共演。東京フィル、神奈川フィル、群馬響などのオーケストラに首席奏者として客演。横浜シンフォニエッタメンバー。同団には結成当初より参加し、数多くの公演に首席奏者として参加。リサイタルや室内楽等でも活発な活動を行っている。




佐々木大輔【コントラバス】

北海道千歳市出身。16歳よりコントラバスを始める。東京藝術大学器楽科卒業後に渡米、アメリカフロリダ州リン大学にてディプロマコース修了。PMF、サイトウキネンフェスティバル松本、別府アルゲリッチ音楽祭などに参加。これまでに信田尚三、永島義男、山本修、西田直文、石川滋の各氏に師事。現在フリー奏者としてオーケストラ、室内楽、ソロ、アウトリーチなど様々な活動をしている。
ジョセフ・リンとデアリング東京オーケストラの共演によるCDモーツァルトヴァイオリン協奏曲5番「トルコ風」、バッハのゴルドベルク変奏曲を清水靖晃&サキソフォネッツと共演したCD「ゴルドベルク ヴァリエーションズ」が発売中。




高良久美子【打楽器】

東京芸術大学器楽科卒業後、吹奏楽、ミュージカル、スタジオワーク等の活動を始め、坂田明、小室等、大貫妙子、UA、ヤドランカ、チェンミン(二胡)、などさまざまなジャンルのミュージシャンのレコーディングやコンサートに参加。「ウェアハウス」「ボンデージ・フルーツ」「大友良英ONJO」「オルケスタ・リブレ」などのバンドで国内外のフェスティバルに出演。ほかにもフィルムワークス、NHKドラマ、映画音楽の録音や、文学座や三谷幸喜演出の舞台作品の音楽制作も手がけている。オペラシアター「こんにゃく座」には、2007年の“クラブマクベス”から参加している。



榊原紀保子【ピアノ】

東京音楽大学卒業、同校研究科修了。2001年東京文化会館新進音楽家デビューコンサートオーディション合格。2005年JILA音楽コンクール室内楽部門1位、2006年大阪国際音楽コンクール2台ピアノ部門第1位。国内外の演奏家との共演も数多く、チェコの名門Talich弦楽四重奏団とは二度にわたり共演。アンサンブルピアニストとしての信頼は厚く多数のCDや舞台音楽の録音に参加。2003年からオペラシアターこんにゃく座ピアニストとして日本全国で演奏する。




寺嶋陸也【指揮】

1964年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。オペラシアターこんにゃく座での演奏や、97年東京都現代美術館でのポンピドー・コレクション展開催記念サティ連続コンサート「伝統の変装」、03年パリ日本文化会館における作品個展「東洋・西洋の音楽の交流」などは高く評価され、06年にはタングルウッド音楽祭に招かれボストン交響楽団のメンバーと自作を含む室内楽を演奏した。作曲、ピアノ演奏のほか、東京室内歌劇場やびわ湖ホールのオペラ公演の指揮など、活動は多方面にわたる。オペラ『グスコーブドリの伝記』『ヒト・マル』『ガリレイの生涯』『末摘花』、カンタータ『伊邪那岐・伊邪那美』、合唱オペラ『そして旅に出た』、合唱劇『星の王子さま』ヴォードヴィル『タバコの害について』、『尺八・二十絃箏と管弦楽のための協奏曲』、合唱のための『詩篇第49番』『沖縄のスケッチ』、オーボエ・三味線と打楽器のための『異郷の景色』、古代復元楽器のための『大陸・半島・島』など作品多数。
「大陸・半島・島/寺嶋陸也作品集」(ALCD9026)、「二月から十一月への愛のうた(栗山文昭の芸術2/寺嶋陸也作品集)」(VICS61092)「寺嶋陸也plays林光」(NARD5034)「寺嶋陸也ピアノリサイタル~シューベルト3大ソナタを弾く~」(NARC2129~30 )など、多くのCDがある。
お茶の水女子大学文教育学部非常勤講師。

写真:島田大翼

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