小田藍乃さんが出演する『うたのことば』コンサートが開催されました!
副題が『ー谷川俊太郎 作品集ー』ということで、文字通り、昨年11月13日に亡くなられた谷川俊太郎さん作詩の曲を集めた演奏会です。
最初は、童謡やみんなの歌にもなった曲たち。
『日本語のおけいこ』という絵本でもある楽譜集より、
♪日本語のおけいこ(寺島尚彦)
♪ひとくいどじんのサムサム(林光)
♪うそだうそだうそなんだ(寺島尚彦)
ほかにも、NHK「みんなのうた」から
♪誰もしらない(中田喜直)
独特な世界観を持つ、易しく(優しく)かわいらしい響きの詩を、言葉を大切に歌い上げました。
話題は「俊太郎さんとの出会い」について。藍乃さんの出会いは、『ことばあそびうた』という絵本だったそう。
「『かっぱかっぱらった』とか、黙っては読めなかった。思わず口に出したくなる、"歌"の原点を教えてくれた絵本」。
歌の世界に踏み込むきっかけになったと言っても過言ではない、ということでしょうか。
♪しぬまえにおじいさんのいったこと
この詩に萩さんと、木下牧子さんの曲もあるのをご存知でしたか?
それを聴き比べるコーナーもあり、
第1部最後は、俊太郎さんの息子、谷川賢作さんの作品。
♪さようなら
♪ぴあの
♪はくしゃくふじん
♪私たちの星
第2部前半は、聴き応えある曲をじっくり堪能し、
♪『星の組曲』より(寺嶋陸也)
♪沈黙の名(寺嶋陸也)
♪守らずにいられない(前田佳世子)
♪はる(團伊玖磨)
最後は、合唱をやったことのある人なら一度は触れたことのある、
♪春に(木下牧子)
そして、俊太郎さんのデビュー詩集の表題詩でもある、
♪二十億光年の孤独(木下牧子)
を、出演者全員のハーモニーで締めくくりました!
アンコールの
♪信じる(松下耕)
も含め、
俊太郎さんの言葉が今も生き生きと私たちと共にあるんだという実感と喜びと、その先の、歌い手としてそれを歌い継いでいかなければいけないと思えた、そんなコンサートだったと思います!
受付周りをお手伝いされていた、いきさん、るつさんと、こんにゃく座の仲間たちと一緒に。
舞台写真:壹岐隆邦
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