オペラ『森は生きている』劇場日誌(2月19日):熊谷みさと

みなさまこんにちは。A組で10月の精と女王役をやっております熊谷です。ちゃみです。

本日は!いよいよ!!
A組の初日でございます!!!

本番の前に、本番さながらにゲネプロをして、夜にお客さまを迎えるという、実質2ステージ。

昨日はB組通し稽古とA組通し稽古を続けてやりまして、それを踏まえて本日朝から舞台では照明や道具類、機構の直し、またロビーや楽屋では衣裳の直しもしてくださっていました。

みんなのちからが集まって、ひとつの舞台が創られているんだわ…と改めて感じる朝でした。


ありがたや…と心の中で感謝を叫びつつ、一心不乱にメイクを進める出演者たち

どうでもいい情報ですが、わたくし恥ずかしながら、今回人生初の付け睫をしておりまして、途中で取れないでくれー!ということをとにかく祈り続けております。こんなに不安な物を日常的に付けているひとがいるなんて本当にすごいです…


「なんか楽しげな感じにしてください」という無茶振りに楽しげに応えてくれる私の女官長


ドキドキとわくわくとバタバタがまぜこぜになりながらあっという間にゲネプロが終わり、ダメ出しとアドバイスをいただき、ちょっぴり音楽稽古をして、あっという間に開幕です…!!



オーケストラピット覗き見

オーケストラって、なんかもう、それだけでわくわくしますよね。楽しい。

ピアノ1台と歌で上演するオペラ『森は生きている』が私は大好きだし、とっても親しみを感じているけれど、その聴き馴染んできた音楽がオーケストラで奏でられると、いきなりわくわくが爆発して、「底抜けに楽しいことが降りてきたー!!!!」って、私の中で私が飛び跳ねてしまって大変でした。意味わかりませんね。

もちろん合奏になったときの合わせ方とか、慣れていないことがたくさんあって、気をつけなきゃいけないことがいっぱいで、大変でもあるんですけど、こんなふうに聞こえるのか、とか、こんな音面白いなあ、とか、発見と学びがいっぱいあって趣深くて、自分のいろんな触手がそこらじゅうに伸びて、そっと触れてまわるみたいな、王蟲のあの金色のみたいな、ほんと何言ってるのか意味わかりませんね!!


そんなわけで、とうとうオペラ『森は生きている』新演出・オーケストラ版が幕をあけたわけです!!


本番休憩中にもお掃除道具の確認をしてくれているひとたち


明日誰がどうなるかわからない世の中で、本当に本番ができるのか、初日の幕は上がるのか、不安なことがたくさんあって、それぞれにそれぞれの抱える気持ちと生活と、たたかってきた日々だったと思います。

もちろん初日があけたからといって気は抜けない、より一層引き締めていかないといけないのですが、とにかく第一歩、この眞鍋演出版オペラ『森は生きている』が、初めてのお客さまに出会えたことを、純粋に嬉しく思います。

お客さまもそれぞれに抱えているものがあるなかで、劇場まで足を運んでくださったこと、心からありがとうの気持ちです。

客席から送ってくださる拍手のその音一つ一つが宝物として心に響くような夜でした。


さあ!明日はいよいよB組の初日です!!
見る度に進化して工夫に満ちたB組の団結力、楽しみですね!!
A組も負けじと最後まで頑張ります!!


チケットは売り止めになっている回もありますが、明日夜のB組初日や、22日(月)の13時と18時半、24日(水)13時の回も比較的余裕がありますので、今からでもお申し込みお待ちしております!


おまけ


チケット係の朋さん、今日も素敵です☆


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