毎日何かが変わる、
と言うお話。
勿論、歌や芝居は毎日変わって行く物だけど、ここでは、照明や動き等の演出的な変更について書いてみます。
稽古場から、劇場入り、照明・衣装ありのランスルー。
ゲネプロ。
初日本番。
二日目、三日目。
毎回細かい変更があった。
特にオープニングとエンディングには高瀬さんの強いこだわりが。
勿論そこだけではなく…。
細かい。しつこい。
演出家というのは、かくもシツコイものか。
あ、そう言えばアノ人も、
そう言えばアノ方も。
みんなシツコイわ(笑)
しかし、変更した所を見ると、とても納得がいく。
なるほどな。
と
参りました。
という気持ち。
ちょっと悔しくもあり…。
シツコイのは、演出の高瀬さんだけではなかった。
ファイティングの渥美さん。
ゲネプロ終了後、
呼び止められる。
とあるシーンの段取りの変更。
「あそこさぁ、アレ拾うのやめよう。ゆーっくり睨みながら立とうとしてくれる?立ち上がったらダメだよ。このヤロー!って立ち上がる所で暗転。な、頼むよ。ちゃんと背中で芝居してね」
と、言われたのが本番1時間前。
めっちゃ緊張するって!
本番終了後。
「どうでした、渥美さん?」
「うん、良かったよ!…、でさぁ、あそこなんだけど…」
「はい?」
「やっぱりさぁ、照明がスーッて暗くなるだろ。そのスーッが、ストーンって落ちると同時にバッ!って立ち上がろう。あそこはさぁ…」
劇場から駅までの道すがら、何故そうするか、その意味や効果について渥美さんから伺ったのでした。
この変更に関しては、出演者もあまり知らないはず。
どこのシーンかは、劇場で見てのお楽しみ。
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