ドン・キホーテ組 in 東京都北区『北とぴあ』(7月23日):壹岐隆邦


長かったようで、あっという間の今期ツアー、
東京は北区の"北とぴあ"にて、千秋楽を迎えました。

公演のない期間もいろいろと忙しいこんにゃく座員、また体育館公演を挟んでのホールでもあり久しぶり感は否めなかったけれど、仕込みはすっかり手慣れたもの。
吉田くんと2人で舞台前の作業をしているうちに、
降りてきたブリッジで見えなかった舞台奥では、
パネルがすべて組み終わり、吊り物も完了間近!

慣れてきたのもあるけれど、それに加えて今日は助っ人がひとり。
理恵さんは、秋のツアーでドン・キホーテ組に初参加するので、その予習も兼ねて手伝いに来てくれました。
舞台部の仕事は約20年ぶりだとか!
そうは思えないほど様になっているのは、さすがです。



今日の公演は、きたく子ども劇場さんと、こども劇場いたばしさんの鑑賞例会です。
おやこ劇場の例会といえば、素敵に飾られるロビーが楽しみのひとつ。
今回も何かあるかなと覗いてみると――
2頭の馬が出迎えてくれました!
さっそく、ロシナンテとサンチョ本人で楽しませて頂きました♪

2頭だけだと思ったら、階段の反対側にもう1頭!
乗りこなすのはもちろんベルです。



「ベル」といえば、ちょっと話が逸れるけれど、舞台では開演前に鳴らすチャイムやブザーの事を「1ベル、2ベル」とか「本ベル」とか言うのです。
こんにゃく座でもだいたい「3分前ベル」とかアナウンスするんだけれど、ドン・キホーテ組に限ってはそう言ってしまうと「3分前にベル(ブザー)を鳴らす」のか「3分前にベルが登場して前説を始める」のか判らない――
ということで、
ドン・キホーテ組では、いつからかアナウンスする時は「ブザー」と言う(書く)ようになったのでした。
めでたしめでたし。



閑話休題。
アナウンスを終えて、久々のホールに稽古にも身が入ります。
"サザエさん"と呼ばれている髪の毛くるくるのオードリー先生も、くるくると踊りのお稽古。

そして本番。
『さよなら、ドン・キホーテ!』はじめてのおやこ劇場での公演。
はじめから子どもたちの笑い声が聞こえてきて新鮮!
それからも大人から子どもまで随所で新鮮な反応が飛び交い、役者もそれに応えて熱い舞台になりました。
悲しいシーンで啜り泣く声や、中には子どもの面白いツッコミに会場全体が笑いに包まれる場面も。
幅広い世代に楽しんでいただける作品だということが感じ取れて、私も嬉しくなりました。

終演後は観に来てくれた座員や、鑑賞してくれた会員の方がたくさんバラシを手伝ってくださり、たいへん助かりました。
客席では、富山さんによるバラシ解説が小学生に向けて行われていました。
どんなお話をしたのでしょう。

きたく子ども劇場、そして、こども劇場いたばしの皆様、素敵な千秋楽をありがとうございました!
 
 
 
 
秋はまた違うキャスト、違うメンバーで日本全国にお届けします。
どうぞお楽しみに♪



【おまけ】
開演前にご飯をあげるベル

きたく子ども劇場さんの手作りクッキー♪
馬も人間も美味しくいただきました♪

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