遠野組 in 神奈川県鎌倉市『鎌倉芸術館』(4月24日):鈴木あかね

ついにこの日が来てしまいました。オペラ『遠野物語』ツアー、大千穐楽でございます。

そうは言っても感慨にふける間もなくいつものように一日は始まります。

朝から搬入口でラジオ体操をして体を暖めながらトラックを待つ面々

主催の鎌倉演劇鑑賞会、横須賀演劇鑑賞会のみなさまにも朝からお手伝いいただき、仕込みが始まります。

今日は2年目の新人、白石温さんも出動です。舞台部の仕事をいろいろ教わって、テキパキと働いてくれました!

休憩中に楽屋をのぞくと、私の化粧前には「ひとりで寂しくないように」と主催のみなさま手作りの座敷童子や河童が飾られていました。
西田さん、藍乃さんの化粧前にも!お花も飾っていただいています。

仕込みも終わって稽古タイム。今日も阿部家の面々は入念に田植え作業の確認です。リズムに合わせて植えながらバックしていく動きは簡単そうに見えて結構大変そうです。

今ツアーの楽士のみなさま。ピアノの服部真理子さん、フルートの岩佐和弘さん、チェロの稲田悠佑さん、打楽器の高良久美子さん。美しい音色と素晴らしいアンサンブルで、作曲家3人のこだわりの音楽世界を毎回飽くなき探究心をもって表現してくださいました。本当にお世話になりました。ありがとうございました!

全員での稽古を終えて、主催のみなさまとの対面式です。簡単な役どころ、見どころを自己紹介しました。楽しんでいただけますように。

本番は私たちもお客さまもひとつになって、とてもいい空気感があったのではないかと実感しています。
終演後に客席に「千穐楽おめでとう」「感動をありがとう」とプラカードを出していただいた時は思わず感動して涙が出てしまいました。


またいつか、みなさまに『遠野物語』をお届けできますように。
今ツアー、関わっていただいたすべてのみなさま、ありがとうございました!

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