25日の座日記担当の中村響に、次の座日記につづく、と書かれましたので続けます。
25日の公演の片付けが終わった後、翌日公演する北海道拓北養護学校に仕込み組は行きました。
私は非仕込み組(年齢、座歴によって仕込みを免除されます)
ピアニストの湯田ちゃんともう1人の非仕込みの武田茂を載せてワゴン車でホテルに帰ります。
仕込みで頑張ってる皆の為に、野菜をと思いまして、たかがポテトサラダ、されどポテトサラダを作ろうと買い出し。
北海道だから、良い野菜があるのでは?と思いましたが、ここは札幌のど真ん中、市場的なものは見当たらず、結局大丸デパートの地下で買い物。
玉ねぎ、セロリ、キュウリなどを買い、タラコの半額とか見つけて、釧路で買ったジャガイモと合わせて、ホテルの電子レンジでジャガイモをチンして、包丁とまな板は持っているので、ひたすら刻み、無事ポテトサラダ完成。
結局仕込み組がホテルに帰って来たのは20時頃。本当にお疲れ様でした。
そして翌日は
7:30ホテル出発。
8時には学校に、着いて、声出しをして、なかなか素敵な響きと喜び(毎日違う体育館で響きが違うので、その場その場の歌い方を調整する)
9:20開場。
9:30開演。
この拓北養護学校と言うのは、道内1番の重度の障害の子供達が集まっているとのこと。
ほとんどが車椅子の子供達で小学部から高等部まで約100名。同じくらいの数の先生達。
先生達は後ろでずっと立って、観てくださいました。めちゃくちゃウケてました。
子供達は、2時間もの作品、大丈夫かと思っていたら、皆さん凄くノってくれて、ずっと身体でリズム刻んだり、怖いシーンでは、きゃあと声をあげたり、ココが「助けてあげて」と言うと、息を呑んで集中してくれたり、それはもう、素晴らしい観客でした。
終わって、片付けの時にトイレにある洗濯機を借りて、衣装の洗濯をしていたのですが、その時に、中学部の女の子が、たどたどしく、しかし礼儀正しく
「とても楽しかった。凄かった。」と言うことを一生懸命話してくれました。その子の声は、ココが「おはよう!」と言った時に答えてくれた、その子に違いないと思い、聴いてみたら、恥ずかしそうに、「私です」と言ってくれました。
私達は、本当に、こういうお客様に育てられるなあとつくづく思います。
今回のチームは、去年、ロボットにデビューした、入江、中村、そして長くカエルの王様をやっていて、テトに初キャストについた泉が、すっかりベテランの貫禄をつけていて、さらに、入座したばかりの白石が、裏方で凄く活躍してくれました。
学校公演が我々の砥石であると言う光さんの言葉をあらためて実感したチームでした。
東北、北海道、思いの外、思った通り、暑かったけど、はい、乗り切りました。
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