ピノッキオ日誌開始:萩京子

なかなか正式なゴーサインが出せずにいた、新作『ピノッキオ』をひっさげての海外公演が、ついに本格的に動き出すこととなりました。
こんにゃく座にとっての、5回めの海外公演。
行き先は、マレーシア、インドネシア、ベトナム、タイ、ラオスの5ヶ国。出発はなんと一ヶ月後の5月9日です。
マレーシアのクアラルンプールでの公演が世界初演となるオペラ『ピノッキオ』。
出演者は歌役者4人とピアニスト1人、舞台道具一切を手荷物で運ぶ・・・というプロジェクトです。
来年2008年には東京で公演した後、旅公演も行なう予定です。

2月公演の『まっぷたつの子爵』に続くイタリア文学路線(?)。
ということもないですが、あの知らない人はいない『ピノッキオ』をオペラにしよう、しかも、たった4人のオペラに・・・というこの大胆な企画。
台本は山元清多、作曲は萩京子、演出は伊藤多恵、美術・衣裳は荒田良、そして出演、岡原真弓、井村タカオ、佐藤敏之、田中さとみ、ピアノは萩京子です。
本日4月9日稽古イン。
時折激しい雨の降るこの日、こんにゃく座の小さい方の稽古場、Bスタジオで稽古が始まりました。
打楽器隊としての幕開き。歌役者+ピアニストの5人がそれぞれのリズムを叩きながら練り歩く、という演出で、萩京子は自分で作曲したリズムを覚えられず、歩くコースも混乱し、大笑いとなりました。
井村クン曰く「役者って大変なんですよ。」
はい、わかっています!
稽古は始まり、作曲はまだ続きます。
各国のことばでセリフをしゃべる場面もあり、その翻訳が続々と上がって来ます。
かなり必死な日々となること間違いなしです。
この熱い日々を、稽古場より、皆様にご報告していきたいと思います。
どうぞ応援してください!

萩京子

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