今日、稽古場の帰りに電車に乗っていたら、隣の人が読んでいる新聞で、観世榮夫さんがお亡くなりになった事を知りました。
…、…、…。
黙祷。
「まげもん」の稽古でワタクシは沢山、それはそれは沢山汗をかくので、1日にTシャツを3枚替えるのですが、今日は4枚替えました。
今日は、1幕2場の「浮世風呂」から返しました。
新お絹絡みを中心に。
お春で抜群のキャラクターを発揮していただけに、全く違うキャラクターで「まげもん」で生きていかなければならないから、その苦労たるや並大抵の事ではない。
本当に、並大抵の事ではないのです。
先代お絹と(自分が作り上げた)お春との闘い、とでも言ったらいいのか…。
お絹に限らず、全員が闘っている。
自分が出ていない場面でも、稽古場から目が離せない。
出てても集中。
見てても集中。
これは、疲れます…。
それにしても、たった3日で、何故こんなに疲れるのだろう?
と考えた。
気が付いた。
それは、演出家が来る前から、1日から8日間休まずやって来たからだ、と。
ピノッキオ組は、約50日、稽古とアジアの旅で、合計一週間ぐらいしか休んでいないんじゃなかろうか。
そりゃ疲れるわ。
今日の殺陣の稽古で、危ない(大ケガをする)場面が何度かあった。
ワタクシも、左手指を骨折したかもしれなかった。
殺陣は気を抜けない。疲れてくると、集中力を欠くので、とても危ない。
今日、殺陣の稽古をやって、
もっと自主稽古をしなければ、と思った。
明日は朝から稽古だ。
みんな、とても疲れているが、やらなきゃならない事はやらない訳にはいかない。
あと2日。
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