ピノッキオの現場から:萩京子

5月9日(水)

6時30分 調布発リムジンバス。
8時5分 成田着。
集合は9時。早く着きすぎ~!
ハイエース組、スカイライナー組の順に到着。
個人の液体持ち物(化粧水など)、刃物等を制作のトランクに入れるなどの作業をする。
海外への旅はいろいろ面倒なことが多い。
この間、作ってきた自前のお弁当を食べる人あり。←オカハラ
本隊より1時間早く、高野、島田がマレーシア航空にて飛び立つ。
本隊は11時25分発JALにて。
機内食のお昼を食べた直後から爆睡!
7時間のフライト。
疲れた~!
時差は1時間。
クアラルンプールの空港にて、高野・島田と無事合流。
国際交流基金の島田さんが迎えに来てくれている。
まずは劇場へ。
2003年の『セロ弾きのゴーシュ』公演をおこなったアクターズスタジオ。
荷下ろし。
箱(袋)の中で小道具は壊れていないか?
・・・おおむね無事のようだ。
アコーディオン他、楽器もおおむね無事。
ひと安心。
明日の朝、テレビ出演があり、インタビューを受けることになっている。
そこで、「ピノッキオのテーマ」を歌おうということになる。
スタジオにピアノがないので、アコーディオンとピアニカで演奏するための稽古をする。
マレーシア時間の9時すぎ。(日本時間では10時すぎ)
もうおなかがペコペコである。
ホテルにチェックインしてから、屋台街へくりだし、旅の初日を祝った。
長ーい一日でした。

萩京子

5月10日(木)

朝7時40分、役者4人と萩、山崎はホテルのロビーに集合。
車で1時間ほどの距離のテレビ局。NTV7へ。
「ザ・ブレックファースト・ショー」という朝の生番組に出演。
キッチンとリビングルームのようなセット。
ピノッキオ役の井村と作曲の萩がインタビューに答えた後、「ピノッキオのテーマ」を歌い踊る。
4人が歌い踊るには狭すぎるセットで、「ピン・ピン・ピン・・・」と、まあ、涙ぐましい奮闘と思ってください。
生放送で、なにもかも「その場」の機転でどんどん進行していくスタジオを目の
あたりにしてびっくりした。
打ち合わせやサウンドチェックをやることになっていたのに、結局やらないまま、放送に突入してしまったのでした。
(放送された映像のビデオをもらったので、夜ホテルで見たら、大笑いでした!)
さて、テレビ局から劇場へ向かう。
舞台監督のくすちゃんと、高野・島田、演出の伊藤多恵さんは、すでに劇場に入って、照明の仕込み等、進めてくれていた。
(多恵さんはお散歩中!)
さて、出演者一同は、これまでマレーシアバージョンとして部分的に英語でセリ
フを入れて稽古していたのだが、マレーシアの国語であるマレー語も織り交ぜようことになり、通訳のハフィズさんの指導のもと、語学の練習。
お昼を食べた後、はじめからていねいに小道具であるドンゴロスの置き場所と、
居場所をあたっていった。
アクターズスタジオは、三方が客席に面しているので、上手・下手のお客様からの見え方を気にしながら、少しずつ変更していく。
劇場の冷房はすさまじくよくきいている。
温度調節は不可。
ONかOFF。
つけたり消したりしながら、長~い舞台稽古は進んでいくのでありました。
みんなの履いているくつがどんどん破け初め、小道具の傘が壊れ、稽古終了30
分まえに、クジラの小道具も壊れました!
ひゃあ!
この日記は、舞台稽古中に、ピアノを弾く合間にノートに書きました。
ホテルに戻ってから、パソコンから送信します!

萩京子

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