オペラ『遠野物語』メンバー紹介(2021年4月〜6月ツアー)

2021年、初演から2年の時を経て、ついに『遠野物語』ツアーが始まります!


メンバーの主な役どころとお人柄をご紹介します!



柳田国男/髙野うるお
柳田先生をやっている時のうるおさんにはまるで違和感がない。美しい文章を書いている文学者そのものに見える。セリフも歌も、日本語が美しいと思わせてくれる。和服もよくお似合いです。



佐々木喜善/北野雄一郎
膨大なセリフと難解な歌を、どれほどの努力で身につけているのかとひたすら感心する。それでいて皆の前ではニコニコと穏やか。ツアーのための仕事もしっかりこなして感嘆する。東北弁がすっかり板についている九州男児。



水野葉舟/島田大翼
最初と最後ですっかり変わったようになる水野さん。難しい役どころだと思う。いやらしいところはねちっこく、爽やかなところはサラッとしてて、いつも魅せてくれる。自分はどういう役割でここにいればいいか、がわかってるんですね。



ノヨ(喜善の祖母)/梅村博美
台本の長田さんが、「“方言と音楽の融合”が本当に素晴らしい」と話してくださったが、それを一番感じられるのが、このノヨ婆さんが語る【マヨイガ】。梅さんは遠野訛りと音楽とずっと格闘し続けて、唯一無二の世界を作り上げた。



万蔵(喜善の祖父)、政の父 他/大石哲史
このオペラの中でいくつかのシーンで大石さんが演じる“お祖父さん”は、いずれの役もその人の背負ってきた家や人生が滲み出る。時にユーモラスに、軽やかに、時に重厚に。ますます円熟味が増してきた大石さん。これからも楽しませてください。



福二 他/佐藤敏之
このオペラの中では、家人を取られたり亡くしたりという辛い役が多く、胸を痛めている佐藤さん。その優しさから、みんなに「こんにゃく座のお母さん」と呼ばれています。



タケ(喜善の母) 、奈津 他/鈴木裕加
裕加さんの魅力はいろいろあるが、実は話すときの低音がすてき。色っぽくて、好きです。



柳田家の女中、美緒 他/豊島理恵
女中も山女も、実に生き生きと演じるポジティブ番長。何事にも前向きに取り組む姿勢は一緒にやってて気持ちいいです。



姑 他/彦坂仁美
独特の存在感がみんなと混じってなお光ります。姑は厳しい人ですが、一瞬のソプラノが輝きます。



遠野の少女 他/西田玲子
少女からゴシップ誌の記者まで、さまざまな役を早替わりで演じる玲子さん。どの役もしっかりその場に存在して、一石投じて去っていく。スパイスのようにキリリとしている。



人買い、貞吉 他/沢井栄次
富山出身の沢井さん。東北弁が妙にしっくりきます。村の男たちが土突きで地固めをするシーンでは、その美しいテノールを聞くことができます。



ザシキワラシ 他/沖まどか
まどかさんを見ていると、ザシキワラシってこういう風にその家の人に寄り添ってくれるのかなぁと思う。男でも女でもなく、大人でもこどもでもない。それをスッと体現してくれる、柔らかなひと。



車掌、馭者 他/壹岐隆邦
なんでもコツコツと仕上げるいっくん。遠野訛りもさまになってます。車掌や馭者など、このオペラの中では乗り物をつかさどり、たくさん地名を連呼します。



芳公 他/金村慎太郎
芳公のシーンの音楽大好きです。“芳公フーガ”と呼ばれています。その音の海の中を生き生きと泳ぎ回るしんちゃんはまるで水を得た魚のよう。美しいです。



みよ 他/鈴木あかね
神隠しにあったみよちゃんが30年の時を経て家に帰ってきた時、何を思っているだろうか。沸き起こる感情を丁寧に表現していけたら。



オクナイサマ 他/冬木理森
「おれ、手伝ってやる」と現れるオクナイサマはまるで冬木くんそのもの。演出の眞鍋氏からは“オクナイスマイル”とその笑顔を称えられた。



フルート/岩佐和弘
普通のフルートのほかに、アルトフルート(少し大きい)、ピッコロを奏で、その豊かな音色で遠野の世界を作り上げてくれます。座員の彦さんとは大学の同級生。



チェロ/朝吹元
ずしっとお腹に響く音からキイキイとネズミの鳴くような音まで、チェロのいいところをたくさん聞かせてくれます。梅さんとのマヨイガは、まるで対話のようです。



打楽器/高良久美子
打楽器スペースはワンダーランド。いろいろな楽器が並びます。一度しか演奏されない楽器もある中、いつもベストな音を探究し続けている高良さん。その音の点がつながって、大河のように流れていく。



ピアノ/服部真理子
欲しい音が欲しいタイミングで欲しい音量で翔んでくる感じ。圧倒的な信頼がある。数々のこんにゃく座のオペラを支える重鎮ピアニスト。



【スタッフ】


舞台部/吉田進也
こだわりの男。細かい作業に没頭すると止まらないが、丁寧な仕上がりには定評がある。本番中は障子の開け閉めという重要なポジションを担う。



制作マネージャー/高岡由季
なんでもできる由季ちゃん。ただ可愛いだけの人ではないということを、いつもこれでもかと見せてくれる。





長いツアーになりますが、体調を崩さないように、みなさまどうぞよろしくお願いします!



写真:熊谷みさと 文:鈴木あかね


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